本日、私は週1回の病院通い。午前中は小沢さんがいよいよ総理になる日だと思い、清明な気分で過ごした。午後3時過ぎた頃から落ち着かなくなった。パソコンもテレビも、オンできなくなった。ピアノを弾いた。ベートーベンのテンペスト。途中でピアノの先生にメールし、モーツアルトの協奏曲23アダージォの楽譜を用意してくれるよう、頼んだり、無闇と落ち着かない。
夫が夕方6時半過ぎに帰宅。「大差で負けたねぇ」と言う。あ、負けたんだ、と思い、「大差ですか」と訊くと、「え、知らないの」と、怪訝な顔。「怖くて、テレビもパソコンも、点けられない」と私。そうかあ、負けたか・・・。「落胆」が確定。
夕刊に選挙前の小沢氏の言葉が載っていた。「多くの友人に支えられ、今日まで頑張ってきた。今回ほど多くの友情を感じたことはない。本当に幸せ者だ」と言っている。少し安心した。選挙民の顔色ばかり窺って一挙手一投足を決めねばならぬ1年生議員たちより、よほど幸せだろう。
それにしても検察・メディアの大罪を思う。宗男氏の場合も、そうだ。
宗男氏は、松山千春さんのことを、日記に次のように言う。
“ 新党大地の命名者であり、何よりも私を昭和58年から一番支えてくれた男(ひと)である。いつも的確にアドバイス、サポートをしてくれるので、筆舌に尽くしがたい存在であり、「心友」である。
松山さんに会うと、ホッとすると同時に闘志が湧いてくる。今日も勇気ややる気を戴いた。
丸3日間道東、札幌を回り、「宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える鈴木さん、今一度男の意地を見せつけて、知らしめてやろう」、「待ってくれる人も場所もある。帰る場所があれば、どこに行っても強くなれます。鈴木さん、待っていますから。身体にだけ気をつけて下さい」、「鈴木さん、自分の歩んできた道を否定しないで下さい。鈴木宗男を信じ、人生をかけてくれた人が沢山います」、「鈴木さん、今回の最高裁の決定は鈴木宗男を潰そうとしただけではありません。鈴木宗男を選び、支持してくれた北海道の声をも潰そうとしています。北海道のためにも、歯を食いしばってでも闘い抜きましょう」、「真実のために生きる。人間、使命や目標があれば、自分の想像を超える力が出るものです。鈴木宗男さんが証明しています。今回だってそうです」、「『大地』の精神はしっかり引き継がれています。証明してみせます。政治家鈴木宗男が残したものは大きいです。私達を信じて下さい」、「鈴木さんが築き上げてきたものは私達が守ります。何があっても守り抜いて、大きくさせてみせます。私達の意地を見せつけてやります。底力を示します」等々、熱きメッセージが寄せられた。
かけがえのない、失ってはいけない、忘れてはならない「心」、「絆(きずな)」を感じながら、鈴木宗男は闘っていく。
千歳空港でも飛行機の中でも、見ず知らずの人から「頑張って下さい」と声をかけて戴く。私は検察よりも裁判所よりも、こうした人の思いや声なき声をしっかりと体現していく。
心ある読者の皆さんのご理解を切にお願いしたい。”
夜、ぼんやり歌を聴いた。「吾亦紅」という歌。亡くなった母親に語りかける歌。聴きながら、私も母を思った。この世にたった一人の母。いとおしい人。私は帰省して母に会うたびに必ず言う。「私の今日の日の幸せは、お母さんのお陰よ」と。
私が母から享けたものは、いっぱいあるが、最もインパクトの強かったものは、おそらく「人間とは、熱いものだ」というメッセージではないだろうか。母のひたむきな生き方から、私は、「人間とは熱いものだ」と知った。この母に、私はこれからも語りかけ、母の声を聴いていきたい。人とは、熱いものである。小沢さんも宗男さんも、そうだ。人は、人から温かな心を向けられることで生きてゆける。小沢さん、大丈夫だ。
コメントでは、お久しぶりとなります。「小沢総理」誕生は見送りとなり、残念でした。しかし、あの逆風のなか、民主党国会議員の半分を獲得したのですから、すごいと思います。小沢さんに投票した議員は筋金入りであり、片や菅さんに投票した人たちは保身であると思います。選挙区が気になったのでしょう。人間の弱さですね。
それから、党大会・国会議員の投票前に、地方議員票の結果(情報)が漏れていた、ということも聞きました。地方議員票で小沢さんが負けていることを知って、寄らば大樹の陰で、菅氏に流れた人がいたかも。直前まで迷っている議員もいるということでしたから。
いつも有難うございます。
>あの逆風のなか、民主党国会議員の半分を獲得したのですから
ほんと、すごいことですよね。筋金入りですね。
>地方議員票の結果(情報)が漏れていた
そうですかぁ。そうお聞きすると、情報が漏れていたというのも、何か作為的にリークしたのか、なんて勘繰ってしまいそう。
真っ直ぐに、生きたいな。