変死男性、顔の傷は飼い犬が原因 薬物中毒死と判断
朝日新聞デジタル 2016年2月19日16時32分
東京都福生市のマンションで昨年11月、顔から血を流して死亡していた住人の男性(当時38)について、警視庁が、顔の傷はペットによるものだと判断したことが、捜査関係者への取材でわかった。死因は睡眠薬を多量に摂取したことによる薬物中毒死と断定し、捜査を終えた。
福生署によると、遺体発見時、男性の顔には皮膚をはがしたような激しい損傷があった。署は死体損壊の疑いがあるとみて調べたが、現場の状況や法医学者、獣医学者の意見などからペットの犬がかんだと結論づけた。
同居していた男性によると、部屋では小型と中型の犬2匹を飼っていた。中型犬は、保健所に送られる前に保護団体から引き取った雑種犬だという。犬の行動に詳しい帝京科学大学の藪田慎司教授(動物行動学)は「ドッグフードだけでなく、何でも食べた経験のある犬は、人間の皮や肉を食べたとしても不思議ではない」と話す。
署によると、遺体からは睡眠薬などの薬の成分が6種類検出され、うち2種類が致死量に達していた。同居の男性に送っていたLINE(ライン)の内容などから、署は自殺の可能性が高いとみている。
◎上記事は[朝日新聞デジタル]からの転載・引用です
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福生市・土田芳さん変死:睡眠薬で自殺、顔の皮膚はペットの犬が食べたか
2016年2月19日17時56分
東京都福生市のマンションで昨年11月、顔の皮膚が剥がされた変死体で発見された住人の土田芳(よし)さん(当時38)について、警視庁は、自殺の可能性が高く、顔の皮膚はペットの犬が食べたとみられると発表した。日本テレビなどが伝えた。
土田さんは昨年11月12日夕、顔の皮膚全てが剥がされ、頭からポリ袋をかぶせられた状態で発見された。顔以外には目立った外傷はなく、遺体は布団に包まれ、当時の報道では、剥がされた皮膚や刃物などは現場からは見つかっていないと伝えられていた。
日本テレビが警視庁の発表として伝えたところによると、遺体からは致死量の睡眠薬などの成分が検出され、死因は薬物中毒。かぶせられていたポリ袋は頭の部分が破れ、顔の皮膚は、傷の形状などから、人為的なものではなく、飼育していたペットの犬が噛んで剥がしたとみられるという。
土田さんはチワワと雑種犬の2匹の犬を飼っており、2匹の鼻に土田さんの血液が付いており、ポリ袋からも犬のDNA型が検出されたという。警察は、土田さんが大量の睡眠薬などを飲んで、ポリ袋をかぶって自殺を図り、その後ペットの犬が土田さんの顔の皮膚をかんで食べたと判断したという。
共同通信によると、ポリ袋からDNA型が検出されたのは雑種犬のもの。朝日新聞によると、動物行動学が専門の藪田慎司・帝京科学大学教授は、「ドッグフードだけでなく、何でも食べた経験のある犬は、人間の皮や肉を食べたとしても不思議ではない」と話しているという。同紙によると、雑種犬は保健所に送られる前に引き取った犬で、同通信によると、土田さんは2匹の犬の他に猫1匹を飼育していたという。
一方、土田さんはもともと女性だったが、性同一性障害で手術を受けて戸籍上の性別を男性に変えていた。同居人の男性も女性ホルモンの投与を受け、2人は交際関係にあり、養子縁組をして同居していた。2人の関係性や遺体の特殊性から、当時は大きな注目を集めた。
◎上記事は[クリスチャントゥデイ]からの転載・引用です
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◇ 福生市 土田芳さん ペットが噛みつき、顔の皮膚が剥がれたか / 死因は薬物中毒死の疑い 2015/12/11
◇ 福生市 死亡した土田芳さん(性転換した男性) 顔の皮膚、切り落とされた鼻、凶器、見つからず 2015/11/14
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