寝屋川中1男女殺害 山田浩二被告 第8回公判 2018.11.20 遺族の意見陳述「死刑判決が下されることを強く望みます」

2018-11-20 | 死刑/重刑/生命犯

中1男女殺害「自分が声をかけなければ…」
2018年11月20日 12時26分 日テレNEWS24
 大阪府寝屋川市の中1男女を殺害したとされる男の裁判で、男は、「自分が声をかけなければこんなことにはならなかった」と述べ、改めて遺族に謝罪した。
 殺人の罪に問われている山田浩二被告は、3年前、大阪府寝屋川市の中学1年生、平田奈津美さんと星野凌斗くんの首を絞めるなどして、2人を殺害したとされている。
 裁判で、山田被告は「大きな声で騒ぐので口を押さえていたら、手が首に行って急に動かなくなった」などと述べ、殺意はなく、殺人罪は成立しないと主張している。
 20日は、最後の被告人質問が行われ、山田被告は「自分が2人に声をかけなければこんなことにはならなかった」と述べたうえで、遺族に対し「申し訳ありませんでした」と改めて謝罪した。
 20日の裁判では遺族の意見陳述が行われ、21日は検察側の論告求刑が予定されている。 

 ◎上記事は[Livedoor NEWS]からの転載・引用です
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中1男女殺害 被告改めて謝罪 「違法捜査」主張も
2018.11.20 11:43|産経WEST
 平成27年8月に大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美さん=当時(13)=と同級生の星野凌斗(りょうと)さん=同(12)=が殺害された事件で、2人への殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判の第8回公判が20日、大阪地裁(浅香竜太裁判長)で開かれた。この日は3日目となる被告人質問が行われ、山田被告は「申し訳ありませんでした」と改めて遺族に謝罪した。
 一方、取り調べについては「一言でいえば違法」「ごっついひどいことを言われた」と訴えた。ただ、弁護側は公判でこれまで違法捜査などは主張していない。
 起訴状によると、山田被告は大阪府内かその周辺で、27年8月13日午後7時ごろから同11時10分ごろまでの間、平田さんの首を手などで圧迫し、顔に粘着テープを何重にも巻き付けるなどして窒息させて殺害。同日ごろ、星野さんの首を何らかの方法で圧迫し、窒息死させたとしている。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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遺族「死刑判決が下されることを強く望みます」 寝屋川中1男女殺害事件裁判
更新:2018/11/20 19:14
 大阪府寝屋川市の中学1年・平田奈津美さん(当時13)と同級生の星野凌斗君(当時12)を殺害した罪に問われている山田浩二被告(48)の裁判員裁判で20日、3回目の被告人質問がありました。
 山田被告は弁護側の質問に対し、「被害者やご遺族に対する謝罪の気持ちを忘れずに、まじめに仕事をしていきたい」と答える一方で、検察側から過去に起こしたわいせつ事件について聞かれると、「どんな事件だったか記憶にない。被害者の名前も覚えていない」と述べました。
 その後、遺族である平田さんの母親がついたて越しに意見陳述し、「死刑判決が下されることを強く望みます」と訴えました。裁判は21日で結審する予定です。

 ◎上記事は[MBS NEWS]からの転載・引用です *強調(=太字)は来栖
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中1男女殺害 「謝罪するくらいなら、私の奈津美を返して」 平田さんの母の意見陳述要旨
2018年11月20日 20時32分 産経新聞    
 平成27年8月に大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美さん=当時(13)=と同級生の星野凌(りょう)斗(と)さん=同(12)=が殺害された事件で、2人への殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判の第8回公判が20日、大阪地裁(浅香竜太裁判長)で開かれた。
 遺族の意見陳述があり、平田さんの母親は「死刑判決が下されることを、強く強く望む」と述べた。主な内容は以下の通り。
  
 奈津美はとても動物が好きな娘でした。ハムスターをとてもかわいがっており、餌をあげたり、かごを洗ってあげたりしていました。外食に行くにも、外出用の小さなかごに入れてハムスターを連れて行っていたくらいです。
 毎年、奈津美の誕生日には、好きな手巻きすしを作ってあげていました。それをおいしそうに食べてくれる姿は、もう見ることができません。それでも、奈津美の誕生日には「食べたがっているかな」と思い、手巻きすしを作ってあげています。
 小学校で親子レクリエーションがあったときに、手作りのクッションと手紙をもらいましたが、恥ずかしかったのか「読んだらダメ」としまってしまいました。事件の後、その手紙が出てきました。「ママありがとう、ママの子供で良かった、そしてこれからもよろしく」と書いてありました。涙が止まりませんでした。もう何もしてあげられないのにと思うと、苦しくて、悲しくて、悔しい、とこみ上げてきました。
 中学校に入学して制服を着たとき「上着の袖が長い」と言いました。私は「3年生まで着るから、その頃までにはちょうど良くなるから」と言いましたが、その制服も3年間着ることはできませんでした。
 本当に辛いとき、とても会いたい時、制服を抱きしめて娘の名前を呼びます。
 「なっちゃん、まだまだいっぱいしたいことがあったよね、学校にも行きたかったよね、家に帰ってきたかったよね、本当に悔しかったよね」。そう言って娘によく話しかけるんです。
 毎日毎日あの娘のことが思い出されます。事件から3年間、奈津美のことを思い出さない日は1日もありませんでした。そして、これから先もずっと同じような毎日を過ごすのだと思います。
 奈津美を奪ったあの男は本当に憎い。言葉には言い表せないくらいです。
 奈津美がいなくなって2、3日後、奈津美と会いました。冷たいベッドの上に寝ていました。「なっちゃん、なっちゃん」と何度も声をかけましたが、何も言いませんでした。その時は、なぜ、なぜ、そういう思いだけでした。
 その後、私は弁護士についてもらいました。あるとき、弁護士から、奈津美の遺体の写真などを見るかと聞かれました。迷いましたが(見ることを)決心しました。奈津美のためにもという気持ちでした。そして、遺体が見つかったときの状態、あの男が奈津美にしたこと、全部見ました。
 それらを見ようと決心するまでの私の気持ちが分かるでしょうか。
 写真で見た顔には、何重にも何重にも巻かれた粘着テープ。体の左側には数え切れない切り傷があり、特に左腕の傷は大きく裂けていました。ショックを受けると同時に、怒りがこみ上げてきました。
 奈津美は私たちにどれだけ助けを求めていたのでしょうか。ママ、パパ、助けて、助けて、と何度も心の中で叫んでいたと思います。奈津美は、あの男にも言っていたかもしれません。心の中で「助けてください」、そう叫んでいたかもしれません。でもあの男は、奈津美を殺しました。
 私はこの裁判で、奈津美があの男にされたこと、そして奈津美がどういう風にして亡くなったのかを知ってもらいたいのです。
 あの男のしたことは、人間のすることではありません。あの男は殺す気はなかったとか嘘ばかり言っています。私は、絶対にあの男を許すつもりはありません。謝罪をしてほしいとも思いません。謝罪するくらいなら、私の奈津美を返してほしい、元気だったあの頃の姿にして今この場所に連れてきてほしい、それだけしか望みません。
 裁判が始まった日、テレビであの男のイラストを見ました。土下座して涙を流していた、ごめんなさいと言っていたと知り、さらに腹が立ちました。あの男のしたことは、少しでも自分の罪を軽くしたいためのただのパフォーマンスです。
 その後の主張も、本当に腹が立つばかりでした。自分に都合の悪いことをすべて奈津美のせいにしています。まったく罪の意識、反省の心がありません。
 せめて、「私が2人の命を奪いました。死をもって償います」と言ってくれたら、真実を話してくれたら、私たちにも伝わってきたと思います。
 私は、あの男に死刑判決がくだされることを強く強く望みます。できれば、私たちの手で奈津美がされたのと同じことをしてやりたいと思います。
 裁判官と裁判員の皆さんには、私たちの思いと奈津美の無念を分かっていただきたいです。産経新聞 

 ◎上記事は[Livedoor NEWS]からの転載・引用です
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【高槻 殺害】寝屋川中1.平田奈津美さん、外泊重ねた事情…
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中1男女殺害 「なぜ、凌斗だったの?」 星野さんの母の意見陳述要旨
2018.11.20 20:27|産経WEST|
 平成27年8月に大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美さん=当時(13)=と同級生の星野凌斗(りょうと)さん=同(12)=が殺害された事件で、2人への殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判の第8回公判が20日、大阪地裁(浅香竜太裁判長)で開かれた。遺族の意見陳述があり、星野さんの母親は「(子供を)ただ返してほしい」と悲痛な様子で訴えた。主な内容は以下の通り。

 凌斗は本当に優しいお兄ちゃんです。
 私が夕方に仕事から帰ると、妹と遊んでくれていました。事件が起きた後、妹たちから初めて聞いたのですが、夜、先に子供たちが同じ部屋で寝るとき、凌斗が幼い次女の体をトントンして寝かしつけていたそうです。そんな妹思いの凌斗は今はいません。
 家に居がちだった凌斗が、夏休みの少し前から少しずつお友達と外で遊ぶようになり、うれしく思っていました。
 お友達の家でのお泊まりも、このころから少しずつ行くようになりました。お泊まりするときは必ず私に伝え、必ず帰ってきました。私も、凌斗が約束を守るのであればお友達との時間も大切だと思い、夏休み中は、お泊まりすることを許していました。
 それが、まさかこんなことになるなんて全く考えていませんでした。
 8月12日の夜、奈津美ちゃんに会いに行った凌斗を送り出しました。凌斗は普段と変わらない笑顔でした。これが私の見た凌斗の最後の笑顔です。
 15日、高槻の事件を知りました。それでも、凌斗とすぐには結びつきませんでした。周りからの色々な情報に「凌斗と関係ない」と自分に言いきかせました。凌斗のことで頭がいっぱいになり、眠ることもできなくなりました。霊能者の所も尋ねました。とにかく元気に帰ってきてほしいという一心でした。
 16日、高槻の事件の女の子が、奈津美ちゃんだと分かりました。凌斗が同じ目にあっていないか、怖い思い、痛い思いをしていないか。それでも私は、凌斗は生きていると信じ続けました。
 私は帰ってからの凌斗との生活のことばかり考えていました。いや、考えるようにしていたのだと思います。ここから先の記憶は無くなっています。自分が何をしていたのか、何を考えていたのか。
 凌斗を警察に迎えに行ったことは覚えています。私が迎えに行ってあげないと。その思いだけです。そして、凌斗が私の元に帰ってきてくれたことに、本当に安心しました。変わり果てたわが子を、それでもいとおしかった。本当に帰ってきてくれたと喜びさえ感じました。
 でも、それは私自身が崩壊していたのです。日を追うごとに、こんな結果なんて望んでいなかった。生きて帰って来ることしか望んでいなかったのに、という思いがこみ上げてきました。
 地獄の始まりです。
 朝、子供たちの名前を順番に呼び起こします。思わず「凌斗」と呼んでしまいます。それが、当たり前だったのですから。日常に、当たり前にわが子の名前を呼ぶことさえ、あの日から奪われました。
 これがどれほどの苦しみか。私は生きていることの方が苦しいです。
 なぜ? なぜ凌斗だったの?
 3年間が、その繰り返しです。
 凌斗がいれば、高校1年生。高校生を見かけたら探してしまいます。凌斗がいるんじゃないかと。法廷に立っている今も凌斗が帰ってくるのではないかと、どこかで思っているのです。
 凌斗の夢をみて目が覚めることがあります。夢なのか現実なのか分からなくなります。目が覚めてからの現実につぶされそうになります。
 事件のことを何も聞きたくない、知りたくない。これが本音です。被告人の言い訳だけを聞かされることは苦しみでしかありません。私が事件の内容を聞いたからといって、結果が変わるわけではありません。
 私が裁判に出ているのは、私が母親として今できることは裁判に出ることしかない、という思いからです。ただ凌斗の母親でいたいんです。
 初公判の日に被告が土下座をして謝ったことを後で知りました。私はその場にいなかったのです。そのことを聞いて、被告はただただ自己愛が強い人間で、自分が満足するためだけのパフォーマンスをしたとしか思えず、全く心に届くものではありませんでした。
 被告の言い訳は被害者への配慮が全くなく、自分のことしか考えていません。勝手な話を聞く度に、嘘をついているという思いが強くなりました。
 苦しみに終わりはありません。
 時間など解決してくれません。
 私の心の穴は、凌斗という穴なのです。凌斗以外に埋めることなどできないのです。
 「返してほしい」それ以外、何もありません。
 本当に、ただ、返してほしい。それ以外、考えられません。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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【高槻殺害・死体遺棄】寝屋川市立中1.平田奈津美さん「星野(凌斗)君と京都に行く」と、LINEで連絡
【高槻少女殺害・死体遺棄】遺体は寝屋川市立中1.平田奈津美さん(13)/行方不明男子の自転車、駅で発見 2015-08-18 
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◇ 【漂流の果て-大阪寝屋川・中1殺害事件】産経WEST2015.9.21 山田浩二容疑者 平田奈津美さん 星野凌斗君  
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佐藤愛子著『九十歳。何がめでたい』・・・大阪寝屋川・中1殺害事件  
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寝屋川中1男女殺害 第7回公判 2018.11.19 山田浩二被告「逮捕当時の同乗者供述は嘘」 「過去に11人の少年らに猥褻行為」検察側
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