先日診断メーカーで遊んでいると↓のお題が出ました。
あなたは10RTされたら「俺の胸なら、いつでも貸してやる」の台詞を使って比護志を描(書)きましょう。 https://shindanmaker.com/528698
さすがに10RTは無いかと思っていたら、ありがたいことになんとまさかの11RTいただきました。
というわけで以下は比護志小話です。
週刊誌に比護さんのスキャンダルが掲載された翌日の阿笠邸地下@志保さんの研究室
「つーわけでこの分析を頼みてーんだけど」
「どういうわけかは全く分からないけど、とにかく引き受けてあげるわ。用はそれだけ?なら適当にその辺に置いておいて頂戴」
「オメーな……ったく今日は志保の機嫌わりーな。まあ、しょうがねーけどよ」
「何よそれ?探偵の感とやらも鈍ったんじゃないの」
「いや。普段のオメーならそんなガキみてーなケンカの売り方しねーだろうが。比護さんからなんか連絡あったのか?」
「例のスキャンダルの事?昨日、電話があったわよ。もちろん根も葉もない噂だって。写真はよろけたのを支えた所を取られた捏造だそうよ」
「ま、そらそーだろ。比護さん、どう考えても志保にぞっこんだもんな。で、オメーは何て答えたんだ?」
「別に。『わかった』って…」
「はあ?まさかそれだけかよ!?」
「それだけよ。他に何を言えって言うのよ。記事が嘘だなんて最初からわかってたことだし」
「うそつけ。妬いてるなら『妬いてる』ってはっきり言えばいいじゃねーか」
「べ、別に妬いてなんか…」
「んじゃ、何でそんなにイライラしてんだよ?気にならないんだろ?」
「それは…さすがに見て気分の良いものじゃないし」
「バーロー、それを『妬いてる』って言うんだよ。……なんでそれを正直に比護さんに言わなかったんだ?」
「だって、比護さんはウソをつくような人じゃないし、他に何か言っても彼を困らせるだけでしょう?」
「はあ……。だ、そうですよ比護さん」
「え?ひ、比護さん!?」
「ごめん。電話の君の声があんまり無理してるように聞こえたから、工藤君に相談したんだ」
「工藤君、あなた……」
「まあ、そういうことだ。オメーも嫌なことはちゃんと口に出せよな。何なら泣く時は俺の胸なら、いつでも貸してやるぜ?」
「悪いけど、それはオレの役目だから冗談でも遠慮してもらえるかな、工藤君?」
「な?比護さんくらいとは言わねーけど、オメーもちょっとははっきりヤキモチ妬いても良いと思うぜ、志保?それじゃ。比護さん、オレはこれで」
そうして見つめ合う二人を残してさっさと地下室を後にした工藤君の顔が少し寂しそうだったのはまた別のお話。
あなたは10RTされたら「俺の胸なら、いつでも貸してやる」の台詞を使って比護志を描(書)きましょう。 https://shindanmaker.com/528698
さすがに10RTは無いかと思っていたら、ありがたいことになんとまさかの11RTいただきました。
というわけで以下は比護志小話です。
週刊誌に比護さんのスキャンダルが掲載された翌日の阿笠邸地下@志保さんの研究室
「つーわけでこの分析を頼みてーんだけど」
「どういうわけかは全く分からないけど、とにかく引き受けてあげるわ。用はそれだけ?なら適当にその辺に置いておいて頂戴」
「オメーな……ったく今日は志保の機嫌わりーな。まあ、しょうがねーけどよ」
「何よそれ?探偵の感とやらも鈍ったんじゃないの」
「いや。普段のオメーならそんなガキみてーなケンカの売り方しねーだろうが。比護さんからなんか連絡あったのか?」
「例のスキャンダルの事?昨日、電話があったわよ。もちろん根も葉もない噂だって。写真はよろけたのを支えた所を取られた捏造だそうよ」
「ま、そらそーだろ。比護さん、どう考えても志保にぞっこんだもんな。で、オメーは何て答えたんだ?」
「別に。『わかった』って…」
「はあ?まさかそれだけかよ!?」
「それだけよ。他に何を言えって言うのよ。記事が嘘だなんて最初からわかってたことだし」
「うそつけ。妬いてるなら『妬いてる』ってはっきり言えばいいじゃねーか」
「べ、別に妬いてなんか…」
「んじゃ、何でそんなにイライラしてんだよ?気にならないんだろ?」
「それは…さすがに見て気分の良いものじゃないし」
「バーロー、それを『妬いてる』って言うんだよ。……なんでそれを正直に比護さんに言わなかったんだ?」
「だって、比護さんはウソをつくような人じゃないし、他に何か言っても彼を困らせるだけでしょう?」
「はあ……。だ、そうですよ比護さん」
「え?ひ、比護さん!?」
「ごめん。電話の君の声があんまり無理してるように聞こえたから、工藤君に相談したんだ」
「工藤君、あなた……」
「まあ、そういうことだ。オメーも嫌なことはちゃんと口に出せよな。何なら泣く時は俺の胸なら、いつでも貸してやるぜ?」
「悪いけど、それはオレの役目だから冗談でも遠慮してもらえるかな、工藤君?」
「な?比護さんくらいとは言わねーけど、オメーもちょっとははっきりヤキモチ妬いても良いと思うぜ、志保?それじゃ。比護さん、オレはこれで」
そうして見つめ合う二人を残してさっさと地下室を後にした工藤君の顔が少し寂しそうだったのはまた別のお話。
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