北朝鮮、飛翔体を発射=弾道弾か、日韓連携試す狙いも
2019年08月24日09時47分
【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は24日朝、東部の咸鏡南道・宣徳付近から飛翔(ひしょう)体を2回発射した。
北朝鮮ミサイル情報、質の低下必至=日本政府に危機感も-軍事協定破棄
一方、日本政府は24日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとみられると発表。日本の領域には飛来せず、排他的経済水域(EEZ)内にも落下しなかったとみられる。
韓国軍は「追加発射に備え、関連動向を追跡、監視している」と強調した。米政府高官も「北朝鮮がミサイルを発射したという報道を把握しており、状況を注視し続けている。同盟国の日本、韓国と緊密に協議している」と述べた。北朝鮮は最近、新型短距離弾道ミサイルを含む飛翔体を相次いで発射し、7月25日以降で7度目となる。
韓国政府は23日、日韓当局間で防衛機密のやりとりを可能にする軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を日本側に通告。北朝鮮の飛翔体発射は、日米韓の情報共有に関する反応をうかがい、連携を試す狙いがあるとみられる。
◎上記事は[時事ドットコムニュース]からの転載・引用です
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*GSOMIA(軍事情報包括保護協定) 韓国側から協定破棄の通告 2019/08/23