トヨタがタイで減産、期間従業員の早期退職も募集

2008-11-20 | 社会
2008年11月20日
 [東京 20日 ロイター] トヨタ自動車<7203.T>は20日、タイのゲートウェイ工場(チャチェンサオ県)で減産に乗り出したことを明らかにした。需要の落ち込みに対応するため。期間従業員の早期退職も募集する。
 同工場は「カムリ」や「カローラ」などを生産。すでにラインの速度を落とし、減産に入った。世界的な金融危機を受けて東南アジアも自動車市場が減速しており、タイでは10月の全体需要が前年比15.4%減少。トヨタの販売は同21%減少した。同工場からはインドネシアやマレーシア、フィリピンなどへも輸出している。
 減産に伴い、トヨタは1850人の期間従業員のうち340人を減らす。11月10日から早期退職を募集している。
 米ゼネラル・モーターズ(GM)も同日、タイの工場を12月中旬から2カ月間停止することを明らかにしている。同工場はピックアップトラックやスポーツ多目的車(SUV)などを生産しており、タイ国内での販売のほか、東南アジアやオーストラリアへも輸出している。操業停止に伴い従業員258人を削減する。(ロイターニュース 久保 信博記者、金 昌蘭記者)

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