「僕はパパを殺すことに決めた」NHKと著者が和解

2010-03-15 | 社会

NHKが少年本著者に謝罪し和解 奈良・医師宅放火事件
 asahi.com2010年3月15日20時6分
 奈良県で2006年に起きた医師宅放火殺人事件をめぐる報道で名誉を傷つけられたとしてジャーナリスト草薙厚子さんがNHKに慰謝料1千万円を求めた訴訟は15日、東京地裁(沢野芳夫裁判長)で和解が成立した。
 和解条項は、NHKが検察の任意の聴取に対する草薙さんの供述内容を報道する前に本人に取材をしなかったことを認める▽NHKが草薙さんに謝罪の意を表し、100万円を支払う、とする内容。
 この事件では中等少年院に送致された医師の長男の供述調書が大量に引用された本「僕はパパを殺すことに決めた」が07年に出版され、長男の鑑定をした精神科医は秘密漏示罪で起訴された。一連の捜査で著者の草薙さんは奈良地検から事情聴取を受け、NHKは同年9月のニュースで「草薙さんが検察側に『医師に頼んで調書の写しを見せてもらった』と供述した」と報じた。草薙さんは08年に「取材源は秘匿してきた。誤報だ」として提訴していた。
 和解後、草薙さん側は「NHKが誤報と認めたものと理解している」と説明。NHKは「誤報ではないという主張には変わりはないが、争いを決着させるのが適切だと判断した」との談話を出した。

供述調書漏洩「僕はパパを殺すことに決めた」=売らんかなの底意が透けて見える
<少年調書引用>奈良・放火殺人で講談社と著者に謝罪を勧告(毎日新聞 - 07月12日)


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。