千葉景子氏 法相在任中の記者会見まとめ vol. 1

2011-02-28 | 死刑/重刑/生命犯

法務大臣臨時記者会見の概要 平成22年7月28日(水) 
 本日,私の命令の下に,篠澤一男,尾形英紀の2名の死刑を執行しました。この2名に関する犯罪事実の概略を申し上げますと,まず篠澤一男については,宝飾品店の店員を殺害して,宝飾品を強取しようと企て,同店店長ら6名の女性被害者に対し,その身体等にガソリンを散布するなどして,ライターで火を放ち,同店を全焼させるとともに,女性被害者6名全員を火傷死又は焼死させて殺害し,宝飾品を奪った,強盗殺人,現住建造物等放火事件です。尾形英紀については,自己の交際相手と肉体関係を持とうとしたのではないかと男性被害者を問い詰めたものの,これを認めないことに激高し,その背部,腹部を数回突き刺すなどして男性被害者を殺害し,さらにその状況を目撃するなどした女性被害者3名を失踪を装って殺害するため,車で連れ去った上,同女性被害者3名の頸部をタオル又はビニールロープで締め付け,うち1名に対しては更にその側胸部を包丁で多数回突き刺すなどして,女性被害者のうち1名を殺害し,2名に重傷を負わせた,殺人,殺人未遂事件です。このようにいずれの事件も大変残忍な事案でもあり,それぞれの被害者の御遺族の方々にとっても大変無念な事件であったと思います。そして当然のことではありますが,いずれの事件も裁判所において,十分な審理を経た上で,最終的に死刑が確定したものです。以上のような事実を踏まえ,慎重に検討させていただいた上で,死刑の執行を命令した次第です。今回の死刑の執行に当たりまして,私は自らが命令した執行ですので,それをきちっと見届けることも私の責任だと考え,本日の執行に立ち会ってまいりました。死刑の執行は適切に行われ,私自身,自らの目でそれを確認させていただき,改めて死刑について深く考えさせられるとともに,死刑に関する根本からの議論が必要だということを改めて強く感じました。そこで,今後の死刑の在り方について検討するために法務省内に勉強会を立ち上げることにします。私自身の下,法務省内の関係部局等によって構成することとしますが,開かれた場で幅広く外部の様々な方から御意見をお聞きをしたいと,御議論に加わっていただきたいと考えています。この勉強会はあらかじめ結論を決めて行うものではありませんが,死刑制度の存廃を含めた,死刑制度の在り方等を検討することを考えています。そして裁判員裁判によって刑事司法に対する国民の関心,あるいは自らが裁判で判断をされると,こういう責任を国民の皆様も負うことになっているという状況の中で,この勉強会の成果を公表し,死刑の在り方について,より広く国民的な議論が行われていく契機にしたいと考えています。また,刑場は厳粛な死刑執行の場ですので,本来一般の公開にはなじまないという指摘もあります。しかし,今述べたような,国民的な議論に資する観点から,今回,東京拘置所において,マスメディアの取材の機会を設けるよう私から今指示をしたところです。近くそのような機会を設けさせていただくつもりです。
死刑執行に関する質疑
Q:26日から民間人としての大臣となられました。この度の選挙は落選だったのですが,その際,これまでに行われてきた法務行政について民意の理解は得られなかったという指摘もありますが,このタイミングで死刑を執行された理由を改めてお願いします。
A:これは時間をかけて検討し,そしてまた問題がないかどうかを精査をさせていただき,その結果,このような時期になったということです。
Q:死刑執行のタイミングと御自身の選挙との関係がやはりあったと理解してよろしいですか。
A:全くそれはありません。それ以前から様々な検討をさせていただいていました。
Q:国民的議論については,昨日の会見でも具体的な行動についてはなかなか知恵がないとおっしゃっていて,引き続き検討をしていくというようなお話だったのですが,なぜ執行してから勉強会を立ち上げるなどの具体的な行動を起こすということになったのでしょうか。それ以前に国民的議論を深めようという行動なり努力というのはされなかったのでしょうか。
A:これも,これまでも申し上げてまいりましたように,どのような形で行えばいいのか,私なりに考え続けてまいりました。その一つの結果です。
Q:今日までの間に国民的な議論は,結局起こされなかったと思うのですけれども,いかがでしょうか。
A:これまでの間は,なかなかそこまで私も至ることができなかったのは確かです。今後,是非私たちも正面から議論させていただき,そして,それを受け止めて国民の皆様にも様々な議論の状況を御提供し,それに基づいた議論を様々な場で展開をしていただくことを願っています。
Q:死刑の執行に法務大臣が立ち会うのは今回が初めてのことですか。
A:分かりませんが,多分そうではないだろうかと思います。
Q:立ち会ったときの率直な心境とはどういうものだったのですか。
A:私はあくまでも指揮命令をした者として,自分の指揮命令をきちっと確認をするということで立ち会わせていただいたと,これに尽きることです。
Q:死刑の執行と勉強会の立ち上げというのはセットでなければならなかったのですか。執行しなくても立ち上げること,議論をすることはできたと思うのですけれども。
A:別にセットで考えたわけではありません。
Q:たまたま一緒になっているという,そういう理解でよろしいですか。
A:それで結構です。
Q:大臣は,参議院議員として,大臣就任前は死刑廃止を求める活動に一生懸命取り組んでこられたと思いますが,今回,死刑廃止を求める御自身の信念を曲げることをされたわけですが,信念を曲げて署名したことについて,心境をといいますか,その辺をお願いします。
A:私も死刑の問題について,様々な議論の下で廃止をするという方向があれば,それは一つの方向性だろうと,そのために私もいろいろな議論に参加をしてきました。これからも多くの皆様との議論の中で,廃止という方向が出れば,それはまた一つの国民的な回答だろうというふうに思います。そういう意味では,決して私が何か考え方を異にするということではありません。これまでも,方向としてはそういうことがこれから求められていくのだろうというふうに考えていましたけれども,法務大臣としての職責が定められているということを承知をしながら大臣職を務めさせていただいてきたということです。
Q:これまで慎重に検討されるということをおっしゃってきて,今回執行を決めたという一番の理由は何なのでしょうか。
A:これは様々な要件,あるいは状況,こういうものを,この間,検討させていただいてきた,その結果だということです。
Q:具体的には。
A:いろいろな要素があります。
Q:今日,二人の死刑の執行を御覧になったということでよろしいですか。
A:はい。それぞれ立ち会わせていただきました。
Q:順番は,どういう順番でしょうか。
A:申し上げたとおりです。
Q:残りの死刑確定者は107人ということでよろしいでしょうか。
A:現在107人です。
Q:今後勉強会を立ち上げて,議論を深めるということですが,その議論である程度の結果が出るまで,また次の執行というものは考えないということなのでしょうか。
A:今それを申し上げることはできません。
Q:野党の一部に,大臣の落選後から,問責決議案を出そうという意見もありますけれども,9月の代表選後に辞めることが分かっている大臣がこのタイミングで死刑執行を行ったことについて,問責決議案を出すという意見もある中で,このタイミングで行ったことによる影響といいますか,それからそういう政治的な動きへの影響など,それが出された場合の対応をお聞かせください。
A:今回のことはこれまで検討をさせていただき,そしてその結果として執行に至ったという,これだけです。
Q:勉強会についてなのですが,大臣が議論するのでしたら,大臣が在職する間に日程の目途や,あるいは方向性を出してもらいたいという御意思はあるのでしょうか。
A:そんなに簡単に私は結論が出るとはなかなか思いません。ただ,やって何にもならないというようなことがあってはならないと思いますので,そこはできるだけ,精力的に,そしてまたいろいろな御意見も聞き,あるいは発信をし,そして議論を進めていかなければならないというふうに思います。
Q:本日の死刑執行に立ち会われて,感想というのは難しいと思いますけれども,驚かれたこととかおかしいと思ったこととか,想像と違っていたこととか,何か一つでもございませんでしょうか。
A:執行については,個別な私のコメントは差し控えさせていただきます。
Q:本日の執行に至ったというのが,予算委員会や問責決議案が参議院で出されたりということについて,批判をかわすといった意味合いはなかったのでしょうか。
A:全くありません。
Q:選挙前から検討をされていたということですけれども,勉強会はまだなかったのですから,検討というのは,省内で大臣を含めてどのような形で検討されたのか具体的にお願いします。
A:当然のことながら,記録を精査する,あるいは今の実情などの報告をもらう等々の検討を続けてきたということです。
(以上)
---------------------------
法務大臣閣議後記者会見の概要 平成22年7月30日(金)
 本日は,入国管理局の収容施設に収容されている外国人について,仮放免の必要性・相当性を一定期間ごとに検証することとしたことを御報告します。(略)
死刑執行等に関する質疑
Q:先日,大臣が命じた死刑執行に関して,先日の会見で勉強会を開かれるということと刑場公開を指示されたということを発言されました。それについてのタイムスケジュール的なものをお考えでしたら教えていただけますでしょうか。
A:勉強会の立ち上げ,それから刑場の公開,取材につきましても8月中には実施できるようにしたいと,今,指示をしているところです。
Q:勉強会の構成員につきまして,先般の記者会見で省内の関係部局の職員だけではなくて,外部の有識者の方の意見もお聴きしたいという話がありました。構成員について内部や外部の方というのは,具体的にどのような方を考えているか教えていただけますでしょうか。
A:今,詳細については検討を続けているところですが,勉強会そのものは,内部のというか,それぞれの関係部局の職員を中心に,私が座長をさせていただいて,進めていくことを想定しています。ただ,先般も申し上げたように,できるだけというか原則,様々な議論の経過や成果は公表させていただきますし,それからいろいろな外部の皆様にも御意見を御提供いただくというようなことは,公開の場で行うように私は想定しています。
Q:先般,死刑を執行した2人の資料について,いつごろから御検討を始められたかについてお願いします。
A:これは,どのようなときでも変わらないことだと思いますけれども,個別の案件の検討経過というのは,お話をするものではないというふうに考えています。
Q:検討を始められたタイミングがなぜそのタイミングなのかということについてお願いします。
A:検討を始めた時期がどういうタイミングとかそういう問題ではありません。突然いつからとかそういうことではないというふうに御理解いただければと思います。
Q:資料の御検討とか御判断をする過程でどなたか相談された方はいらっしゃいましたでしょうか。
A:これも申し上げるべきものではありませんが,少なくとも法務大臣としての職務の責任を全て私が負って判断をするというものであろうというふうに思っています。
Q:執行を決定するにあたり,御決断の一番大きな要因となったものが何かありますでしょうか。国民の声などは考慮に入れられたのかということもお願いします。
A:これは今申し上げましたことと変わるものではありませんが,法務大臣として職責をどう果たしていくべきなのかということを考え,そして様々な検討,あるいは精査をさせていただいて,結果に至ったということです。
Q:今回は執行の発表と同時に,先ほどの質問に出たように勉強会の立ち上げと,刑場の公開の御指示の話もありましたけれども,同じ民主党の村越祐民衆議院議員が冷房と暖房を一緒につけるようなものだというふうな批判をしたり,今までの大臣の死刑に対してとられてきた姿勢からすると,やや分かりにくいのではないかという印象を与えているところも事実としてあるのではないかと思うのですが,そもそも大臣としては,現時点で死刑制度についてはどうあるべきだと考えていらっしゃいますか。
A:これはいろいろな御意見があることは私もきちっと受け止めさせていただきたいと思っています。死刑制度につきましては,是非これから多くの皆様に御議論をしていただいて,私自身はもともと廃止をするというのも大きな日本国としての方向性の一つだろうというふうには考えてまいりました。それは,決して変わっているものではありません。
Q:勉強会と刑場の公開は,かなり唐突な話だと,かなりそういう意見が出ているのですが,大臣は就任の会見以来,死刑に対して慎重な姿勢をとっていたと思うのですけれども,こういう勉強会とか刑場の公開について,なぜこのタイミングで発言されたのかということが私も理解できないのですが,その辺を詳しく説明していただけませんか。
A:これも,この間,死刑について,本当にどうあるべきか,あるいはどのようにいろいろな皆様に御議論いただけるものだろうかと,私も考え続けてまいりました。そして,その結果として,何とかまずは刑場の公開をして一つの議論の契機にしていただけるものではないかと,こういうふうにも考えたところです。これは決して特別なタイミングを見たとか,そういうことではありません。ずっといろいろ考え続けてきたことの結果ということです。
Q:勉強会について,死刑廃止を推進する議員連盟など特に死刑を反対する方々からは,勉強会で議論するのは死刑の執行を停止にして行うべきではないかという意見を言っていますが,そういった意見について,どのようにお考えですか。
A:これはその議論の経過の中で,いろいろ御意見を出していただけることを願っていますが,法務大臣として職務,職責があるということも,この間私もずっと念頭に置かせていただいてきたことです。そのような御意見があるということも私も承知をしていますし,それも一つの大変重要な御提起ではあると思っています。ただ,法的には制度が存続され,そして執行という責任を私も負っているということですので,そういう御意見があるということを今後も十分念頭に置かせていただきたいと思います。
Q:今回の執行についての大臣の御決断にいろいろな見方があると思うのですけれども,大臣になられて,法務官僚に説得されて押し切られたのではないかという見方もありますし,実際そういうふうなニュアンスの報道もあったかと思うのですけれども,死刑の執行というものについて,大臣になられてからお考えを変えられたということ,あるいは率直に言って法務省の官僚に説得されて考え方を変えられたということはあったのでしょうか。
A:それは,私は全く当たっていないと思います。法務大臣を拝命をさせていただくということは当然のことながら,そのような職責を負うことなのだということは,私は当初から,きちっと念頭にありました。
Q:刑場の公開をとりあえず一番最初におっしゃいましたけれども,そのほかにも死刑制度にまつわる情報公開の論点など,いろいろあると思うのですが,死刑確定者の処遇の在り方であるとか具体的な執行方法,絞首刑ですることは分かっているのですけれども,そういったほかの点に関する情報公開についてはどういうふうにお考えですか。
A:そういうこともどういう形でお伝えをすることができるのか,あるいは,私もできるだけ死刑確定者の尊厳を損ねることなく,しかも多くの皆様の真剣な御議論を考え合わせていかなければいけないと思います。そういうことも併せて,この勉強会,それからいろいろな皆様からの御提起,こういうものを是非積極的に,そしてまた精力的に進めていくことが大切だというふうに思っています。
Q:勉強会について一つ確認させていただきたいのですけれども,死刑執行のときの大臣の臨時記者会見では,出来るだけ公開された形でという話があって,今日の会見では経過や結果は出来るだけ公開することが原則で,外部の方から話を聞くときには公開するという形でしたけれども,内部の勉強会そのものを公開する,要は全て議論の場は公開するというお考えはございますか。
A:そこはどういう形で公開というか,それを皆さんにどのようにお伝えをするかということは,できるだけきちんとお伝えできるような形にしたいというふうには思っています。ただ,まずは内部でいろいろな議論というところですので,直接それをオープンな場でということではありませんけれども,そこは,こういう議論をしているということはできるだけお伝えすることを私は考えています。
Q:死刑廃止について,それも大きな方向性の一つだろうと,ただその考えは変わっているものではないという御発言がありましたけれども,死刑を執行したとはいえ,死刑廃止というのはまだ信念としてお持ちだと考えてよろしいのでしょうか。
A:これまでもそうですが,死刑廃止というのは信念というか,そういう社会に歩みが進んでいくことも,日本の社会として一つの大きな行く道ではないかというふうに私はずっと考えていました。そういうことは変わるものではないということです。
Q:国民の大半が死刑制度については是とする意見も多いのですが,それに反してでも死刑制度はやはり廃止しなければいけないというお考えなのでしょうか。
A:私は,いろいろな世論の調査結果というものもあり,あるいはそこになかなか出てこない御意見もあり,これまで本当に十分に向き合ってくることがなかなか出来なかったのではないかというふうに思います。そういう意味では,これからどういう議論が進んでいくか,あるいはそれぞれがこの問題をどう考えていただけるか,そういうものに私は,日本の社会が,そして,日本の政府がどういう方向を見出していくのかと,こういうことになるのではないかと思います。
Q:勉強会については内部で当初は検討するという形になるのですが,死刑の存廃の議論について,法務省内では従前からやってきたということはないのでしょうか。勉強会を突然始めるというのはちょっと腑に落ちないのですけれども,大臣が就任されて以後,死刑の是非については省内でもだれかに意見を聞くとかそういうことは全くなかったのでしょうか。なぜ今ごろ勉強会を始めるのかという,その辺の理解が国民もあまり分からないのではないかなと思うのですけれども。
A:これまでもいろいろな形で,いろいろな場面で論じられてきたというふうには思います。私も御意見をお聞かせいただくような機会が決してないわけではありません。そういう意味では改めてきちっとした論議をやはりしていく必要があるだろうと,私はそう判断させていただいたからです。
Q:裁判員裁判ではこれまで一度も死刑の判断というものを市民がしたケースというのはないのですけれども,今後は凶悪事件で被害者が複数のケースではそういう判断がありえると言われている中で,市民が死刑の判断をする,国の制度として死刑があるのにもかかわらずその責任者である大臣が死刑執行の決断しないということがおかしいという議論もかなりあることを念頭におかれていたのでしょうか。裁判員裁判との関係で考えられたことというのはあるのでしょうか。
A:全くないとは申し上げません。やはり,昨年,市民が裁判員裁判に参加をするということになり,そこで,判断を下さなければいけない,そういう場面も当然ありうるわけでございまして,そういうことについて,やはりできるだけ刑罰の内容というか,そういうことをやはり知っていただく必要があると思います。全く情報が閉ざされたままに判断を下さなければいけないというのは困難なことですから,私もやはり裁判員裁判において,国民の皆様に対してその判断を求める以上は,情報やあるいはそれに対する判断の材料というのでしょうか,そういうものはお示しをしていく,そういうことも必要なことだろうというふうに考えています。
Q:こうした議論を起こす上で,その前提として,法務大臣の職責を果たすという意味での執行をしなければ説得力がないというふうにお考えなのでしょうか。また,勉強会について,今後,大臣が替わられたりすると思うのですけれども,その議論がどのように引き継がれていくのかということについて,現段階ではどのようにお考えでしょうか。
A:最初の御指摘は,私は直接,前提となるとかそういう問題ではないというふうに考えています。議論をするということも私は大変大きな課題であるというふうにずっと考えていましたし,そしてまた,今,制度が存在し,そしてまた大臣としての職責を私も負っているということについても,どのように果たしていくかということについて考えてまいりました。どちらも,私にとってはずっと念頭にあった問題です。それから,勉強会については,これは私の指示の下にスタートをさせていただくということになりますが,私はこれだけの重要な問題について,議論が消えていくとか,途絶えてしまうということがあってはならないし,そういうことにはならないものだというふうに思います。
Q:大臣は今回死刑の執行に立ち会われましたが,なかなか死刑執行においては,高等検察庁の検事であるとか拘置所の職員以外の方で立ち会うケースはほとんどこれまでもなかったと思うのですけれども,今このタイミングで話されるかどうかは別として,今後,死刑を巡る今回の勉強会,あるいは勉強会から派生する議論の中で,御自身が立ち会って御覧になって感じられたこと,あるいは見聞きされたことというのを何らかの形でお話になられたりとか,周囲に伝えていくということはお考えの中にあるのでしょうか。
A:必要とされれば,それから,適切な形があるのであれば,そこはまた考えていかなければいけないというふうに思います。
Q:死刑の執行のときに様々な要件や状況を考慮して決めたとおっしゃったのですが,そういうこととは直接関係はないのですけれども,野党から,大臣が落選後の執行であったことから,非常に批判が相次いでいます。今日から臨時国会が始まるのですけれども,今回の執行したという事実が菅政権の政権運営にとってはプラスになるというふうにお考えか,マイナスになるというふうにお考えか,その辺りはどういうふうに感じていますか。
A:私は,それをコメントする立場ではありません。あくまでも法務大臣としての職責に基づいて様々な問題を慎重に考えてここに至ったと,それだけです。
---------------------------
法務大臣閣議後記者会見の概要 平成22年8月20日(金) 
刑場の公開及び死刑の在り方についての勉強会に関する質疑
Q:今月末までに刑場の公開ということで,準備されていると思うのですけれど,改めてなのですが,刑場を公開するということによって,どういった効果をもたらしたいと思っていらっしゃるのか,その辺をお聞かせください。
A:皆様に8月中には刑場を公開するということでお話をさせていただいていますので,現在,鋭意準備をさせていただいているということです。必ず8月中には公開,取材をいただくということにしたいと思っています。具体的にこういう効果を上げるためにということを考えているわけではありません。ただ,やはりいろいろな議論をいただく,あるいは裁判員裁判などに際しても,やはりいろいろな判断をいただいたり,刑場の公開ということだけでよろしいというわけではありませんけれども,やはり情報を少しでもきちっと皆様にお伝えをして,そして様々な判断や御議論の一つの素材といいましょうか,その判断の一つの基礎にしていただくと,こういうことが大事であろうというふうに思いますので,そういう意味で,いろいろな意味での情報を適切に提供させていただく,公開をするということのまず一つだというふうに私は考えているところです。
Q:今月中に2回目の死刑の在り方についての勉強会を計画されているということなのですが,改めてなのですが,勉強会を大臣としてどういった方向に向かわせたいと思っているのでしょうか。
A:この勉強会,まずはいろいろな皆様が各場面で,あるいはそれぞれの場所で死刑や刑罰についての御議論をいただく一つの契機となればということで,省内で勉強,そして論点などを整理をして皆様にもそういう意味で御提供させていただこうということです。まず今の議論のそれぞれの論点等々,整理をさせていただこうというのが2回目の勉強会の大きなポイントであろうかというふうに思っています。今後いろいろな御意見を持つ外部の皆様からの意見をお聞きをするという場をできるだけこれも早く,9月に入りましてから設けたいと思っていますし,そういうことを一つの契機にしながら,国民的な,あるいはそれぞれの場所での議論が少しでも活発になっていただくことを私も期待をするところです。その勉強会をさらにどのような形でということにつきましては,この勉強会の2回目,3回目の議論を踏まえながら,今後の方向性を詰めていきたいと思っています。
-----------------
法務大臣閣議後記者会見の概要 平成22年8月27日(金) 
今日は,定例の記者会見をさせていただく日ですけれども,いろいろな会議の都合あるいは,ちょっと新しい報告ということもあり,このような時間になりました。そしてまたいろいろな多くの皆様に出席いただきありがとうございます。まずは私の方から冒頭申し上げさせていただきます。本日,かねてより申し上げていましたとおり,東京拘置所の刑場につきまして,マスメディアの方々に対する公開及び説明の機会を設けさせていただくこととなりました。具体的には,本日の午前中に,東京拘置所におきまして,マスメディア関係者20数名の方を刑場に実際に立ち入って取材をしていただいたところです。また,このあと午後4時から,当省におきまして,事務当局から,刑場の写真を公表させていただくとともに,死刑の執行方法,死刑確定者の日常生活の概要等についての説明を行わせていただくこととしています。今回の刑場の公開及び説明の在り方については,死刑制度についての国民的な議論あるいは,様々な行政の情報をできる限り明らかにしていくことを念頭に置かせていただきながら,しかし一方で,死刑確定者やその関係者,あるいは地域社会等に与える影響,また,死刑執行にあたっている刑務官の心情等を配慮し,東京拘置所の管理運営,保安警備上の制約の中で,可能な限りこのような情報提供,そして取材の機会を設けさせていただいた次第です。裁判員裁判によって刑事司法に対する国民の関心も高まっている昨今です。今回の取材の機会の提供が,死刑制度についての国民的議論の一つの情報,いろいろと検討をいただく一つの材料となるものではないかと考えているところです。以上,刑場について取材をいただきましたことについて御報告をさせていただいた次第です。
刑場の公開に関する質疑
Q:本日刑場を公開されたということで,大臣として今後どういった議論を期待されているのか,また,どういった方向性の議論を想定されているのでしょうか。
A:方向性というのを私から申し上げるものではないというふうに思っています。この刑場の公開,こういった形でいろいろな皆様に考えていただく,それから今省内でまずは勉強会を立ち上げていますけども,そういう議論やそこで提供される資料などをでき得る限り提供させていただきながら,どういう形で国民的な議論の場が出来ていくのか,公開というような場もあるでしょうが,私どもが何か参考になるような場を作る形になるのか,いろいろな形で議論の一つの材料といいましょうか,そういう契機になればと考えているところです。そういう意味では今日取材いただいたこと,これだけが何か特段大きな議論の材料ということではありませんけども,やはりいろいろな情報をきちっと得て議論いただくことが大事だと思いますので,その一つの材料だというふうに考えています。
Q:これまでに何度かフリーランスの記者にも刑場の公開が行われるのかということについて質問させていただきました。その度に大臣は,フリーランスの方にも公開できるように進めていくと説明して来られましたが,本日の刑場公開は午前中に行われたようで,その際に公開されたメディアなんですけれども,事前に選別をされたと広報室の方から伺っております。その選別の方法なんですけれども,どのような形で行われたのか,また,選別の方法について後から検証可能なように録画などで,しっかりと証拠が残るような形でされたのかどうか教えてください。
A:今回の刑場の公開については,基本的には実際の取材をいただく刑場の大きさとか,あるいは保安上の様々な制約,そういう中で数等の制約をかけざるをえないというのがありました。その中でフリーランスの記者の皆さんを排除しようという趣旨ではなく,その限られた数の中で取材をいただくということを基準にしながら,いくつかのマスメディアの皆さんに取材いただいたということです。あくまでも物理的なあるいは保安上等々の制約の下に,まずは少なくとも取材をいただいてそういった情報を様々御提供いただこうという趣旨ですので,それ以上の意図ということは全くありません。
Q:選別の基準というのは,どのようなところに置いておられたのでしょうか。
A:いつも取材をいただくメディアの皆さんを基本にしながら,更にプラスをすることができ得るのであれば,それはもちろん多くの皆さんが取材を求めておられるということは,私も承知をしていますので,そこを選別といいますか,どこまで数を制約するかということを事務方に指示をして,そしてそこで一定の枠を作らせていただいたということです。
Q:今の質問に関連して,公開の対象についてなのですが,恣意的に最初から決めていたわけではないという話があったのですが,結果論として私が取材した限り,海外メディアはどこも取材が出来ていない,そういう意味で,海外に対し一切情報公開をしていないというふうにも受け止められかねないと思うのですが,その点についてコメントがあればお願いします。
A:繰り返しになりますけれども,海外に情報公開をしないとか,あるいは特定の方に情報は提供しないと,こういう趣旨は全くありません。そういう意味では,この後,取材をいただいた皆さんと同じ写真の公表,あるいは今の執行の実情等々の情報の提供はさせていただきますので,特段海外に情報を提供しないとか,あるいは閉ざすという趣旨や考え方は持ってはいません。
Q:一連の質問と重なるところもあるのですが,今のお答えですとフリーランスであるとか海外メディア,それからネットメディアですが,そういったメディアを排除する趣旨ではないということですよね。今回その数を制限した理由というのが,数に制約があるとか保安上の理由があるということですよね。そういうことからすると,また別途機会を設けていただければ両方の趣旨を満たせると思うのですが,また次回,今回の公開に入れなかったメディアに対し公開するという意向はございませんか。
A:現時点では,まずは今日このような取材をいただくというところまで私どもも検討させていただいたということです。これから勉強会等を含めて,どのような形で情報を提供させていただくのか等々もいろいろな議論がこれから出て,あるいはさせていただくということになろうと思いますので,今の段階では,まずは今日の取材をいただくということをもって,一つの情報提供の機会を作ったということです。
Q:今日の公開については,刑場の位置については明らかにされませんでした。それからロープは取り付けていませんでした。踏み台についても開閉しなかった。それから階下の階段を下りていく場所については立入禁止にされ公開されていなかった。階下については大臣も入っていなかったという説明があったのですが,ここも含めて今回公開の在り方について,国民的議論を得るには今回の公開が十分だったとお考えになるのかどうか,それから先ほども出ましたけどれも,刑場の公開というのは今回限りではなく,今後も継続されるというお考えがあるのでしょうか。
A:今回の取材,そして公開が十分だったかどうかについては,これからまたいろいろな検証をしたり,あるいはいろいろな御意見を頂戴するということになるだろうと思います。私は今日の場をまずは作らせていただこうということで今日に至ったということです。今後ですけれども,先ほど申し上げたように情報の提供の仕方,あるいは様々な論議にどういうことが必要なのかということがあるだろうと思いますので,そういう中を通して,様々な議論を少しさせていただかなければならないと思っています。
Q:大臣御自身としては,今日の公開は十分だったのか,あるいはもう少し踏み込みたかったけれどもできなかったのか,いかがでしょうか。
A:私は,まず今日の公開が,一つの私なりの情報の提供の場を作ったというふうに認識をしています。
Q:不十分ではなかったということでしょうか。
A:申し上げましたように,まず一つ情報の提供,そして取材いただく場を作ることができたという認識です。
Q:大臣が国民的な議論の必要性をなぜ感じたのかというところをお話いただけないでしょうか。
A:これはやはり日本の刑罰あるいは刑事司法,これはとりわけ裁判員制度というものが導入されることによりまして,多くの皆さんに大変深い関心を持っていただくようなそういう状況になってきたというふうに思います。そういう中で裁判員の皆さんにも,最終的な刑罰に対する判断をしていただくということにもなるわけで,やはりどういう刑罰の在り方がいいのかという議論をする時期なのではないかということです。それから,また国際的な様々な流れや御指摘もあります。しかし,やはり被害を受けた方とか国民の厳しい処罰を求める声等々もあり,そういうものも十分冷静に議論を交わしながら皆さんが納得できる何らかの方向を議論していく,そういうときではないかなと私は考えたものです。
Q:今のお話の中で,国民的議論のための情報提供ということで,いろいろと今回の刑場の公開について,公開に先立っていろいろな人が意見を言ってると思うのですけれども,その中で単なる刑場の公開だけでは不十分である。例えば死刑の執行対象者の選定方法であるとか,選定理由であるとか,あるいは確定死刑囚の処遇の在り方とか,そういったことについて情報公開をやらなければ不十分であるとか,いろいろな議論が出ていると思うのですけど,そういった議論については,大臣として勉強会の中で考えられていると思うのですが,具体的にどういった形で議論を進めていくお考えなのでしょうか。
A:今,御指摘いただいていますように,刑場の情報を取材していただいたり公開をさせていただいたりというような議論だけが情報だということを,私も決して認識しているわけではありません。執行の在り方とか処遇の在り方とか,そういった問題もあるでしょうし,様々な情報を可能な限り私どもから提供したり,勉強会を通じながらどういうことを皆さんにお知らせし御議論いただくことが大事なのかということも,これから整理をしていかなければいけないと考えています。
Q:私は本日の午前中の刑場の公開には参加できませんでした。ちょっとお聞きしたいのは,これまで何度か,他の大臣のときに刑場が公開されていると思うのですけども,そのときと違う点,つまり千葉大臣の独自色を出せたというものがありますでしょうか。
A:私も正確ではないのですけれども,このような形で取材をいただくような公開というのは,これまでなかったと承知をしています。
Q:67年に一度新聞記者20人程度に公開されていると思うのですけれども。
A:他の大臣の下での公開であれば私も正確に承知をしていませんので,もし必要であれば調べてまた後ほどでも報告できるかと思います。ただ,例えば国会の正式な調査ということで視察をされたというのは何回かあろうかというふうには承知しています。
Q:外国メディアに情報を提供していただくにはいろいろな形があります。刑場取材に参加したそのメディアから情報を提供していただくといった形もあるのですけれども,それも今はいろいろな理由で禁止されています。現状は,おそらく法務省の広報室や記者クラブの指示じゃないのかという疑いがあるのですけれども,もしそれが事実であるならこの場で説明していただきたいのですが。 
A:ちょっとそれについては理解が齟齬しているのかなとは思いますが,法務省としては,この後,全ての皆さんに写真等の公開はさせていただくことにしています。
Q:ビデオも含めてでしょうか。
A:ビデオについてはこちらから提供させていただくということは考えていません。
Q:ビデオを持っている社からの提供を禁止するということはないですか。
A:こちらで何か規制をさせていただくということはしていませんし,するつもりはありません。
Q:今回の刑場の公開に関しての手続的なところなのですが,私を含めフリーランスの記者は,事前に法務省の方にこの刑場の公開についてお問い合わせしたのですが,その際には昨日の時点では何もお知らせできる状況にはありません。メールアドレスを登録すればメールで状況をお伝えしますのでお待ちくださいという返事でした。そうしましたら私のところだと今日10時56分にそのメールが来まして,それは今日の午後4時からの刑場の説明会の案内でした。ただ,実際には刑場の公開は,今日の午前中に実施されていたと。仮に見れないにしても事前にこういう理由で見ることはできませんと,そういう形で御連絡いただければ良かったのかなと思うのですが,そのような手続について,法務省というのは英語でいうと,ミニストリー・オブ・ジャスティスというのですが,正義という観点からどのようにお考えになりますか。
A:いずれにしましても,今回これまで取材をいただけなかったそういう中で取材をいただくという,公開という第一歩をさせていただいたということです。先ほどから申し上げますようにいろいろな保安上の問題も含めてなかなか事前にお知らせをし得ないという制約が大変あるということも御理解をいただければと思います。ただ,御指摘のことについては,私も一つの大事な御意見だと受け止めさせていただきたいと思います。
Q:先ほどから大臣は,フリーランスの記者を排除しようという趣旨ではなくて,限られた数の中で取材をいただくということでしたけれども,ただ実際には実はもう今日公開しましたという事後報告の形でしか我々には情報が知らされなかったわけですけれども,これは法の下の平等をうたった憲法14条違反になるとはお考えにはなりませんでしょうか。
A:私は憲法14条違反というふうには考えませんが,ただ,先ほどから御指摘いただいているように,これはあくまでも排除しようとか何か差別をしようということはないにしても,いろいろ皆様が大変関心をお持ちいただいて,ぜひ取材をということについて御意見をいただいたことについては,大変私も貴重な御指摘だと思いますので受け止めさせていただきたいと思います。
Q:続けてで申し訳ないのですけれども,知る権利を保障するということであれば,今後の刑場の公開への取組というのは法務省として続けていっていただけると,この場で大臣にお約束いただけると考えてよろしいのでしょうか。
A:これは先ほど申し上げましたように,まずは私の指示をもって今日の公開,取材という形となりました。今後どのような情報の公開あるいは提供,そして多くの皆さんの知る権利ということも一つの考え方ですけれども,そういうものに対応することができるかということも,今後,様々な勉強会とかあるいは議論をさせていただきながら,また検討をさせていただく問題だというふうに思っています。
Q:今日のことではなくて,先月大臣が死刑に立ち会ったときのことについて伺いたいことが一点あるのですが,そのときはまだ刑場の図面なども全然私どもメディアもインタビューできてない状態だったので,どこで大臣が立ち会ったかというのは,会見の中では一切御説明がなかったと思うのですが,先月大臣が立ち会ったときは,刑場のガラス越しの立会人の場所から死刑に立ち会ったということでよいかどうか確認させていただきたく思います。
A:それは個別の執行の状況に関わることでもありますので,具体的には控えさせていただきたいと思います。
Q:先ほどの話ですと,大臣が知りうる限りでは刑場を公開したことはないということですね。刑場を公開するということもそうですし,それ以外も死刑に関する情報に関しても日本は情報提供が少ないといろいろなところから指摘があるわけですが,これまでの情報提供の在り方について,情報を提供できなかった理由,また刑場を公開できなかった理由があったとしたらどうしてかということと,また,そういった対応を取ってきたことについて大臣御自身はどのようにお考えでしょうか。
A:これはそれぞれ,いろいろな背景,それから社会状況の変化,推移もあると思います。いろいろな理由もある中で,確かに保安上の問題とか,あるいは被害者等々の心情とか,それから執行にあたる職員のいろいろな葛藤とか,いろいろな問題が今でもそれは当然あるものだというふうに私は思います。そういうことに出来るだけ配慮しながらこの間悩んで来られたのではないかというふうにも思いますが,冒頭申し上げましたように,そうは言っても,これだけ関心を持っていただいたり,あるいは裁判員制度という国民全体に刑罰,刑事司法について関わっていただくというような状況も出てきた等々の事情をかんがみて,私なりに一つの判断をさせていただいたということで,これまでのいろいろな背景,経緯があってどういう情報の提供の仕方がいいのか,あるいはそれはやらない方がいいのか,その都度御判断されてきたというふうに思います。
Q:今回の刑場公開は,執行後につり下がった体を刑務官が支えるとされる執行室の下の部屋ですとか,ロープも外されていたり,板の開閉なども行われなかったというふうに認識しています。言ってみれば死刑の残虐性を想起させるような場所については公開されなかったというふうに認識しているのですけれども,それはどういったところに理由があるのですか。改めてお聞かせください。
A:死刑の残虐性がある部分をということではなくして,今回は刑場という場をまずは公開させていただくという基本に立っています。執行そのものにつながるということについては,今回公開というところまでは考えませんでした。これは今後また議論されるのではないかというふうに思います。
Q:千葉大臣はいつ頃から具体的に刑場を公開しようと考えられるようになられたのですか。
A:これは私もこういう任務につかせていただき,あるいはそれ以前等々も含めましてこの刑罰の問題に対して,とりわけ死刑の問題に対してどういうふうに考えていったらいいのか,そして情報をどういう形で皆様が共有するのがいいのか,ある意味ではずっと考えてきた推移の上で,今回に至ったということです。

千葉景子氏 法相在任中の記者会見まとめ vol. 2 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。