堂林翔太内野手を浅井コーチが未来の4番“指名” 激振のススメ

2010-01-27 | 相撲・野球・・・など
ドラ2・堂林に浅井打撃コーチから“激振のススメ”
フリー打撃で快音を響かせる堂林 
 練習量こそものをいう。広島のドラフト2位ルーキー・堂林翔太内野手(18=中京大中京)が18日、廿日市市・大野練習場での合同自主トレでフリー打撃を行い、見守った浅井樹打撃コーチ(38)が“激振のススメ”を説いた。
 「思ったより振れているけど、体のわりにスイングワークがやや寂しい。前さばきもいいし、人にはない能力を持っているので小さくまとまってほしくない」。素材の良さを確認できたからこその辛口提言。「形うんぬんより、例えば500回振っても疲れない体をつくること。そうすれば練習で500回悩める」と訴えた。
 堂林も伝え聞くと、納得の表情でうなずいた。「高校の頃から考えてバットを振っていましたが、やっていく量も増やさないといけませんね」。プロの世界で戦うため、才能を磨くための基礎体力もしっかり養っていく覚悟だ。
スポニチ大阪[2010年1月19日付]
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堂林を浅井コーチが未来の4番“指名”
1月19日9時29分配信 デイリースポーツ
 広島・浅井樹打撃コーチ(38)が18日、廿日市市の大野練習場での合同自主トレを初視察し、ドラフト2位・堂林翔太内野手(18)=中京大中京=の潜在能力を高評価。「新井、江藤になってもらわないと」と期待した。将来の4番を目指し、堂林はキャンプまで一心不乱にバットを振り込む決意を見せた。
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 バットの芯ではじき返した打球の勢いは、やはり大砲を予感させる。室内練習場で、打撃投手の投げる球ながら、とらえた後にバットを押し込むと、アーチスト特有の放物線を描き、打球は何度もネットに刺さった。
 3日連続となった打撃練習。「まだズレがある」と、納得は全くしていない。金属から木製バットへと変わった影響もある。「打球の飛び方が違う。芯でうまく当てないと、しっかり飛ばない」と首をかしげた。
 初視察となった浅井打撃コーチも「まだ上半身を使ってセンスで振ってしまっている」と現段階では、辛口に評価した。
 ただ、長距離砲の素材であることは明らか。体、打球から、その片りんを感じさせる。「将来的には新井(現阪神)、江藤(現巨人コーチ)になってもらわないとね」。元広島で本塁打王も獲得した2人の名を挙げ、大きな期待を込めた。
 「まずはバットを振れる体力をつけないと。500本振っても疲れない体をね。500振るということは500回悩めることだから」。浅井コーチは、徹底して振ることの重要性を説いた。
 その期待に堂林も即応した。練習後に浅井コーチの考えを伝え聞くと「例えば1000回なら、考えて振る1000回にしたい」ときっぱり言い切った。
 高校時代はエースと4番の二足のわらじ。打撃練習は量より、1回1回を考えながらの質を重視していた。「ずっと頭を使って野球をやってきた」と、培った方針は継続しながら、プロでは、振る量も大幅に増やす。
 プロの練習にもようやく「慣れてきた」。キャンプまでに、夜間練習なども積極的に行う決意をみなぎらせた。
 打撃だけではない。投手しかやらなかった高校時代から、プロでは野手1本で勝負。守備練習でも、覚えることは無限にある。それでも18歳は前だけを向く。
 「早い段階で自分に合う練習、技術を見つけ、早い段階で1軍で活躍したい。チャンスで打点を挙げる4番になる」。将来の主砲候補は一歩ずつ、階段を上っていく。
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堂林 タイ・カッブ型バットで快音連発
1月17日7時1分配信 スポニチアネックス
 広島ドラフト2位の堂林(中京大中京)が、合同自主トレで初めてフリー打撃に参加し、大器の片りんをのぞかせた。
 「最初は力んだ」というが、後半は鋭いライナーを連発。見守った苑田スカウト部長も「懐が柔らかく、フォローが大きい。長打が打てる証拠」と絶賛した。900グラムのタイ・カッブ型にバットを決めた堂林は「右中間方向を意識してます」と広角打法を心掛けていた。
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1月23日7時52分配信 サンケイスポーツ
 広島・野村監督が22日、合同自主トレが行われている大野練習場を電撃訪問。春季キャンプの1軍帯同が決まったD1位・今村(清峰高)のブルペンや、2軍スタートのD2位・堂林(中京大中京高)らを視察した。「今村に限らず、みんないいモチベーションでやっている。随分、体は張っているようだね」と熱視線を送っていた。
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野茂塾、今年は広島で!春季Cで臨時コーチ
サンスポ2010.1.22 05:04
 トルネード招へい-。米大リーグなどで活躍した野茂英雄氏(41)が広島の臨時コーチとして春季キャンプに参加することが21日、明らかになった。2月6日から指導する予定で、親交のあった野村謙二郎監督(43)の要請に応じた。虎にとっても、やっかいな強敵になるかも!?
 伝説がやってくる。投手王国の再建に向けて、野村監督は何と野茂氏を呼び寄せた。沖縄の赤ヘル軍団に“トルネード旋風”が巻き起こる。
 「野茂に臨時コーチとして来てもらう。ミーティングでも話をしてもらいたい。マウンドで考える姿勢、繊細な部分も持っている。彼の話は僕らも聞いてみたい」
 2人の出会いは1988年のソウル五輪。ともに日の丸を背負い、銀メダルを獲得した仲。野村監督が現役引退後、08年にコーチ留学をしていた米大リーグ、ロイヤルズにちょうど野茂が入団してきた時に約束した。「現場に戻ることがあれば、頼むよ」。“将来のコーチ”を依頼し「いいですよ」と内諾を得ていた。ときどき食事をともにする間柄で、監督就任後に臨時コーチを正式要請した。
 野茂氏は1軍の沖縄キャンプの第2クール(2月6日)から参加し、最大で11日まで6日間の予定で指導してもらう。トルネード投法で近鉄、ドジャースなどで活躍、日米通算201勝の技術と経験を伝えてもらうつもりだ。松田オーナーは「現場が望むなら」と春季キャンプ後も短期間ながら、コーチ継続の可能性を持たせた。
 一昨年にはオリックスの秋季キャンプで臨時コーチを務め、宝刀のフォークボールなどを伝授。しかし、テクニカル・アドバイザーに就任した昨季、オリックスのチーム防御率4・58は12球団ワーストに落ち込んだ。それだけに今回はその真価も問われる。昨季のチーム防御率はリーグ4位の3・59の広島には、大竹、前田健ら伸び盛りの投手が多い。もし、野茂効果で覚醒してしまったら、2年連続で広島に勝ち越している阪神にとっても脅威となる。
 「全員が何か得るものがある。絶対にプラスになる」。野村監督は期待を込めた。注目の臨時コーチ第2弾だ。(山田結軌)

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