kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

2016年11月27日 | ★★☆☆☆
日時:11月19日
映画館:バルト11

前作「アウトロー」を劇場で見そびれたことを後悔したものだから、今回はちゃんと劇場へ。

トム演じるジャック・リーチャーは元米陸軍憲兵特別捜査官で、現在は流れ者。時々、米軍絡みの犯罪操作を手助けし、後任にあたる女性捜査官を情報交換をしている。

今回はその女性捜査官が逮捕されたことから、アフガンでの米兵殺害事件の真相を暴く。

前作ではリーチャーの流れ者っぷりが描写され、その辺がなかなか楽しかったのだが、今回は省略されているのが残念。シリーズ2作目だから仕方ないか。

また、他人と距離をおいたキャラクターだったリーチャーに隠し子騒動が発覚。娘とおぼしき女の子が事件に絡む。このため、非情のキャラだったはずが、人間的な行動を強いられることになる。

女性ふたりとややこしい事件に、命がけで首を突っ込むトム。そこに男らしさが・・・あんまり感じられない。

今回の悪役はパトリック・ヒューシンガー扮するハンター。武術に長けた冷酷非情な殺し屋なのだが、その雰囲気に比してキャラがあまりにも典型的で薄っぺらい。もったいないなあ。

事件の黒幕役はロバート・ニッパーなのだが、前作のウェルナー・ヘルツォークのスクリーン外も含めた異様な存在感と比べると、ニッパーが可哀想なくらい。

事件の真相もあまりひねりもなく、説得力もない。今時、珍しいくらいのストレートさ。

全体に普通のアクション映画に終わっているのが残念。主演がトムである必要ないよなあ。






題名:ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
原題:Jack Reacher Never Go Back
監督:エドワード・ズウィック
出演:トム・クルーズ、コビー・スマルダース、ダニカ・ヤロシュ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 広島県立美術館特別展「だま... | トップ | われらが背きし者 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

★★☆☆☆」カテゴリの最新記事