Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

インド結婚式出席そして観光(2)

2012年07月15日 | 旅行
2月20日(金)
4時起床。
お茶だけを飲んでホテルのタクシー750Rs.(ルピー:1ルピーは2.5円)でローカル空港へ向かった。
外は真っ暗で霧が濃い。
交通は激しくどの車も飛ばしている。
空港は思ったよりも遠かった。
空港に着いて係りの人に聞いたら何と私達のフライトは国際空港からだと・・・。
あわてて紹介されたタクシーに飛び乗って国際空港へ・・・。
何とか間に合いそうな時間に着いたのは良いけれど、「1000 Rs.」を要求された。
「何だって1000Rs.? 高い、高い」交渉をしてやっと700Rs.として1000Rs.紙幣を渡した。
後でおつりを見たら200Rs.しかなかった。
帰国してこの話をインドの友人に話したら「インドでは、車を降りる前にお釣りを数えるのが常識」と言われた。
国際空港の搭乗受付へ行くと何の私達のフライトは霧のため「キャンセル」とのこと。
後は何を言っても取り合ってくれない。
ハタと困っていると前で交渉していたインド人の老紳士が私達に「チケットをかしなさい」。
老紳士の交渉で係りの人はチケットを別の便に書き換えてくれた。
その後で紳士は「Together(一緒に)」と一言。
付いていくと、地下の静かな所に車が1台あり「乗りなさい」と手で合図した。
車はローカル空港への便のようだ。
紳士ともう1人、少し若いビジネスマンも乗った。
「ローカル空港へ行くけど、未だ時間があります」と言われしばらく車の中で待つことになった。
「時間があるから外を少し歩いて良いですよ…あまり遠くへ行かないように」と紳士。
地下には銃を持った兵士が随所に立っていた。
「カシミール紛争の影響で、デリー空港は警備が厳重」これも帰国してから聞いた。
一般の人は地下には行かないので、このことは分らない。
「トイレに行きたい」と妻。
「トイレはどこですか」紳士が案内してくれた。
トイレの近くにも銃を持った兵士。
妻が戻って来て「20ルピーって言っている」と。
トイレの前には女性が椅子に座っていた・・・集金係りだ。
紳士がポケットからお金を出したので「イエイエお金はあります」私が妻に20ルピーを渡した。
インド人にとっては、500円に相当する。
「トイレは綺麗だったよ。
中にもう一人、紙を持っている女性が座っていたのでHand OK っていたら分かったみたい」。
「Hand OKじゃないよ、それじゃ手でOKという意味になってしまう。
そこはNo thank youだ。
もっともインド人にはHand OK の方が分かるか」。
中にいた女性は、インドでは貴重な紙を渡す係り。
これだけが、彼女等に許された仕事・・・カーストで仕事は決まるインド。
間もなく車はスタートした。
30分程で元のローカル空港へ舞い戻った。
ローカル空港は人でごった返していた。
紳士がチケットの手続きをしようとするが係りの人は忙しく、あっちからこっちから要求があり中々進まない。
紳士は粘り強く交渉してやっと4人の予約がOKとなった。
待合室はものすごく込み合っており椅子には中々座れなかった。
本当に飛行機に乗れるのか不安で、紳士が見える所に席を確保した。
「チョット見てくるから荷物の番を頼む・・・」紳士は周辺の待合室を何度も見に行った。
そして「来てください」と手で合図をくれた。
そこへ行くと我々と同じナンバーカードを付けた人がたくさんいた「これで大丈夫だね」。
間もなく人がどっと動いたので我々も同じ列に並んだ。
飛行機に乗り込む時に妻が飛行機の写真を撮ると警備員が「ダメダメ」と静止に来た。
でも妻は既にシャッターを押していた。

9時30分やっと飛行機に乗れて「ホッ」とした。
「日本人男性二人も今日、ジャイプルへ行くと言っていたけどいないね・・・どうしたんだろう」その頃、彼らは列車に乗ろうとしてサンザ苦労していた・・・と後で聞いた。
ジュースと軽食が出て、それを朝食とした。
アットいう間の30分でジャイプルに着いた。
ジャイプルは砂漠で外は赤い荒地のように見えた。
飛行機を降りて紳士を追い越す時に、私は大きな声で「私達はインドですばらしい人に会えることが出来、とても幸運でした。
これからインドで良い旅行ができると思います。ありがとう。
本当にありがとうございました」と叫び手を振った。
紳士はニッコリとうなずいた。
空港のロビーで観光タクシーを1500Rsで頼んだ。
ジャイプルは非常に治安が良く、インチキ野郎は殆どいないと後でSachinから聞いた。
「デリーとアグラは治安が悪いので注意」とも。
これは行く前に言って欲しかった。
「ここがピンクタウンか・・・壁や窓枠など全てピンクに塗ってある」


信号機のない、ジャプルの交通事情をご覧ください。
デリーに比べたら、100倍は良いと思います。

車は”左”だと思うのだが、この国に交通ルールはない。
無いのは交通ルールだけではない・・・全てルールというものがない。
それが自由(?)で良いと言う人もいる。


馬・・・空いているスペースはどこを走ってもよし。
邪魔な奴は、ピーピーと警笛で追い払えばよい。


横断歩道はありますが、そこを横断する人はいない?。
走って渡れ!


これ動画の一部ですが、ものすごい騒音です。
騒音とゴミとスモッグの国・・・インド。
でもジャイプルは綺麗な方だ。
スモッグもこの時は無かった。


ヒョイと自転車が出てきた。


この雑踏の中を、掻き分けるように車は走る。


信号機はありません。
人はどこを歩いてもよい。
この先に牛がいた。


ゴミをあさる牛(頭が隠れている)。
ノラ牛の食事はゴミ・・・ゴミが溢れているから牛は生きていける。


妻は目を丸くしてこの光景を眺めていた。


これが、インドの観光地、ジャイプル。


でも、バンガロールよりは、ま・と・も・かも。
少しだが、微笑ましさを感じる。




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