Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」を読んだ

2012年11月11日 | 読書
私が住む地区には
1)書店
2)映画館
3)レンラルビデオ店
が一軒もない。
わが町にも小さいが貴重な図書館は「ふるさと創生一億円」のお陰で出来た。
本が少なく、やや古いのは仕方ない。
ふるさと創生一億円で宝くじを買った村、温泉のボーリングをやって一億円が泡となって消えた村もあったって。
愚か者はどこにもいる。

本は基本的に図書館で借りるか、インターネット(アマゾン)を通じて購入している。
「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」は広告を見て、アマゾンから購入した。


アメリカの研究組織、ワールド・バリューズ・サーベイが各国の個人を対象に、現在の幸福度を調査し、ランキングした「幸福度ランキング2008年度」の結果1番となったそうです。
「あなたは幸せですか?今の生活に満足していますか?」の質問に「幸せです」と答えは人数が一番多かったそうです。
私はこの段階で「ウーン臭いなー」と思ってしまったのですが・・・。
かって「ジャパン アズ ナンバーワン1979年」という本がベストセラーになった。
日本がグイグイ経済成長を成し遂げていた時であった。
日本の制度は全て良い・・・日本を手本にせよ!なんて書かれてあった。
今、日本の制度は全てダメ・・・今度は北欧を見習え!
この間までは「ブータンを見習え」と、テレビでさんざ放映していた。
最近ブータンのことは皆さん忘れかけている。
見習うにしては、ブータンは貧しすぎる・・・他に無いか?
今度は、デンマークだ。

「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」の内容は、多分ここに書かなくてもおよそ想像できると思う。
所得税45%、消費税25%。
それで福祉は完全。
誰も老後を心配する必要は無い。
学校、医療は全て無料。
ホームドクターがいるので安心。
失業しても国が仕事を紹介してくれる。
子供は全て無料・・・ベビーシッターなども全て・・・とにかく全て無料。
人生の心配は何も無い。
ゆりかごから墓場まで」が実現された国だって。

日本の「生活保護」制度。
これを悪用する人が後を絶たない。
働かずに「生活保護」を受けて、パチンコ三昧の人も。
日本では、このような矛盾をテレビ局が調査放映して国民に知らせている。
これを知らせなければ「生活保護」はとても良い制度・・・私達は幸せだ!となる。
大学も無料がいいが、大学へいけない人も、その費用を税金で負担することになる。
結婚しない人、子供のいない人も子供手当てを負担することになる。
高福祉をやるのは簡単。
でも現実の高福祉は難しい。
デンマークの光と影を買えば良かった。
絵を描く時「光当たれば必ず影がある」。

デンマークは地理的にドイツの隣。
かってはドイツに占領されたりしたが、EUが出来た現在は協力関係にある。
ドイツが好調な間は、その恩恵を受けているはず。
昨今、急にデンマークが、表に出てきたのは何故?
10年後のデンマークも今と同様に「幸せです」であって欲しい。
日本みたいに「デンマークの制度は全てダメ」とならないように願う。
でも、人口の少ない国は「高福祉社会」が可能なのかも知れない。
日本やイギリスで出来ないことを、北欧では可能なのかも知れない。

かっての英国病にならないように。
つまり、福祉、福祉・・・としたら国民は働かなくなってしまった。
英国病に関してはこの方のブログは参考になります。



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