あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

フィルターつけてます(笑)

2012-03-02 22:18:17 | サンデー感想
 ちょっと遠出をしてました。出先で今年の大雪を実感してまいりました。確かに今年はちょっと、いやかなり異常な積雪ですね。


それでは以下はハヤテが長期休載だったことにようやく気が付いた件については全く持って申し訳ない今週のサンデーの感想です。


 出先は早売りサンデーの土地だったのにいつもより感想が遅くなってしまいました。いろいろとニヤニヤしながら堪能させていただいていたんですけどね。
 というわけで、まずはとにもかくにも哀ちゃん、第三位おめでとうございます!という喜びから始めないわけにはいきません。
 主人公とキッドは最初から論外とは思っていましたが、それに続く第3位しかもキッドに100票差というかなりの僅差は予想以上の大健闘でした。以前コナンドリルでの人気投票では新一に負けての4位だったらしいので、今回はある意味主人公を押しのけての躍進ですから、喜びもヒトシオというものです。
 順位についてもう少し細かく考えてみますと
 1位 江戸川コナン 2843
 2位 怪盗キッド(黒羽快斗)1696
 3位 灰原哀(シェリー)1592  
 4位 工藤新一  1443
 5位 服部平次  956
 6位 毛利蘭  612
 7位 赤井秀一 415
 8位 ベルモット 372
 9位 世良真純  292
 10位 高木渉  226
 という事ですが、応募総数11923というのは少ないですね。サンデーと単行本の両方購入という応募条件だということもありますが、それでも単行本の発行部数を考えると少ないと言っていいのではないかと思います。ここまでの長編漫画になると当然読者にも波ができます。単行本を買う=漫画の大ファンと単純にはくくり切れない面もあるでしょうし、はっきり言えば惰性で読んでいるという層が少なからずいると考えていいのかもしれません。すなわちこの人気投票に投票した読者は現在の名探偵コナンという作品のかなりコアなファン層であると言えるでしょう。

 その上で今回の結果を考えるなら、まずは主人公の得票率が25パーセントを切るというのは作品としては大きな課題だと言えるのではないでしょうか。現在の原作・映画の傾向は主人公無双というか主人公江戸川コナンのスーパー少年ぶりを発揮する方向が非常に顕著です。とにかく美味しいところを持っていき、カッコイイ(ただしGOD主観の)頼れるスーパー少年探偵の活躍が物語の中心であるわけです。しかし作品におけるそんな絶対的なヒーローたる主人公像は読者にとってはそれほど大きな意味を持っていないことが、この25パーセント以下という得票率から明らかです。
 これほど巻を重ねて登場人物が増加した今、賛否はともかくとして一種の群像劇の一面を持ち出したこの作品の場合は、それぞれのキャラについているファンがコアな層を占めていると考えるべきでしょう。すなわちファンが求めているのは現在のような日常の事件をスーパーヒーロー江戸川コナンの大活躍で解決するという作品ではないという事です。

 次に注目したいのは私としては哀ちゃんが躍進したので嬉しくはあるもう一人の主人公である工藤新一の墜落です。これはロンドン編の影響が少なからずあるんじゃないかと思います。ヒロイン蘭の6位についても同じことが原因の一つとしてあげられるでしょう。蘭の6位に関しては問題は順位よりもむしろ得票数でしょう。今回の応募条件を考えてもかりにもメインヒロインの得票数が3桁というのは灰原贔屓の私でも余計なお世話ながら心配になります。
 あのロンドン編は新蘭推しの方々にとっても決して満足のいく展開じゃなかったようです。とくにメインカップル二人の行動についてはその後のことも含めても、私が灰原贔屓であることを差し引いたとしてもかなり「どうなのよ?あんたたち」ということも多かったです。
 また一方であのように曲りなりにでもある一定の決着がついたことでメインカップルに対する注目度というか愛着に一区切りがついた人たちがいたとしてもそれは別段不思議ではありません。基本的にラブコメの場合は「出来上がっていない」ということが前提であり、「出来上がってしまったカップル」はラブコメにおいて存在意義の再定義が必要なのですが、それが上手くいっているとはお世辞にも言えません。この作品においては新一と蘭の互いの依存度というのが巻を追うごとに強固になって行きました。今回の二人の順位と得票はその辺からは納得ではありますが、しかし作品に対する危機感は相変わらず強くなっていくばかりです。
 
 また赤井とベル姐さん、世良については驚きというよりも読者の期待値な気がします。この人たちが出るストーリーは確かに面白いですし、スリルもショックもサスペンスも日常ループとはけた違いですから。キャラが愛されたというよりはキャラが連れてくる作品の根本ストーリーの進展に対する投票と言えるのでは、と思います。
 
 以上がとりあえず人気投票についての感想と私なりの分析です。できれば公式や編集部、GODにはコアなファン層の認識と希望として、それなりにこの結果を解析して今後に役立てていただきたいと切に願っているものです。

 
 すっかり人気投票が長くなってしまいましたが事件についてです。
 まさかの沖やんの登場は正直ちょっと驚きました。先週「どうせまた日常ループ」などと大変失礼をいたしました。青山先生には改めてお詫び申し上げます。
 
 さて、スキーに行くのに忘れ物をした哀ちゃんの護衛としてついてきたコナンというコ哀シチュエーションから始まりました今シリーズですが、何いきなりのこのツンデレ二人組(笑)私はこういう二人の関係は嫌いじゃありません。ちょっと微妙に距離がありつつも、二人だけの時のこの油断した感じが好きです。
 そんな哀ちゃんが挙げた「昴さん」が予想外でぶつぶつ言うコナンですが、ここは長年培われたコ哀フィルターで「本人の自覚が無い嫉妬&牽制」に変換して眺めてニヤニヤさせていただきました。
 沖やんの正体に何やら心当たりがある様子の哀ちゃんですが、これをどう考えるのかはまた改めて考察していきたいと思います。幸い次号は休載なので時間はありますしね。
 今回は哀ちゃんは沖やんとのコンビになりそうですが、実は私はキャラとしての沖やんは結構好きなんです。眼鏡で頭脳派で物腰柔らかというのは私のストライクゾーンを直撃しているので、そういう意味では昴哀ははなから否定ではありませんので(ただ赤井はねえ。明美さんが好きだっていうから仕方なく…みたいなポジションなので、そこがわからないとハマれないんです(苦笑))、なので次回からの沖やんとのコンビはちょっと楽しみにしています。

 推理については、前シリーズに懲りたので深くは考えません。ただビールの泡って上手に入れたら30分くらい余裕で持ちますよね?ってこういうこと書くから酒豪キャラで定着するんだよなあ(苦笑) 

  
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4 コメント

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Unknown (Qきち)
2012-03-03 00:31:17
こなんちは!

コナンくん1位おめでとうございます♪

今回は「コナンやキッドは私が入れなくてもどうせ上位に来るから」と、「下位キャラの底上げをはかることにした」という声が聞かれました。
大きいお友だちはそうやって票を分散させたのかもしれません・・・
返信する
大きなお友達 (覚蓮常)
2012-03-03 23:09:50
コナン君、一位おめでとうございます。そういえば哀ちゃんはコナン・キッド・新一・服部に囲まれているんですね。

なるほど。応募資格を考えると投票対象の年齢はかなり上になるでしょうね。それで分散というのはあるかもしれません。
最近はこの作品はどこをメインターゲットにしてるのか?と思う時があります。サンデーも読者層を読み違えた低年齢化路線から低迷が始まりましたしね。
返信する
挙げ足取りっぽいですが… (LIVED)
2012-03-04 20:44:49
「ダイの大冒険」の人気投票結果↓
http://mg1live.net/up-z/s/zoo1302396368680.jpg
応募総数15563通
1位 ダイ 3738票

単純にコナンと比較することはできませんが、結構票は割れるようです。
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懐かしい (覚蓮常)
2012-03-05 19:09:41
「ダイの大冒険」とは懐かしいですね。
ジャンプだったらこうやって見開き表紙か巻頭カラーでポスター風に大々的に発表してくれたんですけどね。それに比べて今回の人気投票発表は寂しいです。

このダイの人気投票はメンバーを見るとかなり佳境の時のやつでしょうか。
この作品の場合は作者がメインストーリーの一つとして「ポップの成長」を挙げてますから、そういう意味では「限りなく主役に近い脇役」であるポップが主人公に匹敵する票を集めているのは原作者の狙い通りだと思います。メインの二人でほぼ過半数というのは頷ける数字です。

コナンの場合はやはりキッドはスピンオフ作品ということ、それから作者が狙う主人公大活躍の方向性でありながら新一とコナンを足したとして35%とはるかに過半数に満たないというのは、やはりファンとの需要のズレを感じます。

といっての手元にある数字だけの分析ですし、例えば上でQきちさんがコメントされてる様な投票行動があったのかもしれませんから、一つの見方として見てもらえたらと思います。

まあ企画の取扱いを考えるとGODも編集部も販促の一環としてやっただけ、という感じの人気投票なので、公式もそれほどまじめに捉えてるとは思えませんけどね。
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