新井康之さんのチェロ

2009-07-17 | 日録
 16日、新井康之さんのコンサートに行った。新井さんは名フィルのチェロ奏者。演奏はもちろんステキだが、ヴィジュアルも、すてき。イケメンである。
 私は、チェロ演奏の姿かたちが好き。哲学的な姿。音色も、ストリングス全般、好きだが、なかでもチェロが好きだ。ピアノは、ヴィジュアル的にはあまりピンとこない。野球では、ピッチャーの姿に惹かれる。無駄一つないフォームから、スライダー、チェンジアップ、フォーク、カット、シンカー・・・150キロ近い速球が作り出される。この完璧な姿が堪らない。
 今朝の新井さんの演奏曲目、私の知らない曲が多かったが、非常にインパクトのある曲たち。大好きなカザルスの「鳥の歌」も。この曲は、新井さんご自身も「好きな曲」とおっしゃった。耳を惹いたのは伴奏のピアノである。素晴らしい伴奏。チェロ奏者新井さんの厚い信頼を感じた。伴奏に徹しきっておられる、そんな演奏。プログラムを見ると、近藤真由さん、とあった。上手い演奏なのに、決して、出過ぎない。絶妙だ。
【演奏曲目】
ファリャ  恋は魔術師~パントマイム 悩ましい恋の歌
グラナドス  アンダルーサ
ケッペン  スペイン幻想曲
カザルス  鳥の歌
サン=サーンス  動物の謝肉祭~水族館 白鳥
フォーレ  夢のあとに
ピアソラ  リベルタンゴ
ポエルマン  交響的変奏曲

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