MVPを君に

　鉄は熱いうちに！萌えも滾ってるうちに！というわけで、コメ返等滞らせていますがもう我慢できませんでした。　


　今回の緋色シリーズの主役はこの二人だよね！ということで以下はサンデーネタバレ小話です。読まれる方はご注意を。


「もしもし、優作？ようやく終わったわ～」
「TV見てたよ。お疲れ様だったね」
「見てたの？ということは上手くいったみたいね」
「ああ。計画に甘いところはあったが、概ねアイツの描いた絵の通りにいったんじゃないか」
「そう。まあ貴方の事だから上手く軌道修正してあげたんでしょうけど、新ちゃん拗ねてたでしょ？」
「ははは。アイツに気づかせるようなへまはしないさ。『勝手に喋り出すから…バレるんじゃないかとヒヤヒヤもんだったぜ…』と文句は言われたがね」
「まだまだ未熟者ね、新ちゃん。…でも優作って本当に演技の才能ないわね」
「ダメかい？これでもマカデミー賞受賞者なんだが…」
「貴方は脚本賞でしょ？…ところで、どうだった久しぶりの私の演技は？」
「素晴らしかったよ。私が審査員ならば今夜の助演女優賞は間違いなく君に贈るところさ」
「そう！じゃあ私もまだまだ女優としてやっていけるわね～。また復帰してマカデミー賞主演女優賞をめざそうかしら♪もちろん優作の脚本で」
「それは止めた方が良いな」
「どうして？」
「その作品は悲恋モノしかありえないからさ。たとえフィクションだとしても君を誰かに渡すつもりはないからね」


優作さんはシレッと甘いことを言える人だと思います。父は偉大なのです。