堂林「13」“カープのA・ロッドに”
背番号が13に決定した堂林 広島がドラフト1位指名の今村猛投手(18)=清峰高=に背番号16、同2位指名の堂林翔太内野手(18)=中京大中京高=に背番号13を与えることが9日、明らかになった。今村に対しては17番の大竹、18番の前田健と続き番号の右腕3本柱としての活躍を期待。堂林にはヤンキースで13番を付けるアレックス・ロドリゲス内野手(34)のような大打者に成長して欲しいという願いを込めた。
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期待の大きさは半端じゃない。小さくまとまるな。大きく羽ばたけ。広島が堂林に与える背番号は「13」。米大リーグ・ヤンキースで「4番・三塁」を務めるアレックス・ロドリゲスと同じ背番号だ。
“抜てき”のきっかけはヤンキース対フィリーズのワールドシリーズだった。同シリーズをテレビ観戦していた松田オーナーが、A・ロッドの活躍を見て、その背中に堂林の将来を重ね合わせた。同オーナーは1、2日の日南キャンプ視察時に鈴木球団本部長に意思を伝え、7日の仮契約時には堂林にも伝えられた。
その意図は明快だ。球団はメジャー通算583本塁打を誇る大砲のような「4番・三塁」として成長することを願っている。球団幹部は「A・ロッドのようになってほしいという思いを込めた」と話した。
広島で高卒ルーキーの野手に20番以下の背番号が与えられるのは、03年ドラフト1位・白浜の「12」以来6年ぶり。堂林は仮契約時に「(背番号は)ビックリした。本当にこれからしっかり練習してチームに貢献しなくては、とあらためて思った」と決意を示している。
野村監督が「ゆくゆくは7番を背負ってほしい」と将来は自身が現役時代に背負った背番号を受け継ぐことを願うほど、周囲の期待は大きい。今夏の甲子園で優勝候補に挙げられて見事優勝を果たした堂林なら必ず背番号に恥じない“結果”を残すはずだ。(デイリースポーツ2009年11月9日)
高校野球 中京大中京--超逸物「4番・エース、 堂林翔太」2009/8/23