「熊谷6人殺害事件」ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者を逮捕 埼玉県警 2015/10/8

2015-10-08 | 死刑/重刑/生命犯

熊谷・夫婦殺害容疑:ペルー人の男を逮捕…埼玉県警
毎日新聞 2015年10月08日 13時41分(最終更新 10月08日 16時06分)
 埼玉県熊谷市で6人が殺害された事件で、県警は8日午後、県内の病院に入院していたペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)を、同市見晴町の田崎稔さん(55)と妻美佐枝さん(53)を殺害した殺人と住居侵入の疑いで逮捕し、熊谷署に移した。
 逮捕容疑は9月14日午後5時から6時の間、田崎さん方に侵入し、包丁のようなもので夫妻を刺し、殺害したとしている。ナカダ容疑者は同16日午後5時半ごろ、同市石原の加藤美和子さん(41)と長女の美咲さん(10)と次女の春花さん(7)が殺害された民家の2階から飛び降り、意識不明の重体となっていた。その後、意識を取り戻し、回復したため逮捕した。
 一連の事件では、田崎さん夫妻が殺害された事件から2日後の16日午後4時50分ごろ、田崎さん方から北西に約1キロ離れた同市石原の白石和代さん(84)方で、1人暮らしの白石さんが殺害されているのが見つかった。同5時半ごろには、白石さん方から西に約100メートルの民家に立てこもるナカダ容疑者を捜査員が発見。2階から飛び降りたナカダ容疑者の身柄を確保した後、この家に住む加藤さん母子が殺害されているのが見つかった。
 三つの事件の現場からは、ナカダ容疑者の靴と酷似した足跡が見つかっており、県警はナカダ容疑者が6人殺害に関与した疑いがあるとみて追及する方針。【和田浩幸、木村敦彦】
  ◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です
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熊谷6人殺害:金要求して物色せず 不可解な目的や行動
毎日新聞 2015年09月21日 09時30分
 埼玉県熊谷市で6人が殺害された事件で、最初に発生した田崎稔さん(55)と妻美佐枝さん(53)の殺害事件から21日で1週間になる。県警はすべての事件にペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)が関与した疑いが強いとみて捜査を進めているが、重体で意識不明の状態が続く同容疑者から供述を取ることができず、その目的や行動の不可解さは深まるばかりだ。【木村敦彦、安藤いく子、遠藤大志】
 一連の殺人事件は、同市内の3軒の民家で発生した。県警は、現場の検証を進め、ナカダ容疑者の足取りをたどる捜査を続けている。
 13日午後1時半ごろ、ナカダ容疑者は熊谷市新堀の民家の庭に現れ、「オカネ、オカネ」と住民に要求し、近くの消防分署を通じて熊谷署に連れて行かれた。
 同署で聴取を受けていたが、同3時半、署員が目を離したすきに逃走。この時、署に置き忘れた財布にはパスポートなどのほか、現金3417円が入っていた。約2時間後、ナカダ容疑者とみられる男が、近くの路上で住民に向かって「カネ、カネ」と言っていたことが分かっている。この時点では、ナカダ容疑者は金に困っていたようにみえる。
 しかし、これまでの県警の調べでは、殺人事件のあった3軒には金品を探したような物色の跡はみられなかった。捜査幹部は「金銭目的での住居侵入や殺害とみるのは難しい」と語る。
 熊谷市に来たとみられる13日以降、これまでに判明しているナカダ容疑者の足取りは、わずか半径2キロの範囲にとどまる。14日の田崎さん夫妻殺害事件の後も、盗んだ車や自転車で移動した形跡はあるが、逮捕を逃れるために遠方に逃走した事実は確認されていない。
 殺害現場の状況も謎が多い。白石和代さん(84)が自宅で殺害された事件では、白石さんはふたをされた浴槽の中で布をかけられた状態で発見された。加藤美和子さん(41)、長女美咲さん(10)、次女春花さん(7)が殺害された事件では、3人の遺体は自宅のクローゼットから見つかった。田崎さん夫妻の遺体にも、布のようなものがかけられていた。これらは、事件の隠蔽(いんぺい)を図った跡にもみえる。
 一方、田崎さん方の壁には、事件をひけらかすかのような「血文字」が残されていた。ナカダ容疑者が書いたとみられている。屋内に多くの靴跡が残っていることも、事件を隠蔽しようとする意図とは矛盾する。
 ナカダ容疑者は加藤さん方の2階から転落して身柄を確保されたが、その直前、自分の腕を切りつけていた。勤務していた工場を辞める時、その理由について「背広を着た人に追われている」などと意味不明なことを言っていたこともわかっている。
 こうしたことから、事件当時、ナカダ容疑者は精神的に不安定な状態だったとの見方も出ている。意識が回復して取り調べが可能になったとしても、全容解明には時間がかかるおそれがある。
  ◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です
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熊谷6人殺害:10人きょうだい 兄の1人「25人殺害」
毎日新聞 2015年09月17日 23時27分(最終更新 09月17日 23時57分)
 埼玉県熊谷市で計6人が殺害された事件。ペルーの民間テレビ局ラティーナによると、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)の兄の一人は、ペルー史上最悪と言われる無差別殺人事件の容疑者として2006年に逮捕され、07年に禁錮35年の刑を言い渡されていた。
 地元メディアの当時の報道などによると、ナカダ容疑者の兄とされる男はペルーで05〜06年に、拳銃で17人を殺害した容疑で逮捕、起訴された。実際には25人を殺害したと供述していた。
 男は動機について「罪人に制裁を与えよと神に告げられた」と証言、裁判では責任能力の有無が争われた。09年以降は刑務所を出て医療施設に収容されている。ナカダ容疑者は10人きょうだい。【イグアス(パラグアイ東部)朴鐘珠】
  ◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です
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「熊谷6人殺害事件」ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者…実兄は25人殺しの“殺人鬼” 
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