「憲法改正はエベレストより難しい」と石原慎太郎氏
朝日新聞デジタル2013年5月23日22時26分
日本維新の会の石原慎太郎共同代表は２３日、冒険家の三浦雄一郎さん（８０）のエベレスト登頂について「俺はこんなところでくすぶっているけど、彼は世界中の高齢者の希望の星だよ」と喜んだ。国会内で記者団に語った。
石原氏は三浦氏と同い年で親交もある。「人間の本当の生き様をあの年で明かしてくれた。参院選に出ないかな」。記者団から「かなえたい夢は」と聞かれると「憲法を変えること。そのために暴走しているんだ」と即答。ただ「憲法改正はエベレストより難しい」と本音も漏らした。
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〈来栖の独白 2013/5/24 Fri. 〉
＞俺はこんなところでくすぶっているけど
石原さんの嘆息が聴こえるようだ。「こんなところ」とは、行く手を遮られたような安倍政権と「維新の会」を取り巻く現状だろう。
“憲法改正したいがために都知事の職をなげうち、一兵卒となって国政へ帰ってきた。安倍政権は成立したが、頑是ない輩の反対で96条改正すらままならぬ。先の戦争は「侵略」ではなかったが、「侵略」と考える政治家が依然多い。何より憲法改正への念願から（個々人の思想は自由だと自分に言い聞かせて）袂を分かつことはしなかったが。そもそも憲法「改正」ではなく、「破棄」が妥当だと考えるが、それも、新憲法創設したいがために「改正」に譲歩した。それ（譲歩）は、あの青年（橋下）にもわかっている。隠忍自重、我慢しても、なお「夢」は達せられず、「こんなところ」（憲法改正に遥か遠いところ）でくすぶっている。”
そんな石原さんの嘆きが、痛く伝わってくる。「（憲法）前文の醜さは、どうだ」。
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三浦雄一郎さん、最高齢８０歳でエベレスト登頂
TBS NEWS 23日18:14
快挙です。三浦雄一郎さん、８０歳。世界最高齢でのエベレスト登頂に成功しました。三浦さん一行は、日本時間の５月１６日に標高５３００メートルにあるベースキャンプを出発しました。そして、日本時間の２３日午前５時３０分に標高８５００メートルにあるベースキャンプを出発。正午過ぎに８８４８メートルの頂上に到達しました。
持病の不整脈やけがを克服して成し遂げた８０歳での快挙。その原動力は、どこにあるのでしょうか。
「おめでとう。どうですか、気持ちは」（長女 恵美里さん）
「最高です。まさか８０歳でエベレスト山頂に着くとは、本当に人生最高の幸せです。これ以上ないというくらい疲れています。みなさん本当にありがとうと、お礼を言ってください」（声 三浦雄一郎さん）
８０歳で世界最高峰８８４８メートルのエベレスト登頂に挑んでいた三浦雄一郎さん。日本時間正午過ぎ、ついに快挙を成し遂げました。
「頂上に着きました。ありがとう、ありがとう。世界最強の登山家たちが、とうとうここまで引き上げてくれました」（声 三浦雄一郎さん）
８０歳でのエベレスト登頂は史上最高齢での快挙となります。しかし、その道のりは長く険しいものでした。三浦さんはこれまで、７０歳、７５歳と、２度にわたりエベレスト登頂に成功しています。
「エベレストという目標があったおかげで、勇気、執念、根性というのもわいてくる。これがある意味では究極のアンチエイジング」（三浦雄一郎さん 出発前会見・３月）
三浦さんは今月１６日にベースキャンプを出発。頂上まで６か所のキャンプ地を経由し、１週間かけて山頂を目指しました。その道のりには数々の難関が待っていました。２２日、長女・恵美里さんとの定時連絡では・・・。
「５０センチ登ると３０センチ下がるような、まるでありじごく状態。非常に厳しい状態でしごかれ、へとへとになってしまいました」（声 三浦雄一郎さん）
８０００メートルを超える過酷な環境の中、時には手巻き寿司を楽しむ場面も。そして最終アタックの前には・・・。
「やっとこのキャンプ５に着いて、福寿園の抹茶でお茶パーティーを、世界最高所のお茶会をやりました。とらやのようかんと」（声 三浦雄一郎さん）
２３日、日本時間午前５時半前、頂上へ向け最終キャンプ地を出発しました。そして、８０歳にして世界最高峰のエベレスト登頂を達成。三浦さんが校長を務める学校では・・・。
「８０歳でエベレストに登るなんて普通ではあり得ない。自分の学校の校長で本当によかった」（生徒）
「背中を見て私たちも頑張ろうと思う」（生徒）
今回の三浦さんの偉業達成について、自身もエベレストを登頂したアルピニストの野口健さんは・・・。
「本当にすごいと思う。かなり限界の限界の限界の限界の限界の挑戦だと思う。８０歳で終わりにならないと思う。帰ってきてしばらくしたころ、８５歳でエベレストって多分言いだしそうな気がする」（アルピニスト 野口健さん）
三浦さんの偉業達成について、同じ年で、かねてより親交の深い日本維新の会の石原共同代表は・・・。
「すばらしいね。うらやましいね。とにかく８０歳で世界の一番の屋根まで登ったんだから。やっぱり彼は日本、世界中の高齢者の希望の星だよ。参議院（選挙）出てくれないかな、あいつ」（日本維新の会 石原慎太郎共同代表）
８０歳にして世界最高峰に立った三浦さん。そこからはどのような景色が見えるのでしょうか？
「居心地はいかがですか」（高畑百合子アナウンサー）
「世界最高峰のヒマラヤの景色が眼下にズラリと並んでいます」（声 三浦雄一郎さん）
「全国の皆さまにメッセージを」（高畑百合子アナウンサー）
「本当に応援ありがとうございました。頑張って頑張って、とうとう、みんなと一緒にたどり着きました。皆さん本当にありがとうございました」（声 三浦雄一郎さん）
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