エリー可愛いよエリー

　本日、今期の朝ドラ『マッサン』が最終回を迎えました。
　
　twitterで私のツイートをご覧の方はすでにご存知かと思いますが、この半年というものヒロインエリーの物語にどハマりして、彼女の一挙手一投足に萌え転がっておりました。

　というわけで、以下はエリーと過ごした半年間を振り返っておきたいと思います。


　朝ドラ視聴中のマダム方に怒られるために、はるか昔から仕事の外回りスタートが8：30と定まっていることもあり、朝ドラは以前から結構見ています。とはいえ三週間くらいであわないと思えばスパッと切ってその時間は撮りためていた深夜放送アニメを見るというのが、長い間の私の朝の生活スタイルでした。
　去年の春「ごちそうさん」が終わるころ出始めた朝ドラ情報は「ヒロインが外国人」というものです。朝ドラは四月スタートの東京製作（通称「AK」）と九月スタートの大阪製作（通称「BK」）の二種類があるんですが、そのニュースを見た時はかなり懐疑的でした。
　これまでも双子、ネガティブ、藤山直美とヒロインで数々の冒険をするBKがまた何とも血迷ったな、と思っていましたとも。全くもってこの点についてはBKスタッフ様にフライング土下座でお詫び申し上げます。すいませんでした！
　そんな中、始まった第一話を見た所、私は雷に打たれたような衝撃を覚えました。綺麗な金髪を束ねた目が青い美女が可愛く微笑んで、トランク片手に玉鉄と並木道を駈けていくシーンを見た時の衝撃を今でもまざまざと思いだせます。か、可愛い！！！とりあえず彼女がエリーということを覚えて、次の日の二話冒頭でマッサンと手を繋いで歩くエリーを見た時確信しました。エリー！可愛いよエリー！ということを。そしてそのまま視聴を続け、その週の土曜日に一人スコットランドに帰ろうとしたエリーをマッサンが引き止め「エリー、この手離すなよ！」そう叫んで、エリーを抱きしめてクルクルした時にもうダメだと思いました。ええ、まさに萌え堕ちるとはこのことですよ！！

　それからは毎日、毎日エリーがいかに可愛いかということをtwitterで呟き続ける私がいました。大阪に行ってからお米が炊けるように特訓するエリーに萌え、大阪のみんなに「エリーちゃん」「エリーちゃん」と可愛がられる姿に全力で同意し、マッサンが無職なったり、姑にいじめられたりして苦労するエリーに心を痛め、寝ても覚めてもエリーの可愛さに悶える日々です。ちなみに私はエリーの髪型の中では大阪初期のセイバーヘアスタイルが断トツで好きです。
　あとこの頃のベストエリーは鴨居の大将に頼まれて通訳した時に相手の失礼な態度に怒って腕組みしてプンスカしているエリーです。これはもう全編を通してもベストかもしれないくらいエリー可愛いよエリー！

　季節が秋から初冬に変わる頃になっても私のエリー熱は落ち着くところを知りませんでした。というかエリーが可愛らしさにどんどん磨きがかかっていくのです。ちょうどこの頃、物語もエリーにとって辛い時期が続くんですが、実はこの「マッサン」という作品にはモデルがいて、その人の伝記を依然読んだことがある私としては、その後の展開がちょっとわかってるんですよね。だからその後のエリーの辛い運命もわかっててとても辛くてもう見てられないんですけど、それはそれとしてエリーは可愛いわけです。もう朝からエリーは可愛いは話は辛いわで大変な日々でした。
　基本、朝ドラというのは一週間構成になっていて、物語のクライマックスが金曜・土曜に来るんですが、もうこれくらいになると週末は毎週、朝から目が真っ赤というのが当たり前になりはじめました。あの伝説のあさイチの有働アナウンサーの号泣受けがでたのもこの辺りでした。
　この頃の私のベストエリーは山崎にウイスキーのための水源を探しに行くときのピクニックスタイルですね。これがまた赤のチェックのスカートが可愛い可愛い！

　そんなこんなでついにお正月、物語は新局面を迎えます。マッサンの大阪でのウイスキー作りが上手くいかず独立することになるのですが、その前にエリーを認めない姑が亡くなるんですが、その最期の時にエリーに花嫁衣装を着せるんですよね。和装の打掛なんですが、これがまたもう可愛い！可愛い！！筆舌に尽くしがたい可愛さです！！お話はとても感動的で、目からは水がこぼれているんですが、でも一方で着物のエリーは可愛いわでもうどうしたらいいのかパニック状態です。
　ちなみにこの頃のベストエリーは打掛姿は別格として北海道に移住する時のスーツ姿です。もうね、今までの愛らしさだけでない、大人の魅力が滲みでる大変麗しい姿でした。

　そしてついに始まった北海道編。大阪の時よりも落ち着いた大人の女性になったエリーもまた魅力的です。後半は少し老眼なども入ってきたりするんですが、眼鏡姿がまた知的な感じです。というかおばちゃんになったエリーも可愛いよエリー！ってヤツです。
　で、北海道に来てからは日本がだんだん戦争に向かっていくので、外国人のエリーには辛い時代になっていきます。実は私は朝ドラは戦争が始まると見ないんですよ。朝から暗い話見るの嫌だから。でも今回ばかりはエリーがいるので、そんなわけにはいきません。毎日胸がつぶれる思いで見てました。
　そんな空気の中、外国人のエリーがスパイ容疑で逮捕されそうになるんですが、その時のエリーの姿はいま思い返すだけでもちょっとウルウル来るくらい毅然として美しかったです。涙の向こうのエリーが輝いてました。

　終戦後はどんどん老いていきついに今週最後を迎えたんですけど、今週は月曜からずっとウルウルしてました。エリーがマッサンと離れるのが辛くてつらくて。でも、やっぱり迎える最期の時、エリーはマッサンの腕の中で亡くなりました。マッサンがエリーの手を握って日本に連れてきた時も北海道に来た時もいつもいつも大事な時に言ってくれていた「エリー、この手を離すなよ」とい言葉に頷きながら逝ってしまったエリーを見て、私号泣。あまりに泣けてきて鼻水が出るくらいの号泣ですよ。それが昨日の金曜日のお話です。

　そして、今日。最終回はエリーが亡くなる前にマッサンに残したラブレターを読むという話だったんですが、これが泣かざるを得ない！というかもうずっと泣いてて、最後はちょっと耳の奥が痛かったですよ。
　
　というわけで半年間ずっとエリーを応援してきたんですが、とにかく良いドラマでした。ずっとエリーのことしか書いてませんが、ドラマとしても本当に素晴らしかったです。そしてエリーはとにかく可愛かったです。

　しばらくしたら総集編放送があると思いますので、興味がお有の方は是非ともエリーを、じゃなかった「マッサン」をご覧ください。