元オウム幹部の新実被告、死刑確定へ
asahi.com 2010年1月19日15時9分
坂本堤弁護士一家殺害事件や松本、地下鉄両サリン事件など、計11事件で26人を殺害したとして殺人などの罪に問われ、一、二審で死刑判決を受けた元オウム真理教幹部・新実智光被告(45)の上告審で、最高裁第三小法廷(近藤崇晴裁判長)は19日、被告側の上告を棄却する判決を言い渡した。死刑が確定する。
一連の事件に関連して、死刑が確定する元教団幹部は10人目。
新実被告は坂本、松本、地下鉄の「3大事件」のほか、教団幹部が敵対する人を猛毒の神経剤「VX」で襲撃し、1人が殺害され、2人が重傷を負った事件や、計3人の元信徒の殺害事件などに関与したとして起訴された。公判では起訴事実をおおむね認める一方、弁護側が「一連の事件は、首謀者のみについて法定刑に死刑が含まれる、内乱罪が適用されるべきだ」などと主張していた。
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オウム元幹部・新実被告の上告棄却、死刑確定へ
1月19日15時13分配信 読売新聞
地下鉄、松本両サリン事件や坂本堤弁護士一家殺害など11事件で殺人などの罪に問われ、1、2審で死刑判決を受けたオウム真理教元幹部・新実智光被告(45)の上告審判決が19日、最高裁第3小法廷であり、近藤崇晴裁判長は新実被告の上告を棄却した。死刑が確定する。
教団による一連の事件で死刑判決を受けた13人のうち、すでに麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(54)ら9人の死刑が確定しており、新実被告で10人目。
1、2審判決によると、新実被告は松本死刑囚らと共謀。1995年3月20日、営団地下鉄(当時)3路線の5電車でサリンを散布して計12人を殺害するなど、計26人が犠牲になった教団による殺人事件7件すべてにかかわった。 .最終更新:1月19日15時13分