金正恩氏の元恋人 玄松月さんら、公開処刑 2013/8/20 …背景で囁かれる「夫人の醜聞」説

2013-08-29 | 国際/中国/アジア

金正恩氏の元恋人ら公開処刑、わいせつ物制作で
 朝鮮日報 2013年08月29日08時36分
 金正恩(キム・ジョンウン)第1書記とかつて交際していたとされる歌手の玄松月(ヒョン・ソンウォル)さんを含む、北朝鮮の有名な芸術関係者十数人が、金第1書記の指示に反し、わいせつ物を制作・販売したとして、今月20日に公開銃殺刑に処せられたことが、28日までに分かった。
 北朝鮮情勢に詳しい中国の複数の消息筋によると、玄松月さんや銀河水管弦楽団のムン・ギョンジン団長などは今年6月「性に関する録画物を見てはならない」という金第1書記の指示に反した疑いで今月17日に逮捕され、3日後に処刑されたという。処刑されたのは銀河水管弦楽団や旺載山軽音楽団に所属する歌手や演奏家、舞踊家などで、自分が性行為に及ぶ場面を撮影し販売したり、わいせつ物を視聴したりした疑いが持たれている。問題のわいせつ物は中国にも流出したとされている。前出の消息筋は「一部の人は聖書を所持していたことも判明した。処刑された芸術関係者は全員が政治犯として扱われた」と語った。銀河水管弦楽団は金第1書記の妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏がかつて在籍していたことで知られている。なお、李雪主氏が今回の事件に関与したか否かは明らかになっていない。なお、銀河水管弦楽団と旺載山軽音楽団は今回の事件で解散させられたという。消息筋は「公開処刑は銀河水管弦楽団や旺載山軽音楽団、牡丹峰楽団などの団員や死刑囚の家族が見ている前で、機関銃によって行われた。家族は全員が政治犯収容所に送られたと聞いている」と話した。
 玄松月さんは普天堡電子楽団に所属する歌手で、金第1書記が李雪主氏と結婚する前に交際していたとのうわさが流れている。また、ムン・ギョンジンさんは2005年、ハンガリーの「カネッティ国際バイオリンコンクール」で優勝した、北朝鮮を代表する演奏家で「功勲俳優」の称号も贈られていた。このほか、銀河水管弦楽団の次席バイオリニストのチョン・ソンヨンさんも今回処刑されたという。
 *上記事の著作権は[livedoorNEWS]に帰属します
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「AV流出」正恩の元彼女はなぜ公開銃殺されたのか…背景で囁かれる「夫人の醜聞」説
 産経ニュース2013.10.7 07:00
 今年8月下旬、北朝鮮の金正恩第1書記のかつての彼女とされる人物らがアダルトビデオ(AV)を制作・販売するなどしたとして十数人が公開銃殺刑に処せられたという。韓国メディアが伝えたこの報道の真偽は定かではないが、映像も中国の動画投稿サイトなどに流出した。実は事件の舞台は金第1書記の妻、李雪主氏が所属していた音楽団で、その後、日韓のメディアがこの報道を踏まえた李氏のスキャンダルを報道した。北朝鮮側は、ファーストレディーへの侮辱だとして激しく非難。一連の報道をリークした犯人捜しも始まっているという。
(塩山敏之)
*自らの性行為を撮影し販売
 そもそもの発端は8月29日に朝鮮日報の報道だった。それによると、金第1書記の元交際相手とされ、「普天堡電子楽団」の元歌手、玄松月さんを含む「銀河水管弦楽団」などの芸術家十数人が性に関する録画物などの観賞を禁じた金第1書記の指示に反してポルノを制作・販売したとして公開銃殺された。同紙は、真偽は不明だが、中国の消息筋の話として伝えた。
 玄さんや銀河水管弦楽団、旺載山軽音楽団の歌手、演奏家、舞踊家らが、自分たちの性行為の様子を撮影して販売したり、わいせつな録画物を視聴したするなどしたとして逮捕され、3日後にほかの芸術家や家族らの目の前で処刑されたという。その後、銀河水管弦楽団、旺載山軽音楽団は解散されたという情報もある。
 処刑された玄さんは平壌音大出身で普天堡電子楽団の代表的な女性歌手。平壌では誰もが知っている有名人だったという。普天堡電子楽団は、金第1書記の父親、金正日総書記の肝いりで創設されたポップスユニットで、玄さんは、金第1書記と交際していたが、金総書記に反対され、別れさせられたとされる。また、処刑された芸術家らが所属していた銀河水管弦楽団は李氏がかつて在籍していたことでも知られている。
*特大型挑発…に激怒する北朝鮮
 制作されたポルノは中国に流出したとされる。
 9月5日には、英紙デイリーメールが北朝鮮の女性3人がレオタード姿で西洋の音楽に合わせて踊っているビデオの映像をネットで掲載。中国のメディアはこれが金第1書記の元彼女らが撮影したビデオ映像だと報じていると伝えた。
 9月21日には、朝日新聞が関連したニュースを報道した。脱北した北朝鮮高官の話として、処刑された銀河水管弦楽団と旺載山芸術団の団員が李氏の醜聞を話していたことを人民保安部が盗聴し、これをきっかけに醜聞が外部に漏れることを恐れ、団員らを裁判にかけずに処刑したという。
 韓国メディアもこれに追随して報じたところ、北朝鮮の朝鮮中央通信は9月23日、「われわれの最高尊厳に対する謀略的な誹謗(ひぼう)中傷」と激しく非難。朝鮮労働党機関紙の労働新聞も25日、「保守メディアが出しゃばると、南北関係は一瞬にして破滅する」と報じた。同通信の論評を抜粋してみる。
 「(韓国の)御用メディアは、日本の『朝日新聞』の報道を転載する形式でわれわれの最高の尊厳に言い掛かりをつけて何かの『処刑』『隠蔽』という謀略説を流した。労働党に新しく忠誠を誓う反省文というものを提出することを強要しているというとんでもない謀略世論を流した」
 さらに、韓国メディアの報道は中傷だとしたうえで、こう続けている。
 「われわれの最高の尊厳に対する許せない極悪な特大型挑発であり、希世の対決狂信者でなくては強行できない天人共に激怒する犯罪行為である」
*「容赦なく懲罰する」
 論評は、北朝鮮側がいかに怒っているか示している。論評はさらに続く。
 「いくら同族対決に狂っても、分別と越えてはいけない界線があるものである。一体、全同胞が熱烈に敬慕し、万民が仰ぎ慕う最も崇高で偉大な太陽をあえてとんでもない嘘で冒涜(ぼうとく)、中傷することができるのか。これこそ、人間としてはとうてい想像できない野蛮行為であり、極刑に値する大逆罪である」
 野蛮行為とまで言い立て、ここまで激烈に怒りをぶつけられると、逆に何かあるのではないかと勘ぐりたくもなる。そして北朝鮮のお決まり文言を並べ、“宣戦布告”している。
 「いま、わが軍隊と人民はわれわれの最高の尊厳を中傷、冒涜したかいらい逆賊一味の極悪非道な犯罪行為に憤怒と復讐の血をたぎらせている」
 「わが千万の軍民はすでに宣布した通り、不作法にもわれわれの最高の尊厳に言い掛かりをつける者に対しては誰であれいささかも許さず、容赦なく懲罰するであろう。われわれの最高の尊厳に言い掛かりをつける者は、必ず高価な代償を払うことになる」
*始まった犯人捜し
 北朝鮮が韓国メディアの報道を非難していることについて、韓国政府は南北関係の発展のため直ちに中止すべきだと求めたが、収まるかは不明だ。
 聨合ニュースによると、統一部の金義道報道官は定例会見で、「非難するのは常識的に納得できない。北朝鮮のこうした行為は非常に長く続いてきた固執的な慣行」と指摘した。
 北朝鮮情報を扱う韓国のニュースサイト「デイリーNK」は、李氏のスキャンダルに関連して、最初の情報流出者を捜査するための内偵が進行中だとしている。脱北者らの話では「最高指導者」に関する情報は、過去にも噂が広まったことがある。今回もこうした噂が拡散すれば、現行の体制に致命的なダメージを与えかねない。必要以上に怒ってみせるのも、それを恐れているからかもしれない。
 そうした一環として、デイリーNKは今後、住民への取締りが強化されるとみているという。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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「キム(金正恩)の元彼女(玄松月)は生きている。元気だ。2014/5/16」米紙ロサンゼルス・タイムズ
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