Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

「なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか」を読んだ

2012年10月24日 | 水彩画
「なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか」加瀬英明、ヘンリー・S・ストーク著
2012年8月出版
帯には「ルーズベルトが周到に敷いた開戦へのレール
そうとも知らず和平を願い、
独り芝居を演じる日本政府
この教訓から、今日、何を学ぶか?」と書いてある。
マッカーサーが厚木基地に降り立つ写真が、帯にあったので買ってしまった。
政治と宗教のことは、ブログに書かないことにしている。
これは、もう政治ではなく歴史・・・。
でもブログで深入りしたくない。



アメリカは日本の暗号を解読していたので「真珠湾攻撃」を事前に知っていた・・・というのも十分に納得。
「真珠湾攻撃」の時に肝心の空母2隻と新鋭護衛艦数十隻が留守というのは・・・
「ミッドウェ島に戦闘機を運ぶ任務についた」とある。
「真珠湾攻撃に残っていたのは、第一次世界大戦で使った古い戦艦ばかり」とも。

「国敗れてマッカサー」には「休日なのに空母2隻は急遽演習呼び出しとなった」と言う証言が書かれている。
いずれにしても、空母2隻はトットと逃げたのでしょう。

真珠湾攻撃でアメリカ国内の世論は一気に開戦に傾く・・・このことは、あちこちの本に書かれており、驚くことではない。
これがルーズベルトのシナリオかどうかは、彼が1945年4月つまり終戦の年に亡くなってしまったので、真実は分らない。
でもルーズベルトのシナリオというのも十分にあり得る。
ルーズベルトは早くイギリスと共にドイツに立ち向かう必用があったから。
イギリスが降伏すると、次の標的はアメリカになるから。
この本、面白くて一気に読んでしまった。
小説のつもりで読んだ。

トルーマン大統領がマッカーサー嫌いであったことは、Patrick もしばしば言う。
アメリカでは常識みたいだ。
まぁマッカーサーはトルーマンにの命令に従わなかったから、「次期アメリカ大統領は俺だ」と信じていたから。
当時の日本も、次期アメリカ大統領はマッカーサー様と信じていたみたいだ。
それが大統領予備選に2回も落ちて、失意のマッカーサー様に日本も驚愕。
マッカーサーは陸軍士官学校(ウエストポイント)トップの成績で卒業。
トルーマンは学歴なし。
何で何で、あんな奴が・・・とマッカーサーは思ったでしょうな。

2つの本とも、アメリカが作った日本国憲法、特に第九条に多くのページを割いている。
「そりゃ、軍隊を持たなければ、平和が保てる」なんて簡単には思えない。

NHKのドラマ「戦後を創った男 吉田茂」では、吉田首相が風呂に入りながら、内縁の妻(着替えを持ってきた)に、こんな話をする場面があった。
「日本は平和憲法を制定したんだ・・・軍隊を持たないんだよ」
「それは良いことですね」
「良いことばかりじゃない。
軍隊を持たないということは、アメリカの軍事基地が日本に永久に存在することになるんだ・・・」


本の 簡単な解説はこれ

今日は「深谷カルチャーセンター『水彩画入門』に体験入学」する。
エエィうるさい! オレの足から離れろ。
靴下が伸びちゃうぜ。
布告無しに戦争を仕掛けるなツーノ。
 
こんなことばかりやっていて、体重1.4Kgになった。




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