早川紀代秀被告 死刑確定へ 『私にとってオウムとは何だったのか』--著書に悔悟つづる

2009-07-20 | オウム真理教事件

「死んでお詫びします」 早川被告、著書に悔悟つづる
産経ニュース2009.7.18 00:24
  逮捕から約14年。最近接見した弁護人によると、どんな結果も受け入れる境地で、淡々とした表情だったという早川紀代秀被告。控訴審で証人として出廷した川村邦光・大阪大教授(宗教学)との共著「私にとってオウムとは何だったのか」(ポプラ社)にも、「死刑が確定すれば、死んでお詫(わ)びをいたします」とつづっていた。
 早川被告は同書で、中学の担任に「一番大切なものは」と問われ、「真理」と答えたというエピソードを紹介。瞑想(めいそう)やヨガに興味を持つようになった経緯を明かした。麻原彰晃死刑囚の本を読み、「これは実際に経験してなければ書けない内容だ。本物だな」と感じたといい、「オウム神仙の会」に連絡したところ、麻原死刑囚から直接、電話がかかってきたという。
 出家のきっかけは「ハルマゲドンに対する不安と、解脱に対する憧(あこが)れ」。坂本弁護士一家殺害事件について、「『時間よ、戻れるものなら、戻ってくれ!』と叫びたいです」と記した。
 また、「自分達のしたことを直視し、許しを乞うとともに、被害者やご遺族の苦しみが和らぐようにと日々祈るしかありません」と心境を吐露していた。
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オウム早川被告の死刑確定へ 最高裁が上告棄却
2009.7.17 15:17
 坂本堤弁護士一家殺害事件をはじめとした7事件で殺人罪などに問われ、1、2審で死刑判決を受けた元オウム真理教幹部、早川紀代秀被告(60)の上告審判決で、最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)は17日、「教団幹部として犯行に積極的にかかわり、果たした役割は大きい」として、早川被告側の上告を棄却した。死刑が確定する。


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