石巻3人殺傷事件(裁判員裁判で初の少年死刑判決) 上告審弁論2016/4/25 弁護側、死刑回避求める

2016-04-25 | 少年 社会

 産経ニュース 2016.4.25 12:34 更新
裁判員裁判の少年事件で初の死刑判決 最高裁で上告弁論 弁護側が死刑回避を求める
 宮城県石巻市で元交際相手の姉と友人の2人を殺害し、男性1人にも大けがを負わせたなどとして殺人罪などに問われ、1、2審で死刑とされた元解体工の男の被告(24)=事件当時(18)=の上告審弁論が25日、最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)で開かれた。
 弁護側は、「犯行当時は18歳になったばかりで未成熟だった。計画性も乏しい」と死刑回避を主張、検察側は「犯行時が少年とはいえ、執拗(しつよう)かつ残忍な犯行で結果は重大だ」と上告棄却を求めた。
 判決期日は後日、指定される。最高裁は2審が死刑判決の場合、慣例として弁論を開く。1審は裁判員裁判の少年事件で死刑が言い渡された初めてのケースだった。
 1審仙台地裁は「犯行状況や結果の重大性から考えれば、更生の可能性は著しく低い。犯行当時少年だったことは死刑回避の決定的事情とはいえない」と求刑通り死刑を言い渡した。2審仙台高裁も「極めて身勝手で短絡的な犯行で、死刑を回避する理由はない」と1審を支持した。
 1、2審判決によると、元少年は平成22年2月10日朝、元交際相手の少女宅に押し入り、少女の姉=当時(20)=と友人=同(18)=を牛刀で刺殺し男性1人に重傷を負わせ、少女を連れ去るなどした。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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少年に死刑判決「石巻3人殺傷事件」 仙台高裁 控訴棄却 2014/1/31 …二審の役割果たしたか
◇ 裁判員裁判で死刑判決を受けた少年事件「石巻3人殺傷事件」仙台高裁 控訴棄却 死刑言渡し 2014/1/31 
◇ 石巻3人殺傷事件(裁判員裁判で初の少年死刑判決) 控訴審初公判 2011/11/1 仙台高裁(飯渕進裁判長) 
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石巻3人殺傷事件 検察側、少年(事件当時18歳)に死刑求刑 (⇒2010年11月25日、判決言渡し) 仙台地裁
石巻3人殺傷 少年事件「死刑判決」 賛否/短い評議、制度に課題/処罰感情/裁判員の負担/更生 2010-11-27
石巻3人殺傷(事件当時18歳被告の裁判員裁判)死刑判決…「理解まるでなく、心底がっかり」井垣康弘弁護士 2010-11-26
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