母親の生活保護受給「返還する」 河本準一氏 / 「この一連の経緯こそ、モラルハザード」片山さつき氏

2012-05-25 | 政治

母親の生活保護受給「返還する」 河本さんが謝罪
日本経済新聞2012/5/25 14:49
 人気お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さん(37)が25日、東京都新宿区の吉本興業東京本部で記者会見し、河本さんの母親が生活保護を受給していたことを明らかにした。受給は約15年前からで、今年4月まで続いたという。
 河本さんは「むちゃくちゃ甘い考えだった」と謝罪。「テレビに出るようになって収入が多くあるにもかかわらず、母親が受給していた。税金を負担している皆さんに申し訳ない」と話し、自分の収入が増え始めた5、6年前からの受給分を返還する考えを示した。
 会見に同席した同社の法務担当の弁護士は「不正受給ではなく道義的な問題」としている。
 河本さんは、岡山県内の福祉事務所側からの要請で5、6年前から母親への援助を始め、今年に入って増額したという。その上で「たびたび福祉の方と相談して決めた。問題があるとは想像もできなかった」と述べた。
 受給開始時期は、河本さんが芸人になって2、3年後。母親自身が病気になり働けなくなったことが理由。河本さんも年収が100万円に満たなかったので「正しい受給だった」と話した。
 一方、今年まで受給を続けた点については「芸人は来年も仕事がある保証がなく、自分も病気になり、負担を感じていた」と声を詰まらせた。
 一部の週刊誌が今年4月「年収5千万円の人気芸人の母親が生活保護を受給している」と報道。その後、国会議員のブログなどで河本さんの名前が明らかになり騒動になっていた。一連の報道を受け、母親が受給の打ち切りを申し出た。〔共同〕
===================================
「河本は印税を母親に渡すべきだったのでは」と片山さつき氏
NEWSポストセブン2012.05.25 16:00
 女性セブンが報じた『年収5000万円超人気芸人「母に生活保護」仰天の言い分』(4月26日号)の記事を元に、片山さつき氏(53才)、世耕弘成氏(49才)の両参議院議員が、河本の母親が10年間にわたって生活保護の支給を受けているという「グレーゾーン」受給について問題提起。国会で追及する姿勢を明確にした。18日、両議員と河本の所属事務所の面会が行われ、河本サイドからは顧問弁護士ら3人が出席した。片山氏が語る。
「河本さんの事務所から“事情を説明したい”ということでお会いしました。実際に2000年か2001年ごろから生活保護をもらっていましたが、『女性セブン』の報道が出て驚き、4月下旬に(生活保護)受給をすでに辞退したとのご説明でした」
 しかし、片山氏はこの一連の経緯こそ、モラルハザードを示しているという。
「そもそも生活保護は、生きるか死ぬかで苦しんでいる人が、やむなく利用する制度です。もらう、もらわないを当人の都合で選ぶものではないんです。“やめます”といって簡単にやめられるくらい余裕のある生活状況で受給されること自体、間違っているのです」(片山氏)
 会談は約1時間半続いた。問題を追及する片山氏と世耕氏に、吉本側の弁護士は、「手続き上は何ら問題はない」とした上で、「不正受給と非難されるような違法行為は存在しない」と強調したという。
 しかし、河本はこの1年で350本を超えるテレビ番組に出演。あるバラエティー番組ではスイスの超高級時計HUBLOT(ウブロ)を自費で購入してみせている。片山氏もこう指摘する。
「(よしもと側は)プライバシー侵害を振りかざしていますが、著書やテレビ番組で、母親のプライバシーを積極的に明かしていたのは、河本さん自身です。著書の印税を半分でも母親に戻していたら、違った結果になっていたのではないでしょうか」
 話し合いの最後に、両議員が「不適切な受給に関しては全額返納をすべき」と求め、「河本氏本人が会見なりで事情説明することが必要」とも伝えた。これらの提案に対し、河本サイドはただ「持ち帰ります」というのみだったという。
※女性セブン2012年6月7日号
==============================================
片山さつき氏「次長課長 河本準一氏の母親 生活保護受給疑惑 罰するのが目的ではないがグレー許さん」 2012-05-18 | 政治(経済/社会保障/TPP) 
  非常に問題なのは、河本さんほどの立場の人が、生活保護をめぐるグレーゾーンについてきわめて鈍感であること . . . 本文を読む
--------------------------------------
片山さつき氏「次長課長 河本準一氏の母親 生活保護不正受給疑惑について厚労省担当課長に調査を依頼」 2012-05-17 | 政治(経済/社会保障/TPP) 
  生活保護は、困窮している方にはしっかり届き、養ってくれるべき親族がいる場合には支給しない . . . 本文を読む 
==============================================
小宮山洋子厚労相こそよっぽどのワル バッシングに便乗 河本問題で騒げば騒ぐほど、権力の思うツボ 2012-05-28 | 政治(経済/社会保障/TPP) 
◆バッシングに便乗 小宮山厚労相こそよっぽどのワル
日刊ゲンダイ2012年5月26日 掲載
生活保護削除を検討、扇動報道は思うツボ
<謝罪会見 河本は極悪人なのか>
 鬼のクビを取ったような大騒ぎだ。お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(37)が25日、母親の生活保護受給問題で謝罪会見を開いた。会場は100人を超える報道陣でゴッタ返し、わざわざ会見を生中継する民放テレビ局もあったほど。NHKまでトップニュースで伝えていた。まるで大疑獄の当事者のような扱いなのだが、河本はそこまでワルなのか。
 河本は母親の生活保護受給について「今まで福祉の方と相談して決めてきた」と語った。道義的な問題はあるにせよ、違法行為はゼロ。いくら河本が人気芸人とはいえ、メディアは明らかに騒ぎすぎだ。それでも「年収5000万円の人気芸人の母親の生活保護受給はオカシイ」と言うなら、福祉事務所の対応を責めるべきだろう。
 メディアがあおるから、度が過ぎた河本バッシングは一般人にまで広がっている。
「騒動に火がついて以降、河本がテレビ出演するたび、局には『何で、あんなやつを使うんだ!』『フザケルナ!』と、視聴者から嵐のような抗議電話が殺到します。あれだけ激しい抗議を受けると、どの番組も河本を起用するのに躊躇(ちゅうちょ)しますよ」(民放関係者)
 河本が涙ながらに頭を下げても、ネット世論は許さない。会見で「(生活保護受給は)情けなくて恥ずかしかった。誰にも言いたくなかった」と発言したことに早速カミつき、「生活保護を受けている人をバカにしてるの?」「収入が不安定とか言うなら普通の会社に勤めたらいい」と批判が渦巻いている。現在レギュラー番組5本の売れっ子の河本だが、この調子だと、仕事を失って自分自身が生活保護を受けなければ、食べていけない生活に追い込まれかねない。
 許しがたいのは、小宮山洋子厚労相だ。25日の国会で「生活保護費の支給水準引き下げ」や「親族が扶養できると判明した場合の積極的な返還要求」の検討を表明。河本バッシングに便乗したのは明らかだ。
「現在、生活保護費の支給総額は3.7兆円。過去最高額を更新し続け、財政規律を叫ぶ政府にすれば、支給カットは悲願です。河本バッシングは渡りに船で、世論の生活保護への批判が高いうちに、なし崩し的に削減しようとしているとしか思えません。しかし、生活保護は憲法で認められた権利。貧困層を減らすような景気回復策こそ、本来の政治の務めです。定見もなくムードに流されやすい国民性も問題ですが、メディアはやりすぎ。河本問題で騒げば騒ぐほど、権力の思うツボです。大局に立った冷静な報道を心がけるべきですよ」(政治評論家・山口朝雄氏)
 本当のワルは河本バッシングの裏で、ほくそ笑んでいるやつらなのだ。
==============================================
「刺殺された石井紘基氏の票で勝った」小宮山洋子厚労大臣/三原じゅん子議員に愛想を尽かされた 2012-02-11 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
 三原じゅん子議員に愛想を尽かされた小宮山大臣 無能と裏切り
 日刊ゲンダイ2012年2月10日
<もはや官の毒が完全に回った…>
 ダメ大臣は田中直紀防衛相だけではなかった。大間違い答弁で“お里”が知れたのが、小宮山洋子厚労大臣だ。
 7日の参院予算委員会。自民党の三原じゅん子議員が子宮頚がんの予防ワクチン接種の費用負担について質問した。というのも、これに先立ち、厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会が、子宮頚がんを「2類の疾病」に分類したからだ。
 これに基づき予防接種法が改正されると、これまで基本的に全額公費負担だったワクチン接種がどうなってしまうのか。それをTV中継のある予算委でただしたのだ。
 小宮山大臣は、「2類に分類しても今と変わらない保障がちゃんとつく」と答えていたが、これが大間違い。実際は、2類に分類されれば、ほとんどの人が自己負担になる。
 三原議員がこう言う。
「大臣は予算委員会のとき、答弁書もご覧にならず簡単に答弁なさった。ちょっと大丈夫かな、バカにされているのかと思い、同じことを2回聞きました。でも同じ答えが返ってきた。国会では国民受けすることを言っておきながら、後で厚労局長ら4~5人が来て、間違いだったことを認めました。『レクチャーが悪かった』『大臣は多分勘違いされた』と言い訳し、かばっていましたが、私の事務所で訂正されてもしようがない。国民が見ているオープンな国会の場でいいかげんな答弁をするのは大問題です。質問は前日に通告しているのに、勘違いとか言うのはおかしい。国会軽視としか言えません」
 子宮頚がんの予防接種には5万円以上かかる。三原議員らの働きかけでこの3年間は基本的に無料でワクチンを受けられるようになった。「子宮頚がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金事業」として予算がついたからだ。2類に分類され自己負担になれば、ワクチンを打てる人が少なくなる。
「小宮山氏は、大臣になられる前に私と同じ子宮頚がん予防ワクチンの無料化を推進していた。『私は仲間でしょ、安心してください』というようなことをおっしゃっていたんです。だから私は信じていたのに、裏切られた。あれだけ一生懸命一緒に活動していたのに、大臣になったらこうも変わってしまうのか。政治主導と言いますが、本当に政治主導があるなら大臣のお力で予防接種法を変えてもらいたい。女性の命を軽視しているとしか思えない。なんのための女性大臣なのか、悲しいですよ」
 小宮山にも「官」の毒が回った証しである。
. . . . . . . . .  
〈来栖の独白 2012/2/11 〉
 都知事の石原慎太郎氏ではないが、菅政権以降、「見たくもない顔(閣僚)ばっか」。筆頭が小宮山大臣だ。涼しい顔して、この人のやることは、あざとい。名前を耳にし、顔を見るたびに反射的に私は石井紘基議員を思う。
 小宮山氏は石井紘基議員の補欠選挙で参院から鞍替えし、「石井議員の意志を引き継ぐ」と言い、石井紘基氏の票で勝った。紘基氏の娘の石井ターニャさんは小宮山氏の選挙応援をさせられた。
 小宮山氏は、小沢一郎潰しの急先鋒でもあった。小沢氏、鳩山氏排除でポイントを稼いだ彼女は、厚労大臣に上り詰めた。
 あのおこない澄ました笑顔を見るたび、胸がざわつく。
........................
石井紘基議員刺殺の真相 1/2 http://www.youtube.com/watch?v=XZvKh4J9vig&NR=1
石井紘基議員刺殺の真相 2/2 http://www.youtube.com/watch?v=Dz5FIXVXRvk&feature=related
5-5 『日本病』の正体 石井紘基の見た風景 http://www.youtube.com/watch?v=SN8cpirvuOE&feature=related
----------------------------------------------- 
村上龍と小沢一郎 http://www.youtube.com/watch?v=gb4-b0w1TDU&feature=related 
=============================


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-05-25 15:59:10
(週刊新潮より)
母親・姉・叔母A・叔母Bが需給
一人17万を4人で月々68万
2000年から先月まで12年間需給で、総額9792万円なり
生活保護不正受給の為に
隣同士全部別々の家に住み
全員が生活保護不正受給十数年継続。

返信する
Unknown (kenneth)
2012-05-26 15:00:09
河本氏には、まだまだ我々には窺い知れない隠れた事情があったのではないか?とまで考えるのは甘すぎるのでしょうか。

どうせ、マスコミは叩き易い者しか叩きませんし。

まあ、何にしろ私自身は片山さつきなど更に大嫌いになりましたが…
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。