Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

「僕たちの前途」を読み始めた

2012年12月21日 | 読書
ラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」が面白い。
この番組を聞き始めたのは「ZZZ社半導体部門」で社員教育の仕事をしての帰り。
帰りはいつも頭痛がした。
大きな問題が社内に存在していること・・・社員を見て分かった。
私が元いた会社の半導体もそう。
問題が表面化した時は、もう遅い・・・ということ最近分かってきた。
問題が出ないように常に会社全体を大きな目で見ていく事が肝要。
でもこれ、難しい。

話を戻そう。
金山スケッチからの帰り、大竹まことのゲストは「古市憲寿」。
27歳にして東大大学院博士課程(これだけでは驚かない)しかも会社経営。
曰く「衆議院選挙で若者の投票率が低かった。
どの政党も同じような主張ばかり。
若者が困っているのは、『雇用・・・仕事』なんです。
原発よりも・・・自分の生活に困っているのです。
この事にどの政党も触れていなかった。
原発問題は東北から離れるほど薄くなる。
選挙は日本全国。
選挙に勝つには東北問題だけではダメ。
日本全体を考えないと。
若者の置かれている現状も考慮しないと」

曰く「団塊の世代は終身雇用の時代と言いますが、
定年まで同じ会社で勤め上げた人は20%。
これは公務員の%と同じ。
大手会社に入った人達も、ほとんどが無事に定年を迎えていないはずです」
「古市憲寿」はスルドイ・・・と思った。

私の高校から、大手S社に4名が入った。
2人は早々に辞めた(1人は大喧嘩して、上司を殴って)。
1人は入社数年後に子会社へ転属となり、運悪くその子会社は他社に売り飛ばされた。
子会社の社員は全員が退職させられた。
退職となったその子会社の社員に、別の高校卒の友人が1人。
その友人はその後はずっと、タクシーの運転手をしている。 
今でもタクシーの運転手。
大手会社は、官僚的。
我慢、我慢の宮仕えとなる。
自分を意志を閉じ込めないと、生きていけない所。
かなり辛い。
仕事も細分化されており、面白くない。
大半が、この矛盾に耐えられない・・・と言うか別の世界に羽ばたいて行く。

同じ高校から行った中で、私1人が定年退職を迎えた。
我慢したと言うか、他に行ける所が無かったから・・・我慢せざるを得なかった。
更に自分の力で、定年退職を迎えたのではない。


この本はグイグイ読み進んでしまう。
実に良く情報を収集、更に情報の取捨選択そして分析・・・驚くほど。
「若い人の行動が分からない」と言う人は「古市憲寿」の本を読んだら?


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