日時:3月1日
映画館:広島市映像文化ライブラリー
その他:フランス映画特集の1本。この手の映画をスクリーンで見ることができるなんて。
1940年、ドイツ軍のフランス侵攻を受け、ダンケルクに敗走した英仏連合軍が、ドーバー海峡を越え、英本土へ撤退した史実を基にした戦争映画。(1964年製作)
この映画もその史実を追いかけた映画かと思っていたが、ちょっと毛色の違う。ジャン・ポール・ベルモント扮するフランス軍兵士は原隊とはぐれ、廃墟となったダンケルクから、ルフトヴァッフェ(ドイツ空軍)の空襲が間断なく続く中、英本土への脱出を試みる。その過程で、従軍牧師やブレン機関銃を愛用するフランス軍兵士、一軒家を守る若い女性、フランス人女性と結婚した英軍兵士、撃墜されたドイツ軍パイロットなど多くの悲しい人間模様を目にする・・・。
負け戦が題材なだけに、爽快感があろうはずもないが、それでもまだまだ牧歌的にみえるのは、この後、第二次世界大戦がどれだけ悲惨なことになっていくかを知っているからだろうな。
印象的なのは、何度も出てくる1シーン1カット。ベルモントの会話中に、後方でボッカーンボッカーンとカット無しで爆発シーンが続くと、こちらもなかなか緊張してしまう。
他にも、現在ならCGで再現しそうな一大群衆シーンや海岸の見事なロケーションなど、スクリーン越しでないと味わえない当時の映画の良さが伝わってくる。
音楽はモーリス・ジャール。こういう映画には彼の音楽がよく合うね。
ところで、この撤退する英軍にドイツ軍のスパイが紛れ込んでいて、英本土で破壊工作を行うというのが、エンツォ・G・カステラッリの「空爆大作戦」。歴史考証としては無理があるが、「地獄のバスターズ」同様、カステラッリらしい「皮肉な運命と対峙する主人公」が描かれていて、これはこれで好き。
映画館:広島市映像文化ライブラリー
その他:フランス映画特集の1本。この手の映画をスクリーンで見ることができるなんて。
1940年、ドイツ軍のフランス侵攻を受け、ダンケルクに敗走した英仏連合軍が、ドーバー海峡を越え、英本土へ撤退した史実を基にした戦争映画。(1964年製作)
この映画もその史実を追いかけた映画かと思っていたが、ちょっと毛色の違う。ジャン・ポール・ベルモント扮するフランス軍兵士は原隊とはぐれ、廃墟となったダンケルクから、ルフトヴァッフェ(ドイツ空軍)の空襲が間断なく続く中、英本土への脱出を試みる。その過程で、従軍牧師やブレン機関銃を愛用するフランス軍兵士、一軒家を守る若い女性、フランス人女性と結婚した英軍兵士、撃墜されたドイツ軍パイロットなど多くの悲しい人間模様を目にする・・・。
負け戦が題材なだけに、爽快感があろうはずもないが、それでもまだまだ牧歌的にみえるのは、この後、第二次世界大戦がどれだけ悲惨なことになっていくかを知っているからだろうな。
印象的なのは、何度も出てくる1シーン1カット。ベルモントの会話中に、後方でボッカーンボッカーンとカット無しで爆発シーンが続くと、こちらもなかなか緊張してしまう。
他にも、現在ならCGで再現しそうな一大群衆シーンや海岸の見事なロケーションなど、スクリーン越しでないと味わえない当時の映画の良さが伝わってくる。
音楽はモーリス・ジャール。こういう映画には彼の音楽がよく合うね。
ところで、この撤退する英軍にドイツ軍のスパイが紛れ込んでいて、英本土で破壊工作を行うというのが、エンツォ・G・カステラッリの「空爆大作戦」。歴史考証としては無理があるが、「地獄のバスターズ」同様、カステラッリらしい「皮肉な運命と対峙する主人公」が描かれていて、これはこれで好き。
題名:ダンケルク 原題:WEEK-END A ZUYDCOOTE 監督:アンリ・ヴェルヌイユ 出演:ジャン・ポール・ベルモント、カトリーヌ・スパーク、フランソワ・ペリエ |
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