朝青龍、おめでとう♪「力を出し切ったよ。もうないよ」--死力を尽くして取り戻した賜杯

2009-09-28 | 相撲・野球・・・など

朝青龍、決定戦制しV24 大相撲秋場所千秋楽
2009年9月27日 19時39分
 大相撲秋場所千秋楽で横綱同士の優勝決定戦を制し、24度目の優勝を果たし鳩山首相から内閣総理大臣杯を受け取る朝青龍=27日、両国国技館
 大相撲秋場所千秋楽は27日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、西横綱朝青龍=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル・ウランバートル出身、高砂部屋=が14勝1敗で並んだ東横綱白鵬との優勝決定戦を豪快なすくい投げで制し、4場所ぶり24度目の優勝を果たした。この日は29歳の誕生日。優勝24回は北の湖に並んで史上3位となった。白鵬は2場所連続12度目の賜杯を逃した。
 全勝だった朝青龍は本割で、ただ一人の1敗だった白鵬に敗れて並ばれたが、今年の初場所同様、決定戦をものにした。取組後は観戦した鳩山由紀夫首相から内閣総理大臣杯を手渡された。
 朝青龍は春場所の後に、左ひじの故障などで精彩を欠いた。大関時代の2002年九州場所で初優勝して以降初めて、皆勤しての3場所連続で賜杯を逃していた。今場所前は右ひざのけがも加わり不安視されたが、見事に復活優勝を遂げた。
 大関陣は琴欧洲が日馬富士を上手投げで退け、ともに9勝6敗。魁皇は琴光喜を上手投げで仕留めて勝ち越した。琴光喜は9勝6敗だった。
 三賞は把瑠都が敢闘賞、鶴竜が技能賞をそれぞれ4度目の受賞。殊勲賞は該当者がいなかった。十両は玉鷲が11勝4敗で優勝した。
 横綱朝青龍の話 力を出し切った。場所前はどうかなと思ったけど、一番一番集中して前半戦で持ち直した。(最近は)けがだらけで、いくら気持ちが前にいっても体はついてこなかった。本当にギリギリまできていた。最高の誕生日になった。(共同)
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【大相撲】高砂親方が理事長に謝罪 朝青龍のガッツポーズ
産経ニュース2009.9.27 19:16
 優勝した朝青龍が土俵上でガッツポーズをしたことについて、師匠の高砂親方(元大関朝潮)は打ち出し後に武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に謝罪した。高砂親方は「すでに本人には話している。また部屋に帰ってきちんと話をします。理事長には『申し訳ありませんでした』といった」と説明した。また朝青龍は東京都内のホテルでの打ち上げパーティー後、「やってしまってすみません。うれしくてやっちゃいました」と弁解した。
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【大相撲】金字塔の朝青龍…また派手なガッツポーズ 品格は改善なし
産経ニュース2009.9.27 19:05
 立ち合いで左上手を取った朝青龍が、そこから休まない。白鵬との優勝決定戦。上手投げで崩して寄り立てると、なおも攻めて最後は右からのすくい投げで裏返し。「力を出し切ったよ。もうないよ」。死力を尽くして取り戻した賜杯だった。
 初場所の再現だった。初場所同様に本割で白鵬に一方的に敗れても、優勝決定戦までのわずかな時間で軌道修正。「本割の立ち合いは見ているだけだった。次も立ち合いが勝負。低く当たっていったよ」と持ち前の集中力を発揮した。
 29歳の誕生日を祝う優勝は格別で、「最高の誕生日じゃないですか」。左ひじが完治しない中、場所前には右ひざも負傷した。「けがだらけで、本当にぎりぎりまできていた」。優勝から遠のき、近い関係者には弱音をこぼすこともあった。
 結果は残した。しかし白鵬を下した直後に右手で小さくガッツポーズ。土俵を下りる直前にも両手を挙げて派手なガッツポーズを繰り出した。初場所でのガッツポーズを反省した殊勝な気持ち、敗者に対する配慮は、みじんもなかった。 
 協会幹部や横綱審議委員が指摘するように、けいこ不足からくる衰えは明らか。品格面でも改善の兆しはみられない。北の湖に並んで史上3位タイとなる優勝24回は文句なしの金字塔だが、相応の敬意を得られないのが惜しまれてならない。(奥山次郎)
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〈来栖の独白〉
 ドルジ、おめでとう。よかった♪ 本割は白鵬の早い攻めで、あっけなく負けた。優勝決定戦、負けるのでは、と画面を視るのが怖いくらいだったけれど、しっかり見た。年齢・体力を考慮してだろう、下から攻める。白鵬の体はどうやっても下へ潜ぐれず、終始浮いていた。よかった、よかった。
 それにしても、何と、つまらない不自然な文化だろう。「ガッツポーズ」を謝らねばならないなんて。喜びの感情を抑え込まねばならない、表現してはいけないなんて。これが品格ですか。
 野球では、ここ一番というとき三振とれば、ピッチャーはマウンドでガッツして喜びを全身で表す。カメラも、そこでシャッターを切る。ファンも、それを見るのが楽しみだ。
 メジャーへ行ってしまったけれど、もう一度、憲伸のガッツが見たい。彼だって、ファンとマスコミの期待(お目当て)を十分意識し、応えよう(サービス精神)としてパフォーマンスをする(本人がそう述懐していた)。あのガッツは、ほんとうにカッコよかった。
 相撲と他スポーツとでは、品格の基準が異なりますか?
 余談になるけれど、勝負の後、土俵に舞った夥しい座布団。これにクレームは付けませんか。マナーにかなっていますか。力士が持てるありったけを尽くす「神聖」な土俵に、座布団を投げ込む行為は、どうですか。 


4 コメント

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寧ろ・・・ (三毛ブチ)
2009-09-28 14:45:41
おかしいのは「横審」じゃねぇかなと思っている一相撲ファンです^^
なんか、「漫画家」さんと「女性作家」さんがメンバー入りしてから横審が異常をきたしているような気が(特に朝青龍個人に対して)・・・
朝青龍関、「ああ播磨灘」(ふ、古いっすね)の主人公に似てて好きなんですよ・・・

いつだっだか、甲子園でも「ガッツポーズ」云々の議論があった記憶があります。感情を表してぶつかりあえばこその国技だと俺は思うんですけど・・・

しかし、日本人力士も頑張って欲しいもんです。
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Re:寧ろ・・・ (ゆうこ)
2009-09-28 16:03:06
三毛ブチ様。コメント、感謝です。
 座布団のこと、云い忘れてたので、追記しました。
>横審が異常
 品格やマナーについても、正しい認識がされてないんですね。
>「漫画家」さんと「女性作家」さん
 「女性作家」さんは、極めて個人的な恣意を委員として発言している。ドルジを口汚く攻撃する。聞いている方が恥ずかしくなるくらい。公私の区別もつかない大馬鹿者です(爆笑)。
>日本人力士も頑張って欲しいもんです。
 それです(泣)。
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ほんとに (紙相撲)
2009-09-28 23:07:11
素晴らしい戦いでしたね!
自分も朝青龍大好きです^^
相手が同じ横綱の白鳳だからこそ、
難敵を倒せたからこそ、おもわず出たガッツポーズなんだとおもいます。決して横審の方々へのあてつけなんかでわないですしw
でも、あの笑顔、ほんとに素敵ですね。
ほんとに嬉しいんだろうなってこっちまで
胸があたたかくなるんです。
怒るのも筋なんでしょうから、しかたないですが、あたたかく、みまもってあげてほしいです^^
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Re:ほんとに (ゆうこ)
2009-09-29 16:43:33
紙相撲様。コメント、ありがとう。
 すべて紙相撲さんと同じ思いです。「人が地位をつくり、地位が人をつくる」とか云うらしいですが、勝ったときの朝青龍は無邪気そのもの、嬉しさいっぱいの顔ですが、普段には横綱というトップに立つ人の重みを感じさせます。29歳とは思えないです。これ(顔)は、誰にも云えることですね。人生を表しますね。
 朝青龍には、これから一つでも多く優勝回数を伸ばしてほしいです。
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