先日相方とコラボされたpixiv人気絵師のぱおさん(サイトのリンクも素敵なバナーに変わりました。必見ですよ)がtwitter上で私のリクに答えてくださり素敵な美神令子さまを描いてくださいました。
そしてその時にお礼として約束したのが以下の小話です。
お題は「中高生で元歩か元→歩」でしたが、むしろ元太のお悩み相談になってしまったような(苦笑)コナンが妙に良いお兄ちゃんなのはぱおさんのイケメン江戸川の影響です。
事件解決後、何やら落ち込んでる元太くんとコナンの会話です(中学生設定)。
「どうした元太?」
「オレ、情けねえよなあ」
「ん?何がだよ?」
「だってよ。今日だって歩美を助けたのはコナンじゃんか。好きな女も守れねえで何が少年探偵団団長だよ」
「バーロ、好きな女を守れてねえのはオレだって同じだよ」
「え?だって今日、灰原と歩美を犯人から助けたのはコナンじゃねーか」
「オレのは博士のキック力増強シューズの力だからな。それにお前が体張って犯人にタックルしてくれて、意識が逸れたから上手くいったんだしよ」
「でもよ…」
「なあ、元太。Jリーグのスタジアムが狙われた事件の時のこと、覚えてるか?」
「それって、ゴールポストに爆弾が仕掛けてあったやつか」
「ああ。あの事件でサッカーボール射出ベルトが使えなくなった時、オレは正直諦めちまったんだ。だけどオメーが持ってたヒデのサインボールを惜しげもなく蹴ってオレまで繋いでくれたんだよな」
「そんなこともあったな。でもそれだって決めたのおまえ…」
「まあ聞けよ。あの時、オレはオメーには叶わねえって思ったんだぜ」
「…何でだよ?」
「オメーはその場で一番良い方法を損得無しで選べる人間だってことさ。今日だってオメーの行動はみんなを助けるために一番合理的だったさ」
「でもよ…」
「まあ、とはいえ好きな女を自分の力だけで守りたいって気持ちはオレにもわかるぜ」
「え?」
「さっき犯人から逃げた灰原と歩美が最初に走って行ったのは、直接助けたオレじゃなくてオメーのところだぜ」
「それはオレが怪我したから…」
「バーロ。助けた女に別のヤローの所に走られるオレの身にもなれってんだ」
「…コナン。お前、案外焼きもち焼きなんだな」
「わりいかよ。ほら行くぞ!外で灰原と歩美が待ってんだからな」
「おう。なあコナン。オレ次は負けねえかな」
「バーロ、それはオレの台詞だよ」
そしてその時にお礼として約束したのが以下の小話です。
お題は「中高生で元歩か元→歩」でしたが、むしろ元太のお悩み相談になってしまったような(苦笑)コナンが妙に良いお兄ちゃんなのはぱおさんのイケメン江戸川の影響です。
事件解決後、何やら落ち込んでる元太くんとコナンの会話です(中学生設定)。
「どうした元太?」
「オレ、情けねえよなあ」
「ん?何がだよ?」
「だってよ。今日だって歩美を助けたのはコナンじゃんか。好きな女も守れねえで何が少年探偵団団長だよ」
「バーロ、好きな女を守れてねえのはオレだって同じだよ」
「え?だって今日、灰原と歩美を犯人から助けたのはコナンじゃねーか」
「オレのは博士のキック力増強シューズの力だからな。それにお前が体張って犯人にタックルしてくれて、意識が逸れたから上手くいったんだしよ」
「でもよ…」
「なあ、元太。Jリーグのスタジアムが狙われた事件の時のこと、覚えてるか?」
「それって、ゴールポストに爆弾が仕掛けてあったやつか」
「ああ。あの事件でサッカーボール射出ベルトが使えなくなった時、オレは正直諦めちまったんだ。だけどオメーが持ってたヒデのサインボールを惜しげもなく蹴ってオレまで繋いでくれたんだよな」
「そんなこともあったな。でもそれだって決めたのおまえ…」
「まあ聞けよ。あの時、オレはオメーには叶わねえって思ったんだぜ」
「…何でだよ?」
「オメーはその場で一番良い方法を損得無しで選べる人間だってことさ。今日だってオメーの行動はみんなを助けるために一番合理的だったさ」
「でもよ…」
「まあ、とはいえ好きな女を自分の力だけで守りたいって気持ちはオレにもわかるぜ」
「え?」
「さっき犯人から逃げた灰原と歩美が最初に走って行ったのは、直接助けたオレじゃなくてオメーのところだぜ」
「それはオレが怪我したから…」
「バーロ。助けた女に別のヤローの所に走られるオレの身にもなれってんだ」
「…コナン。お前、案外焼きもち焼きなんだな」
「わりいかよ。ほら行くぞ!外で灰原と歩美が待ってんだからな」
「おう。なあコナン。オレ次は負けねえかな」
「バーロ、それはオレの台詞だよ」
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