元名大生 同級生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとされる殺人未遂事件の審理 2017/2/2

2017-02-04 | 少年 社会

2017年2月2日 12時13分
「うそメールで誘い出す」 検察、劇物混入で元名大生の計画性指摘
 名古屋市で知人女性を殺害したなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)=事件当時16~19歳=に対する裁判員裁判の公判が2日、名古屋地裁であった。元学生が高校2年で16歳だった2012年、仙台市で同級生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとされる殺人未遂事件の審理が始まり、検察側は「会うのを断った被害者の少女を、転校するとのうそのメールで誘い出した」などと計画性を強調した。
 冒頭陳述で検察、弁護側とも「タリウムの中毒症状を観察するのが目的だった」と指摘。検察側は、元学生が犯行の発覚を恐れ、被害者の症状を観察したノートを破棄したほか、逃走資金や、警察官が追ってきた場合に襲うための劇物を用意していたと明かした。
 薬物による事件に興味を持ったきっかけの一つは「高校に入り、オウム真理教のサリン事件を知ったため」とも指摘。タリウムの危険性や致死量の知識もあり、「殺意はあった」と主張した。
 弁護側は、被害者を誘い出すのが当日だったなど、重い精神障害による思い付きの犯行だったとして「殺意は認められない」と強調した。元学生も初公判で「被害者が死亡しても構わないと考えた覚えはない」と殺意を否認している。
 続く証拠調べでは、犯行に使われたタリウム入りの瓶の処分の可否を検察官に問われ、元学生が「欲しいという気持ちはある。でも、持っているとまた使う不安もある」と述べる場面もあった。
 起訴状によると、元学生は仙台市の私立高校2年だった12年5~7月、同級生の少年と中学時代からの友人の少女に対し、飲み物にタリウムを混ぜて飲ませ、殺害しようとしたとされる。名大1年で19歳だった14年12月には、名古屋市昭和区の自宅アパートで知人の森外茂子さん=当時(77)=を殺害したとされる。弁護側は全事件について、重い精神障害の影響で責任能力はなかったとして、無罪を主張している。
(中日新聞)

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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