2019年12月25日 主の降誕(夜半のミサ)ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる

2019-12-24 | 日録

『聖書と典礼』
主の降誕  イタリアで作られた朗読福音書挿絵  マドリード国立図書館 10世紀

 2019年12月25日 主の降誕(夜半のミサ)

第一朗読(イザヤ 9.1-3、5-7)
 1 しかし、苦しみのあった所に、やみがなくなる。先にはゼブルンの地とナフタリの地は、はずかしめを受けたが、後には海沿いの道、ヨルダン川のかなた、異邦人のガリラヤは光栄を受けた。 
2 やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。
3 あなたはその国民をふやし、その喜びをまし加えられた。彼らは刈り入れ時に喜ぶように、分捕り物を分けるときに楽しむように、あなたの御前で喜んだ。 
4 あなたが彼の重荷のくびきと、肩のむち、彼をしいたげる者の杖を、ミデヤンの日になされたように粉々に砕かれたからだ。 
5 戦場ではいたすべてのくつ、血にまみれた着物は、焼かれて、火のえじきとなる。 
6 ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。 
7 その主権は増し加わり、その平和は限りなく、ダビデの王座に着いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立て、これをささえる。今より、とこしえまで。万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。

答唱詩編 148①④⑤

使徒パウロのテトスへの手紙
11 すべての人を救う神の恵みが現れた。
12 そして、わたしたちを導き、不信心とこの世の情欲とを捨てて、慎み深く、正しく、信心深くこの世で生活し、
13 祝福に満ちた望み、すなわち、大いなる神、わたしたちの救主キリスト・イエスの栄光の出現を待ち望むようにと、教えている。
14 このキリストが、わたしたちのためにご自身をささげられたのは、わたしたちをすべての不法からあがない出して、良いわざに熱心な選びの民を、ご自身のものとして聖別するためにほかならない。

アレルヤ唱 258 主の降誕 夜半
 アレルヤ アレルヤ
 大きな喜びをあなたがたに告げ知らせよう
 きょうわたしたちに救い主が生まれた
 アレルヤ アレルヤ

ルカによる福音
1 そのころ、全世界の人口調査をせよとの勅令が、皇帝アウグストから出た。
2 これは、クレニオがシリヤの総督であった時に行われた最初の人口調査であった。
3 人々はみな登録をするために、それぞれ自分の町へ帰って行った。
4 ヨセフもダビデの家系であり、またその血統であったので、ガリラヤの町ナザレを出て、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
5 それは、すでに身重になっていたいいなづけの妻マリヤと共に、登録をするためであった。
6 ところが、彼らがベツレヘムに滞在している間に、マリヤは月が満ちて、
7 初子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである。
8 さて、この地方で羊飼たちが夜、野宿しながら羊の群れの番をしていた。
9 すると主の御使が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照したので、彼らは非常に恐れた。
10 御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。
11 きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。
12 あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」。
13 するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使と一緒になって神をさんびして言った、
14 「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。 


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