「世界の情報機関は現在ハッカーを採用している。日本も独自の通信傍受体制を築く必要がある」佐藤優氏

2013-07-04 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

群馬「正論」懇話会 佐藤優氏が講演 「日本も独自の情報機関を」
産経新聞2013.7.4 09:14
 群馬「正論」懇話会の第31回講演会が3日、前橋市の前橋商工会議所会館で開かれ、作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏が「国際情勢の変動と日本外交の課題」と題して講演した。
 佐藤氏は国際情勢について「国家のエゴが強まっている。相手国の立場を顧みず、自国の立場を最大限に主張する『新帝国主義』の時代になっている」との認識を示した。その上で「帝国主義国の中国は、潜在的な脅威ではなく顕在化した現実的な脅威だ」と強調した。
 佐藤氏は「日本も独自の情報機関をつくる必要がある」とも指摘。米中央情報局(CIA)元職員が米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集活動などを暴露した問題に触れ、「世界の情報機関は現在ハッカーを採用している。日本も独自の通信傍受体制を築く必要がある」と訴えた。
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NSAによる盗聴 米「世界の国々は国益を守るため様々な情報収集活動を行っており、特別なことではない」 2013-07-01 | 国際 
 米 情報収集は特別なことではない
 NHK NEWS WEB 7月1日22時9分
 アメリカの情報機関が、極秘に大量の個人情報を収集していた問題で、アメリカのケリー国務長官は、日本を含む各国の大使館も盗聴などの対象になっていたとの報道が出ていることについて、「こうした活動は特別なことではない」と述べ、一般論ながらも、各国とも、こうした情報収集活動を行っているという見方を示しました。
 アメリカのケリー国務長官は、1日、ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議が開かれているブルネイで記者会見しました。
 この中でケリー長官は、アメリカのNSA=国家安全保障局による盗聴などの対象に、首都ワシントンの日本を含む各国の大使館やEU=ヨーロッパ連合の施設などが含まれていたと、ヨーロッパの新聞や週刊誌が相次いで伝えたことについて、事実関係を確認する必要があると説明しました。
 そのうえで、「世界中の国々は、国益を守るためさまざまな活動を行っており、あらゆる情報が活用されている。こうした活動は、多くの国にとって特別なことではない」と述べ、一般論ながらも、各国とも、こうした情報収集活動を行っているという見方を示しました。
 一連の報道は、問題を告発したCIA=中央情報局の元職員が保有するNSAの「極秘文書」の一部として伝えられていて、1日、ケリー長官と会談したEUのアシュトン上級代表がこの問題を取り上げるなど、ASEANを舞台にした会議の場でもアメリカに説明を求める声が上がっています。
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〈来栖の独白 2013/7/1 Mon. 〉
 可能な限りインテリジェンスの翼を広げるのは、国際社会においては当たり前のこと。自国を自分で守る・・・、あったりまえ。ところが、ありもしない「諸国民の信義と公正」に信頼して、この当たり前のことをしてこなかったのが日本。国際社会の、いい笑いもの。いつまでも敗戦国憲法に捕われていないで、眼を世界に向け、国際感覚を身に着けなければ、この国は亡びる。
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『動乱のインテリジェンス』著者(対談) 佐藤優×手嶋龍一 新潮新書 2012年11月1日発行 2013-06-27 | 読書 
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