Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

インド結婚式出席そして観光(8)

2012年11月07日 | 旅行
リヤカーを降りて、歩いた。


門をくぐって・・・。




タージマハルが覗ける所で「あなたが近づくとタージマハルも近づいて来て、遠ざかるとタージマハルも遠ざかる」とガイド氏。
確かにここからはそう見える…かな。


でもここは人で一杯。門を出た所でガイドがタージマハルの説明をしてくれたが、聞いていなかった。
ガイドの日本語がひどくて分らない。
1600年代に造った建造物だけは記憶した。
インド全盛期時代か・・・。


「ここから写真を撮るといいですよ」ガイドが私達の写真を撮ってくれた。


ガイドの友人らしき若者が「タージマハルの写真を買わないか」と来たが断った。
ガイドは「2人で20分くらいタージマハルを見学してきてください。
私はここで待っています」更に
「日本語を話す人が来ても相手にしないで」とアドバイスをくれた。






タージマハルに上がるには靴を脱がなくてはならない。
盗まれるのが心配なので2人の靴を私のカバンの中に入れて上がった
良い靴なら、確実に盗まれる
上は大理石で靴下を脱ぐと足がヒヤリとして気持ち良い。


上はかなり広く大勢の人がいてもごった返さないほど広かった。


結構暑くて日本人の男性2人が日陰で休んでいた。
そう言えば皆日陰の所に集まっている。
さっき写真を撮った川が望められ、遠くの川には牛が寝そべっているのが望めた。


タージマハルの中にも入った。
この中は一周できるようになっており、かなりの混雑で人の流れに乗って回った。
中はひんやりと涼しい。


後ろから
「墓だよ墓」と言うジイさんがいたが無視した。
「外も回る?」と妻に聞くと
「もう帰ろう」とにかく暑くて疲れた。
本当に見学は20分で終わってしまった。

戻ってガイドと共に乗合オープンカーで入り口まで戻った。

帰路についたらガイドが「アグラの宝石は安い。
デリーはアグラに税金を払って宝石をアグラから仕入れている。
寄って見ていかないか」
「宝石はもう買ったから要らない」
「見るだけでいいから」
「見るだけだよ」本当にザッと見て出て来てしまった。
「大理石の彫刻をしている工場がある」
「土産は要らない。
私はインド人の友達がたくさんいて、彼らが私にインドの土産をくれる。
家にはインドの土産が一杯あるんだ」
「見るだけでいいから」
「見るだけだよ」中へ入ると店の者が説明を始めたが「時間が無いんだ」と言ってザッと見て出て来てしまった。
欲しいものもなかった。
次はアグラ城だが、ガイドは「この城は外から写真を撮れば充分」と。
車の修理なんかに時間を使ってしまったから・・・。




もう時間もなかった。
デリーに向かって帰りとなったが、いやなガイドは途中までタクシーに相乗りした。
踏み切りがあり列車が通った。
「乗らなくてよかったね」と妻。





「名刺をくれないか」名刺を渡して
「読めたらやるよ」
「これはひらがなだな」
「違うカタカナだ。さっき500くらいの漢字が読めると言ったじゃないか。
これは易しい漢字だよ。
読めないのならやらないから返しな」。
ガイドは分かれる前に80ルピーのチップをやった。
不満らしくグダグダと英語で文句を言い出した。
「朝食が・・・で昼食が・・・で、これじゃ俺の生活はなりたたない」

「お前の言っている英語は全部分っているからな!コリャ!!!
私はインドに観光に来たのであって、お前の生活を看に来たのではない」
「日本ではいくら給料をもらっているんだ」
「それは言えない。お前には関係ないことだ」
ガイドの言い分は頑として受け入れず
「チップはそれだけで終わりだ。いやなら早く車から降りろ!」と強く言うと
「Yah yah. I’m happy. Are you happy?」
「Yah」で別れた。

ドライバーにもここで1ドルのチップをあげた。
「お前のチップの方が良いんだぜ」と言ったが、ドライバーは不満そうであった。
「私の収入は180ルピーで・・・」と言い出したので、聞こえない振りをしていた。
高速道路は薄暗くなって来た。
トラクターの後ろに多くの人が乗っている。
「農場は会社経営で彼らは、会社の労働者です。
仕事が終って家に帰るところです」
トラックの荷台にも満杯の労働者が乗っていた。




段々と暗くなってきた。
「どこかで夕食を摂って行きますか」とドライバー。
「由美どうする?もう7時だし」
「食べて行こうか。
良い日本料理店はないの」しばらく行ってドライバーがレストランンの前に車を止めた。
「ここは外国人用レストランか?」
「インド人用のレストランです」
「だめだ。私たちはインド料理を食べられない。ホテルで食べる」
バンガロール出張で、本格的インド南部の料理に挑戦した
出張者全員が降参!
日本で食べるインド料理とは訳が違った。
インド北部の料理のスパイスは、やさしいと聞いてはいるが心配。




次に「喉がかわいた」とドライバー。
「私もだ」途中で止まった店で私達はミネラル・ウォーターを買った。
12ルピーであったが、なぜかドライバーが私の分も支払った。
そこでトイレを借りた。
汚く明かりも鍵もないので、妻が入っている間、私が外で少し戸を空けて番をしていた。
外はすっかり暗くなっていた。
ブッシュ地帯に入った「あと20分です」
「あと5分です」長い旅行も終わりに近づきホテルが見えて来た。
「ホテルでミネラル・ウォーターを買うといくらしますか」とドライバー。
「知らないけれど高いだろうな」と私。
ホテルには21時着。
「ミネラル・ウォーターの代金を2回支払ったので40ルピーもらえませんか」
「何で40ルピーなんだ。お前は足し算が出来ないのか」「30ルピー・・・」
「由美よ、ドライバーはもっとチップが欲しいらしい。いくらやったら良いかな。
3日世話になったんだから、少し奮発してやるか」
「1ドルくらい、上げたら…」
そこでドライバーには更に1ドルのチップをあげた。
ドライバーはニコニコで「Thank you sir.」。
夕食はお湯を注ぐとご飯ができるのと、お湯を注ぐと親子丼とカツ丼ができるのを妻が持って来ていた。
これは太田の山の道具店“石井スポーツ“で買ったものだ。
ご飯は美味しかった。
親子丼とカツ丼は小さくてそれらしき味がするだけであったが、これも結構美味しかった。ご飯は2袋作ったが、1つで十分であった。
お腹の調子はかなり良くなっていた。食事の後、22時頃に坂井さん達の部屋を訪ねると、テレビの音は聞こえるのだが応答は無かった。
たぶん眠っているのだろう。
ホテルの隣の庭(広場)では結婚式をやっていた。
そこの結婚式は22時で既に夕食になっている。
「サッチンの結婚式は遅過ぎだよ」
明日はいよいよ日本へ帰る。
愛犬キロはどうしているかな、待ちくたびれているだろうな…。
ホットして日本を思い出すようになった。
22時50分就寝。



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