Bach「インヴェンション」 2018.6.28

2018-06-28 | 日録

〈来栖の独白 2018.6.28 Thu〉
 一昨日、NHK FM「クラシックカフェ」で、バッハの「インヴェンション」を聴いてから、昨日、今日、インヴェンションを弾いている。懐かしい曲。心がときめく。
 勝田清孝が帰天し、私が求めたのは意外なことに、大好きだったモーツァルトではなく、バッハの音楽だった。バッハの曲には精神を平静にさせるような力がある、と昔、師事していたピアノの先生から聞いた。モーツァルトは気分を高揚させるとか。
 昨年、母を亡くし、追いかけるように愛猫まで見送った。今日になっても、私に、心の張りのようなものが戻ってこない。親しい人も、主の元へ召されていったから。この日頃の正直な気持は、一日も早く私も「あちら」へゆきたいということだ。この世の有様を見るにつけ、その思いは強くなる。
 そんな私、昨日今日はちょっと違った。バッハを弾く。インヴェンションを弾く。この楽しさは、何だろう。好きな作曲家は多いが、今日も又、バッハに心を救われた。大学時代、マタイ受難曲を聴いて魂を打たれたのが、バッハとの邂逅だった。その後、折あるごとに、バッハは私を訪れ、支えてくれた。涙ぐんでしまう。ありがとう。なんというメロディーであることだろう。
-------------------------
今朝のクラシックカフェは、Bach「インヴェンション」 2018.6.26 

   

....................


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。