和歌山毒物カレー事件 弁護団が再審請求審で「鑑定の紙コップは別物」

2011-07-26 | 死刑/重刑/生命犯

カレー事件弁護団「鑑定の紙コップは別物」
産経ニュース2011.7.25 23:55
 平成10年に4人が死亡した和歌山の毒物カレー事件で、殺人などの罪で死刑が確定した林真須美死刑囚(50)の弁護団が再審請求審で、鑑定によりヒ素が検出された紙コップは事件現場で発見されたものとは別だと主張していることが25日、分かった。事件発生から13年となるのにあわせ、この日、大阪市内で開かれた支援者集会で明らかにした。
 確定判決は、事件現場で発見された青色紙コップからヒ素を検出した鑑定結果などに基づき、林死刑囚がこの紙コップを使って自宅にあったヒ素をカレー鍋に混入したと認定している。 しかし、事件現場で発見され、その後保管されていた紙コップを今年3月、弁護団が和歌山地検で実際に見たところ、薄黄色をしており、鑑定に用いられた紙コップとは明らかに別の物だったという。
 また、林死刑囚宅の台所で発見され、ヒ素が付着していたプラスチック容器についても、底には土砂や植物が付着しているなど屋外で使用されていたと考えられるという。弁護人は「容器はどこか別の場所から捜査機関によって持ち込まれた可能性がある」と指摘している。
 弁護団はこれらの主張を補充書にまとめ、今年5月31日付で和歌山地裁へ提出。林被告は21年5月に死刑が確定したが、無実を訴え、同年7月に再審請求している。
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林眞須美さんを支援する会
和歌山毒物カレー事件 10年(中日新聞 2008/07/26)


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