佐世保の事件 精神鑑定延長へ
NHK NEWS WEB
佐世保市で、ことし7月、当時高校1年生の少女が同級生を殺害したとして逮捕された事件で、事件前の少女の状態を知る父親が自殺したことなどを受け、刑事責任が問えるかどうか、さらに詳しく調べる必要があるとして、検察庁は、少女に対する精神鑑定の期間を延長する方針を示しました。
この事件で、同級生を殺害したとして逮捕された少女は、逮捕された直後、「猫を解剖するうちに、人を殺したいと思うようになり、我慢できなくなった」などと供述していることがわかっていて、刑事責任が問えるかどうか、医療機関で、事件当時や現在の精神状態について詳しく調べる精神鑑定をことし8月から受けています。
しかし、事件前の少女の状態について最もよく知る父親が、10月に入り自殺したことなどから、少女の刑事責任が問えるかどうか調べるには、さらに時間が必要だとして、長崎地検方察庁は、裁判所に精神鑑定の期間を延長するよう請求を出す方針を示しました。
現在行われている少女の精神鑑定の期間は、11月10日までで、検察庁は、期間の延長をいつ裁判所に請求するかや、どのくらいの期間延長するかについては、今後検討するとしています。
10月29日 12時41分
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佐世保高1女子殺害、児童相談所「医療優先」と判断
TBS News
今年7月、長崎県佐世保市で起きた高校の同級生殺害事件で、加害少女を診察していた精神科医から事件の前に通報を受けた児童相談所が何ら対応していなかった問題で、県は29日、当時の対応についての検証結果を報告しました。
児童相談所の対応をめぐっては、事件が起きる1か月半前、精神科医が相談所に「少女が、父親をバットで殴り殺害しようとした。このまま放置すれば、誰かを殺すのでは」と少女の名前を伏せて電話をかけています。
県の検証結果によりますと、この電話で、精神科医は「何かが起こる前に電話した。協議会で支援できないか」と伝えていました。厚生労働省の指針では、非行児童は協議会の支援対象としていますが、相談所の職員は「支援するケースと思えない。治療やカウンセリングなど医療行為が優先する」と回答したということです。県は29日、この対応に適切ではなかった点があったと認めた上で、今後、警察や医療など関係機関との連携のあり方を見直すことにしています。
ところで、加害少女の精神状態などを調べるため、来月10日まで、3か月間の予定で行われている鑑定留置について、長崎地方検察庁は期間をさらに延長する方針を固めました。(29日11:43)
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◇ 「佐世保高1殺害事件」加害少女の父親自裁/ 親なら、逃げてはならない。死んではならない。〈来栖の独白〉 2014-10-08 | 社会/生命犯 問題
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