「“確定死刑囚”の告白 ~裁判員、遺族の想いは~」 宮崎 家族3人殺害事件 奥本章寛死刑囚

2015-02-14 | 裁判員裁判/被害者参加/強制起訴

「“確定死刑囚”の告白 ~裁判員、遺族の想いは~」
  TBS「報道の魂」'15年1月18日 放送
 「今朝は死刑を執行される夢を見て目が覚めました」。最高裁で死刑判決が出た翌日、奥本章寛死刑囚は、面会した記者にこう打ち明けた。
 奥本死刑囚は5年前、宮崎市の自宅で生後5か月の長男、妻、義母の3人を殺害した。なぜ自らの家族に手をかけたのか。どのように事件と向き合ってきたのか。およそ3年間、10回にわたる面会を繰り返して、記者がその想いを聞いた。
 一審の裁判員を務めた男性は、死刑判決を下す負担の重さを訴えた。「判決が決まったときは涙を流した。人の生き死にを決めることだから、プロの裁判官が責任をもってやるべきだ」。
 一方、一審で死刑を強く求めた被害者遺族の男性(20代)は、悩んでいた。「奥本だけが悪いわけではない…」。男性は、最高裁での審理を前に自ら拘置所に向かい、奥本死刑囚に面会した。そして裁判のやり直しを求める異例の上申書を提出した。
 1つの死刑判決をめぐる死刑囚、裁判員、遺族のそれぞれの想いを取材した。

 ◎上記事は[TBS「報道の魂」]からの転載・引用です
............
〈来栖の独白2015/4/24 〉
 4月11日17時30分からのTBS「報道特集~家族3人殺害 死刑囚の告白」を観た。
 最高裁判決(確定)が下りた以上、冤罪事件でもなく、変更は100%望みがない。被害者遺族の裁判やり直しを求める上申書など、有難い話だが、何の効力もないのが現実である。「奥本を追い込んだのは母」とまで述べているが。裁判所というところは、審理中であれ、判決後であれ、上申書などには何ら左右されない。ただ、プロの裁判官だったなら所謂家族内の事件であれば死刑にならない判例もあったところ、1審は裁判員裁判だったために死刑判決となったのは、皮肉だ。
 番組中、私に大変気になった部分があった。出身地区、豊前市求菩提(くぼて)に対する義母の発言が事件の直接のきっかけとなった、という奥本死刑囚の言葉である。
 死刑囚は、次のように云う。「義母(妻の母)の誤解で、故郷を差別的な発言で見下された。これまで味わったことのないほどのショックを受けました。自分がバカにされるのは仕方ないですが、故郷の、何の関係もない人たちまでもバカにされたことが、どうしても許せなかったのです」
 地区の、如何にも日本の農村らしい風景をテレビ画面は映し出したが、義母の発言の詳細は不明だ。もしも、その地区が差別されるような地区なら、義母の言葉は許せない。私も憤りを抑えることはできない。
 番組は、求菩提地区の人々の「支える会」集会の様子も映していた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――  
見逃せない遺族感情の変化「死刑になるな。生きて帰ってこい」…宮崎家族3人殺害事件・奥本章寛死刑囚に  
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「宮崎 家族3人殺害事件」奥本章寛死刑囚…義母と妻、長男との生活は我慢の連続 義母から逃れたかった 2014-11-13

    
...........................


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。