代理出産「自分は不同意」 インド女児問題で元妻

2008-08-19 | 社会

 日本人男性が依頼したインドでの代理出産により7月に生まれた女児が、無国籍状態となりインドを出国できなくなっている問題で、女児の誕生直前に男性と離婚した元妻(41)が18日までに共同通信の取材に応じ「自分は代理出産に同意していない。元夫が独断でやった」などと語った。

 元夫は取材に応じていない。

 元妻によると、夫婦で訪れたインドの病院で昨年11月、代理出産の同意書らしい文書に署名させられたが、その場で内容を読んだり詳しい説明を聞いたりはできなかったという。元妻は「インド行きが代理出産のためだとは思っていなかった。離婚に際し元夫には、代理出産がわたしの意思ではないことを文書で確認させた」としている。

 関係者やインドでの報道によると、女児は、日本人男性の精子と第三者の卵子を体外受精させ、インド人代理母の子宮に移植する方法で、今年7月下旬に誕生。男性は女児を日本に帰国させたい意向というが、地元自治体が発行した女児の出生証明書には母親名の記載がなく、インド国籍や旅券が取得できない状態。2008/08/18 18:18   【共同通信】  


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