アスリートの進退をトップニュースに据えるメディア 2017.4.12

2017-04-12 | メディア/ジャーナリズム/インターネット

〈来栖の独白2017/4/12 〉
 昨日、NHKニュースにテレビをONすると、トップニュースに「浅田真央さん、引退」であった。他のテレビ局も、然り。中日新聞も、然り。
 この国は、どうなっているんだ。過去には、ニュースのトップは「政治」と決まっていた。新聞でも、社会問題はトップニュースではなく、「三面記事」と呼ばれた。
 劣化はなはだしい近年だが、それでもやはり第四の勢力・メディアは国民世論をリードする。それが、このように、たかがアスリートの進退をトップニュースに据える。
 北朝鮮やアメリカ、シリアの危機意識に、少しは感じてはどうか。平和ぼけも極まれり。
 ただ、唯一、引っかかっている記憶がある。バンクーバーオリンピックでの銀メダルだ。率直な印象として、浅田さんの演技が金妍児さんに劣るとは、どうしても思えなかった。オリンピックに複雑な利権が働いているように感じた。
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浅田真央選手 きょう引退の記者会見
NHK NEWS WEB 2017/4月12日 4時15分
 バンクーバーオリンピックで、銀メダルを獲得するなどフィギュアスケートの女子シングルで長く活躍した浅田真央選手が、12日引退の記者会見を開きます。
 浅田選手が、みずからのブログで現役引退を表明したことを受けて11日は、ともにフィギュアスケート界を盛り上げた選手など関係者が続々と取材に応じ、浅田選手に感謝やねぎらいの言葉を贈りました。
 12日は、午前中に東京・港区のホテルで浅田選手が記者会見を開くことになっていて、引退の理由が明らかになるものと見られます。
 浅田選手にとって最後の大会となったのは去年12月の全日本選手権で、左ひざのけがの影響もあって持ち味の3回転半ジャンプ、「トリプルアクセル」を跳べず過去最低の12位に終わりました。大会直後は、来年のピョンチャンオリンピックを目指す考えを示していましたが、3か月半たった10日、一転して現役引退を表明しました。
 関係者によりますと、浅田選手はこの3か月半の間、拠点の横浜市に加えて愛知県豊田市の施設でも練習をしていなかったということです。トップスケーターとして10年以上にわたって活躍してきた浅田選手が、リンクを離れて進退についてどう悩み、引退という結論に至ったのかその発言が注目されます。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です *後半略(=来栖)
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