2017年9月22日
成年後見、NPO認証へ 名古屋で「もやい」設立総会
知的障害や認知症などで判断能力が不十分な人の財産や契約を管理する「成年後見もやい」の設立総会が二十一日、名古屋市熱田区の労働会館であり、関係者ら約五十人が参加した=写真。近く同市の認証を得て民間非営利団体(NPO)となり事業を始める予定。
成年後見人は、親族や弁護士などの専門職が個人で受任することが多いが、後見される人の障害の特性に十分な理解が及ばず、生活への助言といった細かな点までケアできないといった課題も指摘される。
「もやい」は名古屋市内の障害者支援関連の社会福祉法人など八団体で構成し、法人として知的障害者や高齢者らを対象に成年後見を受任する方針。財産の管理だけでなく、アパートの賃貸契約時の身元保証から生活に関する助言まで、幅広く支援していくという。
構成団体のNPO「さぽさん」(同市南区)の林俊和理事長(67)は「多くの障害者の親が高齢化しており、死別後の支援は深刻な問題になっている」と指摘。「本人の意思をできる限り尊重しながら成年後見をするため、組織として取り組んでいきたい」と話した。
(問)さぽさん=052(619)7233
(杉藤貴浩)
◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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