台湾・蔡英文総統 来年(2017)1月、ニューヨークで米次期首席補佐官と面会か フルナー氏との会談も予定

2016-12-05 | 国際/中国/アジア

産経ニュース 2016.12.5 21:16更新
台湾・蔡総統 米次期首席補佐官と面会か 
 【台北=田中靖人】台湾の蔡英文総統が来年1月、米ニューヨークで、トランプ次期大統領の首席補佐官に内定しているプリーバス共和党全国委員長との会談を計画していることが5日、分かった。自由時報などが報じた。中米諸国訪問の途中でニューヨークを訪れる。ただ、台湾には、2日のトランプ氏との電話協議が米台関係の大幅な改善につながると判断するのは早計だとの見方が強い。
 報道によると、蔡氏は1月8~15日の予定で、米国経由で外交関係のあるニカラグアなど3カ国を訪問する。このため、会談が実現しても20日の政権発足前になる。プリーバス氏は昨年10月に訪台し、総統候補だった蔡氏と面会している。
 蔡氏はプリーバス氏のほか、保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の創設者、フルナー氏との会談も予定。同氏は、2日のトランプ氏との電話協議を仲介したとされる。同財団フェローで政権移行チームのイエーツ氏も6日に訪台し、蔡氏と面会するという。
 電話協議は蔡政権が野党、中国国民党から大統領選で「誤った側(クリントン候補)に賭けた」と批判されたことを受け、巻き返した結果とみられている。米議会の議連の働きで、米下院を2日に通過した2017会計年度の国防権限法案に、米台両軍高官の交流を求める条項が加わるなど、共和党を中心に米台関係強化の動きがあることも後押しした可能性がある。
 ただ、台湾側には「米国の対中政策のカードに使われる」(元高官)との声や、「電話一本で米中の大局は変わらない」(与党系研究者)などと慎重な見方が出ている。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
――――――――――――――――――――――――
トランプ・蔡英文電話会談(2016/12/2)は周到に準備されていた?「経済、政治、安全保障での緊密な関係が台湾と米国の間にある」と確認
.......


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。