連続企業爆破 「桐島」名乗る男 死亡 2024/01/29 末期がんで入院中

2024-01-30 | 死刑/重刑/生命犯

桐島聡容疑者名乗る男が死亡 末期がんで入院中、連続企業爆破
 中日新聞 2024年1月30日 (Tue.)

  桐島聡容疑者(警視庁のホームページから) 
 桐島聡容疑者(警視庁のホームページから)

 1974~75年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者(70)を名乗る男が29日午前、入院先の神奈川県鎌倉市の病院で死亡した。捜査関係者への取材で分かった。死因は病死で、関係者によると、死亡確認は午前7時33分。末期の胃がんで治療を受けていた。
 警視庁公安部はDNA型鑑定などで身元の確認を進めている。確認できれば、容疑者死亡で書類送検する方針。
 桐島容疑者は約49年間逃亡。容疑者本人であれば、長期間にわたる逃亡生活や組織の全容解明は遠のいた。国際手配が続く他の容疑者の追跡にも影響を与えそうだ。

 男は昨年1月ごろから通院し今年入院した。25日になって「桐島聡」を自称。「最期は本名で迎えたい」と話していた。
 男は「内田洋(うちだひろし)」という名前を使い数十年前から神奈川県藤沢市の工務店で住み込みで働いていた。金融機関の口座を持たず、勤務先から現金で給料を受け取っていたとされる。入院先の病院では健康保険証や運転免許証を持たず、関係者によると、現金で自費診療費を支払っていた。

 桐島容疑者は、75年4月19日に東京・銀座の韓国産業経済研究所入り口ドア付近を手製の時限爆弾で爆破した疑いで同5月に指名手配。警視庁は当時、同時に手配した別の人物=82年に逮捕=も含めた2人について、爆弾製造や現場の下見などを担当する役割だったとみていた。共犯者として国際手配されている大道寺あや子容疑者(75)らが海外逃亡しているため、時効が停止している。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用及び書き写し(=来栖)


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