福留、日米通算200号

2008-08-01 | 相撲・野球・・・など

2008年8月1日 夕刊

 【ミルウォーキー=共同】米大リーグは31日、カブスの福留がブルワーズ戦で日米通算200本塁打となる今季8号2ランを打ち4打数2安打2打点だった。カブスは11-4で勝ち、5連勝とした。

マリナーズのイチローはレンジャーズ戦で三塁打と二塁打を放ち、5打数2安打1打点だった。打率は3割3厘。城島は出場しなかった。チームは8-5で勝った。

 インディアンスの小林はタイガース戦に救援して1回無失点。フィリーズの田口はナショナルズ戦に出場しなかった。

 ア・リーグ東地区首位のレイズ、3ゲーム差で2位のレッドソックス、ナ・リーグのアストロズなどは試合がなかった。

◆お得意様から豪快1発
 カブスの福留のプロ通算200本塁打は「打った瞬間、入ると思いました」と言う豪快な一発だった。八回二死二塁で迎えた第4打席、5球目の速球をたたいた。「その前に仕留めなければならない球もあった」と言うが、じっくりと打てる球を待つスタイルに相手投手が再び制球ミス。「最近にしては一番納得いく形でバットが出た」。その一撃は、右翼2階席まで飛んだ。

 記録達成にも「ホームランを打つ方のバッターじゃないと思っているので、それにしてはよく200も打てたんじゃないかな」と淡々。しかし、同僚から日本語で「おめでとう」と声を掛けられ、笑顔になった。

 打率は3割を切っているが、6試合連続安打で調子は確実に上向きだ。四回の右翼線二塁打と合わせ、今季33度目の複数安打。「自分のスタイルに持ち込めているというよりも、自分の納得できる回数が少しずつ増えている」と手応えを感じている。

 今回の首位攻防戦で、福留は4試合通算16打数6安打4打点。ブルワーズ戦は打率4割を超える「お得意様」だが、もっとうれしいのは、チームが4戦全勝で首位固めに成功したこと。試合後は「一つ、一つ、しっかり取って最終的に全部取れたのは大きかった」と満足そうだった。 (ミルウォーキー・共同)


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