閉じ込めで２歳男児死亡 父親を監禁致死の罪で起訴
NHK NEWS WEB 5月2日 18時27分
奈良県生駒市の自宅で２歳の長男をプラスチック製の衣装ケースに閉じ込めて死亡させたとして、３９歳の父親が殺人の疑いで逮捕された事件で、奈良地方検察庁は、「殺意を立証する証拠を集められなかった」として、殺人罪の適用を見送り、監禁致死の罪で起訴しました。
起訴されたのは、奈良県生駒市辻町の会社員、井上祐介被告（３９）です。
起訴状などによりますと、井上被告は先月１０日、自宅で２歳の幸也くんをプラスチック製の衣装ケースにうつ伏せの状態で閉じ込め、中から開けられないようにして死亡させたとして、監禁致死の罪に問われています。 また、幸也くんと一緒に３歳の長女も閉じ込めたとして、監禁の罪でも起訴されました。
警察によりますと、井上被告は「しつけのため、これまでに何度も閉じ込めた」と供述する一方、「殺すつもりはなかった」と供述し、殺意を否定していました。
奈良地方検察庁は、殺人罪の適用について検討を進めていましたが、「殺意を立証する証拠を集められなかった」として、適用を見送りました。
検察は井上被告が起訴された内容を認めているかどうか、明らかにしていません。
◎上記事は［NHK NEWS WEB］からの転載・引用です
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