京アニ放火1年 鑑定留置中の青葉真司容疑者、今も寝たきり 重症での勾留に疑問の声も 2020.7.18

2020-07-18 | 死刑/重刑/生命犯

京アニ放火1年 鑑定留置中の容疑者、今も寝たきり 重症での勾留に疑問の声も 
 2020年07月18日 09時36分 毎日新聞 

 36人が死亡、33人が重軽傷を負った「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)での放火殺人事件で、青葉真司容疑者(42)は5月27日、京都府警に殺人と殺人未遂、現住建造物等放火などの容疑で逮捕・送検された。現在は京都地検が事件当時の精神状態や刑事責任能力を調べるため鑑定留置中で、医師による精神鑑定が実施されている。9月10日までの予定で、地検は鑑定結果を踏まえて起訴の可否を判断する。

 青葉容疑者は2019年7月18日の事件直後に身柄を確保されたが、ガソリンをまいて火を付けた際、全身の9割に最も重い「3度熱傷」を負い、死亡の恐れもあった。皮膚の移植手術を受けたが重症で、逮捕時も入院先から寝たきりのまま搬送された。捜査関係者は「現在も自力歩行できる状態ではない」と話す。

 全身やけどで感染症にも弱いため、逮捕以降は医務部のある大阪拘置所(大阪市都島区)で勾留。関係者によると、介護ベッドが使えるよう居室や面会室を改修してエアコンも設置された。取り調べはベッドに横たわったまま実施され、別室に看護師らが待機。これまでの調べに容疑を認め、京都アニメーションへの恨みを供述しているが、大量殺傷につながる動機はみえない。

 重症の容疑者の勾留には専門家から疑問の声も上がっている。6月9日に勾留理由の開示手続きが京都地裁の公開の法廷であった際はストレッチャーに乗ったまま入廷。開示請求した弁護人の遠山大輔弁護士は「逃亡や証拠隠滅のおそれはなく、任意で取り調べれば足りる」と勾留の違法性を訴えた。勾留の取り消しを求めて最高裁に特別抗告までしたが棄却されている。

 遠山弁護士は▽接見を7回申し込んだが体調を理由に4回断られた▽新型コロナウイルス対策の名目で接見室のアクリル板の穴も塞がれている――などと指摘。「防御権が侵害されている」と捜査当局を批判する意見書を地裁に提出している。【千葉紀和】

 ◎上記事は[@niftyニュース]からの転載・引用です
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青葉真司容疑者「ツルネと似通う」 京アニ放火殺人事件から1年 2020.7.18


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