小沢一郎氏 新党「50人で船出できる」

2012-07-08 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

小沢元代表、新党「50人で船出できる」
日本経済新聞2012/7/8 12:03
 民主党に離党届を出した小沢一郎元代表は8日午前のNHK番組で、11日に立ち上げる新党の規模について「50人で船出できる」と述べた。今後の国会対応では、野田政権への内閣不信任決議案について「今は民主、自民、公明3党が組んでいる。現実問題として我々だけで可決できない」との認識を示した。
 民主党への離党届提出者はこれまで衆参両院で計51人にのぼるが、少なくとも2人は無所属で活動する方針だ。元代表は合流が期待される新党きづなについて「統一会派は近いうちに実現する。党として一緒になるかはまだ先の話だ」と語った。
 元代表は「本来の民主党の初心に立ち返りたい」と述べ、新党では民主党の2009年マニフェスト(政権公約)を基本政策に据える考え。原子力政策に関しては「原子力の継続は現実的に難しい。新しいエネルギーに変えていくべきだ」とし、脱原発依存を目指す考えを明言した。
 自民党との連携の可能性を問われると「自民党政治ではダメだと言って国民の支持を得た。逆戻りはあり得ない」と明確に否定。ただ「志が同じであれば、自民党や民主党を離れての協力は否定する必要はない」とも指摘した。
 野田政権に対しては「増税を実行するため自民党と談合し、社会保障の考え方を棚上げしている。国民の納得は得られない」と厳しく批判。今後の政策面の協力について「賛同しようにも見あたらないのが現実だ」と切り捨て、全面対決の姿勢をあらわにした。
 衆院選挙制度に関しては、現行の小選挙区比例代表並立制を「維持すべきだ」との考えを表明。小選挙区の「1票の格差是正」については「賛成だ」との認識を示した。
 欧州の債務危機にも触れ「ユーロの不安定さが行き着くところまで行けば世界不況につながる」と懸念を表明。「これを克服できる国内需要中心の日本の経済体制、経済体質をつくっておかないと(いけない)」と述べた。


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