【ニッポンの新常識】憲法9条の問題点 GHQが日本の軍事的脅威から米国を守る目的で考案
zakzak 2017.05.13
安倍晋三首相(自民党総裁)は3日、改憲派が都内で開いた集会にビデオメッセージを寄せ、憲法9条に自衛隊の存在を明記した条文を追加したうえで、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年を「新しい憲法が施行される年にしたい」と明言した。
日本国憲法全103条は、GHQ(連合国軍総司令部)民政局に所属する若い米国人24人が英語で作成した草案をもとに制定された。近年この事実は広く知られるようになったが、制定時から最大の問題は9条である。
6月出版予定の自著『米国人弁護士だから見抜けた日本国憲法の正体(仮)』(角川新書)でも詳述するが、9条に触れない憲法改正論議など無意味に等しい。だから、私はひとまず9条だけを改正し、その後10年程度の時間をかけて、全条文を見直した「自主憲法」を制定すべきと考えている。
9条の条文を再確認して問題点を論じる。
《1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する》
《2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない》
1項は「侵略戦争の放棄」との解釈が定着している。世界159カ国の憲法典に、このような「平和条項」がある現代、1項も削除すべきとの主張は少数派だ。
問題は2項で、2つの文章に分かれる。前半は「戦力の不保持」で、後半が「交戦権の否認」である。米国人が、日本の軍事的脅威から米国を守る目的で考案した。
個人的には、1項を残して、2項を「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の必要な戦力を保持し、政府は国防に努める義務を負う」とすれば分かりやすいと思う。
しかし、安倍総裁は1項と2項を両方残し、3項に自衛隊を明記することを提案した。「加憲」を主張する公明党への配慮もあると思うが、一部野党や憲法学者の7割近くが「自衛隊違憲論」を支持する現状を完璧に破壊したいのだろう。
私は、日本の憲法学者の大半は「日本国憲法解釈学者」に過ぎないと主張してきた。もし、9条3項の文言について、憲法学会で侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が始まったならば、この主張は撤回する。
護憲派の野党は相変わらず危機感も責任感もなく、主張も的外れだ。
代表が口を開くたびに支持率を下げる政党がある。あの代表は政権側が送り込んだ「トロイの木馬」ではないかという疑念を、ひそかに抱いている。
■ケント・ギルバート
米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。
◎上記事は[zakzak]からの転載・引用です
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◇ 「憲法9条が日本を守っている」という無知と現実逃避が、日本を危機にさらしている ケント・ギルバート
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日本が、戦争に破れ、外国の占領状態でおしつけられた憲法がどうして平和憲法だと言えるのでしょうか。
旧約聖書を読みますと、ヘブライ人が、ペリシテ人(南欧系の海賊民族)に占領された時、ペリシテ人は、ヘブライ人が武器や鉄製品を製造することを禁止したことが書かれています。
憲法9条も、『ペリシテ人の命令』と同じではないでしょうか?決して、平和憲法ではないと思います。
もちろん、私は限りなく平和を愛します。でも、その平和は、健全な祖国愛と郷土愛があってこそだと思います。
憲法9条については、狂信的と言えるような信奉者がいるんですね。私も、そういうかたと、お話したことがあります。
わたしは、そのかたに、『憲法9条が、平和を守ってきたことは、あるていど事実だと思います。でも憲法だけが平和をまもってきたのではありません。自衛隊や警察や海上保安庁の御活躍があればこそではないでしょうか』と、申し上げたのですが、そういう意見も受け付けていただけませんでした。ともかく、憲法9条を少しでも批判すると、たちまち感情的になって
激怒するので、そんな人には、それ以上なにもいえません。ブログ主宰者にも、そんなかたがいます。
まあ、年齢的には、50歳後半から60歳代、70歳ぐらいのかたが多いような気がします。先日、ゆうこ様がおっしゃっ
てますように、みっちり洗脳された人なんでしょうね。もう少し、ちがった意見にも耳をかたむけていただきたいとおもうのですが。。。。。。
同感のコメント、ありがとうございます。
おっしゃるように、人の意見、自分と違う意見に耳を傾けない人が多いようですね。人の多様性を認めることができるようになれば「大人」ですが。
有名人にも護憲の人が見受けられますが、例えば吉永小百合さん、「護憲、反戦平和を口にすることすら難しくなっている」と発言していたのには、驚きました。どの場でも、声を大きく上げているのは、護憲・左翼の人たちではありませんか。