玉城知事、反対72%も笑顔なく…2019.2.24 米軍普天間飛行場の辺野古移設を問う県民投票

2019-02-25 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

玉城知事、反対72%も笑顔なく のぞく政治的計算
2019.2.25 01:51
 「安全保障の負担は全国民で担うものと考える。国民的議論の喚起に向けて働きかけてまいりたい」
 25日未明、沖縄県庁に集まった報道陣の前に姿を現した玉城デニー知事に笑顔はほとんどなかった。
 24日に投開票された米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を問う県民投票では、「反対」が全有権者の4分の1を超え、有効投票の72%に達したことから、最低限の目標はクリアした。だが、辺野古移設阻止を目指す玉城氏に立ちはだかる壁は高い。
 県民投票に法的拘束力はなく、政府はこのまま辺野古移設を進める構えを崩していない。県民投票が始まる前から、共産党や社民党などでつくる「オール沖縄」内には「県民投票で辺野古を止めることは難しい」(県議)との声も漏れていた。
 しかも、「反対」は全有権者の過半数どころか、4割にも満たなかった。オール沖縄が目指した「反辺野古移設の圧倒的な民意」が得られたとは言い難い。平成8年に行われた県民投票では、米軍基地の整理・縮小を支持する投票が有権者の50%以上となっただけに、今回の結果が見劣りする感は否めない。
 オール沖縄は勝利ムードを演出するのに躍起となった。那覇市内の事務所に詰めかけた共産党の赤嶺政賢衆院議員は「立派な勝利だ」と述べ、無所属の糸数慶子参院議員は「歴史的圧勝だ」と強調した。
 もっとも、オール沖縄が県民投票の運動に力を入れた背景には衆院沖縄3区補欠選挙(4月21日投開票)や夏の参院選をにらんだ計算ものぞく。
 オール沖縄幹部は「今回の県民投票を野党共闘のモデルとして全国的に波及させて、参院選の野党勝利につなげてほしい」と意気込む。
 県民投票条例は知事が広報、情報提供を「中立的かつ客観的に行う」と定めており、玉城氏は運動の中心ではなかった。しかし、県民投票が告示された翌日の15日、自身の後継として3区補選に出馬する候補の事務所開きではこう述べ、選挙に向けた思惑を隠さなかった。
 「県民投票を成功させてやるぞという思いを4月21日の選挙まで一日も欠かすことなく(後継候補の)名前を広げていくためにお力添えをいただきたい!」
(杉本康士、沢田大典)

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白2019.2.25 Mon〉
 辺野古埋め立ての賛否を問う沖縄県民投票。埋め立ては普天間基地の移設のためだ。辺野古埋め立て反対だけでは、普天間基地の固定化につながる。
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辺野古代替策「沖縄知事は語らず、残念」 菅長官
2019.2.22 12:00
 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は22日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設をめぐる24日の県民投票に関し、移設に反対する玉城(たまき)デニー知事が代替案を示していないとして不満を表明した。「知事が普天間飛行場の危険除去や固定化を避けるためにどうするかを語らず、残念だ」と述べた。
 同時に「辺野古移設は県に申請し、許可を得て工事をしている」と強調。「丁寧に説明し、地元の理解、協力を得ながら、粘り強く工事を進める考えに変わりはない」と語った。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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沖縄県民投票(2019/2/24) 半数が投票に行かなかった 住宅地に囲まれる普天間飛行場、海沿いの辺野古に移した方がまだ安全だ
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