韓国、南北会談“惨敗”か 狡猾外交に圧倒される「従北」文政権
zakzak 2018.4.27
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による南北首脳会談が27日、軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)で行われる。「共同宣言の採択」を目指しているとされるが、焦点である「北朝鮮の非核化」は、首脳同士の対話で決めるという、お粗末さだ。すでに韓国側の“おもねり”“媚びへつらい”が目立っており、会談は韓国の惨敗に終わる可能性が高い。
韓国大統領府は26日、南北首脳会談の日程の詳細を発表した。
正恩氏は27日午前9時半(日本時間同)に歩いて軍事境界線を越え、10時半から文氏と歴史的な会談に臨む。
韓国政府高官は、米ワシントンで記者団に「非核化の意思を改めて確認し、核問題を平和的に解決する道筋を描くことになるだろう」と述べた。共同宣言で、非核化や朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和協定締結、終戦に触れる可能性がある。
ソウル郊外のプレスセンターで記者会見した韓国の任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長によると、正恩氏には、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や、正恩氏の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長らが随行する。李雪主(リ・ソルジュ)夫人が同行するかどうかは未定という。
韓国政府の動きを見ると、会談の内容よりも、演出やPRが目立っている。背景には、「積弊清算」のスローガンの下、保守派の政治家や官僚が追放される一方、北朝鮮シンパが多く登用されていることがある。
その代表格が、前出の任氏だ。学生時代の1989年、女子大生を北朝鮮の国際イベントに送り出し、スパイなどを取り締まる国家保安法違反容疑で逮捕され、3年半服役した。2000年に当時最年少の34歳で国会議員になったが、筋金入りの「主体(チュチェ)思想派」とされる。
対する北朝鮮は、正恩氏の周囲を、従来のエリート層とは異なる若い世代が固め、アドバイスをしているとの指摘がある。
国際政治学者の藤井厳喜氏は「正恩氏のブレーンには、血筋ではなく、40代ぐらいの有能な人材が並び、欧州留学経験者も多くいると思われる。ドナルド・トランプ米政権の内情や、トランプ氏の性格も研究しているフシがある。『チーム金正恩』の情報収集力や分析力は侮れない。一方、文氏と側近は主体思想に取り込まれ、北朝鮮の対南工作は完成している。韓国は問題にならないだろう」と指摘する。
国際社会は、北朝鮮の「非核化」の可能性について、極めて懐疑的にみている。南北首脳会談で、狡猾な北朝鮮は何を狙っているのか。
藤井氏は「韓国に事実上、経済制裁を解除させ、『連邦国家構想』に向けて踏み出すつもりではないか。そして、米国は簡単に乗らないだろうが、(完全非核化を求められる)米朝首脳会談をなるべく引き延ばそうとするだろう」と分析する。
連邦国家構想とは、韓国と北朝鮮の上位に、連邦国家の中央政府を置く構想だ。「従北」の文政権だけに、北朝鮮主導の連邦国家になる可能性が高い。つまり、朝鮮半島に巨大な「反日国家」が誕生し、日本の安全保障ラインは対馬海峡まで南下する。
国際社会は、南北朝鮮の暴走に「最大限の警戒」が必要といえる。
◎上記事は[zakzak]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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〈来栖の独白 2018.4.27 Fri〉
>従来のエリート層とは異なる若い世代が固め、アドバイスをしているとの指摘がある。
>血筋ではなく、40代ぐらいの有能な人材が並び、欧州留学経験者も多くいると思われる
藤井厳喜氏の指摘、頷ける。近頃の北朝鮮を見ていて、最も知りたかったのは正恩氏に提言する「顔ぶれ」について、あった。どんな頭脳が政治素人・若年の正恩に指図しているのだろう、と。対韓・対米対策、これは尋常ではない頭脳のいることを窺わせた。文在寅など、相手ではない。トランプも、上手く丸め込まれている。
安倍政権の前半、安倍さんの海外でのスピーチに、私は「どんなブレーンが付いているんだろう」と感心したが、谷口智彦氏だった。すばらしかった。
しかし、本年「Hanada」1月号の谷口氏の手記を読んだが、冴えなかった。光が墜ちた感じだ。
安倍氏も、最近は冴えない。およそ感動させるような発言の一つも無い。モリカケでも「膿を出し切る」などと宣っている。
まぁ、こんな総理でも、お体に十分留意され、政権維持して戴かないことには、安倍氏を置いて改憲を果たせる政権は、ない。
ったく、こんな日本、大丈夫か。大丈夫ではない。
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◇ 北朝鮮に騙されるな 「核兵器開発は完了した」 米国の朝鮮半島専門家が明かす北朝鮮の悪魔の交渉術 2018.4.24
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◇ 海外メディア絶賛の「安倍スピーチ」 陰で支える人物 谷口智彦氏
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北朝鮮の金正恩委員長と韓国の文大統領の会見の模様を『ビッグニュース』として大々的に報道してました。
朝鮮半島の人たち同士が何をしょうと彼らの自由ですが、
私たち日本人には関係の無いことです。ほっといたらいいです。
しかし、日本のテレビ局が、あんなことをセンセ-ショナルに報道する意図がわかりませんね。
不愉快です。
国際社会にあって「私たち日本人には関係の無いこと」は、一つもないでしょうね。ましてや隣国。