2017.9.30 05:03更新
【産経抄】希望の党へ雪崩を打ったドタバタ劇は「小池演芸場」がお似合い どんなオチが待っているのか? 9月30日
「むちゃくちゃでごじゃりまするがな」。テレビ黎明(れいめい)期に一世を風靡(ふうび)した漫才師、花菱アチャコさんのセリフが頭に浮かんだ。衆院解散と同時に民進党も事実上解散し、小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」へと雪崩を打ったドタバタ劇は、テンポのよい掛け合い漫才のようでもある。
▼「小池劇場」というより「小池演芸場」がお似合いか。民進党側は「皆さんと一緒に進む。誰かを排除するということではない」(前原誠司代表)と丸ごと合流を望むが、希望の党側はあっさり「三権の長を経験した人には遠慮してもらいたい」(細野豪志元環境相)とはしごを外す。
▼「安保法制に賛成していない人は、アプライ(応募)してこないと思う」。小池氏は28日の記者会見でうそぶいた。安全保障関連法は憲法違反だと断じてきた民進党議員らは今、どんな言い訳を考え中か。民進党が100億円超ため込んだ政党助成金という持参金の効き目はいかに。
▼はたまた、「日本のこころ」を離れ希望の党から出馬する予定の中山成彬元文部科学相は、28日のツイッターにこう書き込んでいた。「安倍(晋三)首相の交代は許されない」。安倍政権を倒したいのか、そうじゃないのかも分からない。
▼16日付小欄は、民進党をネズミが見捨てる沈みゆく船にたとえた。すると実際に27日放送のTBS番組の生中継で、ネズミが民進党本部から外に逃げ出す場面が映り込み、インターネット上で話題となった。新しいすみかである希望の党へと向かったのか。
▼当人たちは生き残りをかけてなまじ大真面目なだけに、かえって滑稽さが際立つ。笑っている場合じゃないかもしれないが、どんなオチが待っているのかとにかく気になる。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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〈来栖の独白〉
つまりは、政局人間小沢一郎氏の発想ゆえ、政策も信条もなく、数合わせ。選挙対策のつもりなのだろうが、国家国民を守るという、政治家に要請される最低限の意識もない。右でも左でも、何でもよい、ただ数が欲しいだけ。この男に、この国は、幾たびかき回されたことだろう。
嘉田由紀子・前滋賀県知事が「希望の党」から出馬するとか。国政選挙では、小沢氏との一件で懲りたのではないのか。「公人」の胸の裡は、所詮、生涯を市井の片隅に生きた私などには、分からない。
◇ 【未来】分党 宙に浮いた卒原発 嘉田氏は「選挙用」 / 森裕子参院議員は満面の笑み 民主党に“接近” 2012-12-29
◇ 行き着く先は「カネ」 日本未来の党、“野合”1カ月で幕 2012-12-28
◇ 右にも左にも行けない小沢一郎氏/度量小さく、政治家に最も必要な『国家観』というものがまるで無い
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辻元清美が「大発狂」とネットで話題に 記者の質問に無言――突然、意味不明の言葉を発し...
2017年09月29日 18時04分 J-CASTニュース
「報道ステーション」(2017年9月28日放送)のカメラに映った民進党前衆議院議員の辻元清美さん(57)が「大発狂」していたとネットで話題になっている。
衆議院解散後の28日に地下駐車場で早足で歩く辻元さんは記者に囲まれたが、記者の質問は無視した。やっと口を開いたかと思えば意味不明な言葉を発し、車に乗り込みドンと強くドアを閉めた。
*小池が掲げる安保法制などとは全く逆の立場
この日、民進党は事実上の解党となり、議員らは小池百合子都知事(65)率いる「希望の党」に合流すると発表された。これにより、10月22日に投開票される総選挙の民進党公認内定は全て取り消しとなり、「希望の党」に公認を申請することになる。公認が得られるかどうかの交渉は前原誠司代表(55)に一任する。小池都知事は、申請について、
「私たちの政策が合わないと感じている議員はアプライ(申請)して来られないのではないか」
と語った。辻元さんは、小池さんが掲げてきた安保法制などについて全くの逆の立場にいる。
28日放送の「報道ステーション」は、衆院解散後の民進党議員を追った。今後について質問される民進党議員の表情は様々だったが、それぞれ記者の質問には真摯に答える姿があった。ところが辻元さんは地下駐車場で記者団から質問を受けたのだが、それを無視して口を一文字に結び早足で歩き続けた。そしていきなり立ち止まって、
「私は執行部ですので発言はしていません」
と、何の質問に答えたか分からない意味不明の言葉をキレ気味に話した。カメラは車道に移り、車に乗り込む場面が映ると辻元さんはドアをドンと強く閉めた。
「みずほに頭下げて社民党いれてもらえよ」
このとき記者団からは、
「方針に従うと言う事ですか?」
「方針には賛成ですか、反対ですか?」
「今後どうされますか?」
「希望の党の公認は得られそうですか?」
と矢継ぎ早に質問されたが何も答えなかった。
こういう辻元さんをテレビで見た人たちは、
「要はあんたは要らんって、ひめに言われたんだろ。草」
「辻元が希望に入ったりしたら笑うよね。赤松も入るのかな?」
「この人は絶対に無所属でしょう!」
「辻本→共産党へ行けばいいやんか」
「みずほに頭下げて社民党いれてもらえよ(笑)」
などといったことがツイッターや掲示板に書き込まれた。
◎上記事は[@niftyニュース]からの転載・引用です
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早速でた!中山成彬氏「安倍首相交代許されぬ」「希望の党」から出馬意向なのに…
zakzak 2017.9.29
新党「希望の党」で早速、意見の違いが鮮明化した。同党から衆院選に出馬意向の中山成彬元文部科学相がツイッターで、「安倍(晋三)首相の交代は許されない」と投稿したのだ。政権交代を目指すはずの同党だが、「小池百合子首相」ではなく、現政権存続を求める異例の訴えだ。
希望の党へ合流する民進党のメンバーにも中山氏の刃は向いた。民進党の前原誠司代表に対し、「私達の小池新党合流から始まった今回の騒ぎに前原代表は右往左往。言うだけ番長の面目躍如」と揶揄(やゆ)。さらに、民進党の辻元清美氏を名指しし、「辻元氏等と一緒なんて冗談じゃない」とも書き込んだ。
◎上記事は[zakzak]からの転載・引用です
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2017.9.30 18:31更新
【衆院解散】民進・辻元清美氏、希望の党に公認申請せず 「リベラルの力を信じる」と無所属出馬の意向
民進党の前原誠司代表(下)の後ろを通って会場に入る辻元清美議員=30日午後、東京・永田町の民進党本部(古厩正樹撮影)
民進党の辻元清美幹事長代行は30日、10月の衆院選をめぐり、小池百合子東京都知事率いる新党「希望の党」には公認申請せず、無所属で出馬する意向を示した。東京都内で記者団に「リベラルの力と重要性を信じている。だから私は(希望の党に)行かない」と述べた。
辻元氏は「小池氏は寛容な保守の立場、私は現実的なリベラルの立場で、安倍晋三政権を右と左から挟み撃ちにし、倒せばよいのではないか」とも強調した。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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嘉田前滋賀県知事が衆院選出馬へ 希望からか
西日本新聞 2017年09月29日13時08分 (更新 09月29日 13時13分)
前滋賀県知事の嘉田由紀子氏(67)が次期衆院選に滋賀1区から出馬する意向を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。政界引退を表明している民進党の川端達夫前衆院副議長の後継となる形で、希望の党からの立候補を模索するとみられる。
嘉田氏は2006年に滋賀県知事に初当選し、2期8年務めた。2期目途中には小沢一郎自由党共同代表らと原発依存からの脱却を掲げて「日本未来の党」を結成し、党代表として12年の衆院選に挑んだ。
知事退任後の14年10月からは大津市のびわこ成蹊スポーツ大学長を務めているが、出馬のために退職する予定。
◎上記事は[西日本新聞]からの転載・引用です
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産経ニュース 2017.9.30 08:50更新
【WEB編集委員のつぶやき】希望の党に“選別”された候補者の顔ぶれが楽しみだ 「変節」野党や議員をしっかり胸に刻みたい
いまの政治状況を見ていて、釈迦の垂らした糸に大勢が群がる芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出した。物語の結末のようにならないといいが。
それにしても、前原誠司民進党代表(55)は大きな仕事をした。代表に就いたのが9月1日、10月を待たずに事実上「解党」してみせた。何度も書いたが、民進党は左から右までが混在する「寄り合い所帯」。それが国民に信頼されぬ要因で、解党しか道はなかった。
衆院は28日、解散した。事実上、「10月10日公示、22日投開票」の選挙戦に突入している。
野党第一党たる民進党は同日の両院議員総会で、前原代表が提案した新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事、65)への合流を、あっさり満場一致で決めた。
しかし、「合流」に際し、小池氏は民進党前議員から個別に申請を受け、安保法容認を公認条件にすると“踏み絵”を課した。
当たり前である。
「安保関連法反対」を声高に叫んできた民進党、そして所属議員諸氏。当選するために「覚えてない」とは言わせない。選別された諸氏の顔触れが実に楽しみだ。
小池氏と前原氏は29日午前に会談し、候補者調整と政権公約作りを急ぐことで一致した。民進は、すでに公認申請する前職らのリストを提出しているが、小池氏は、記者団に「全員を受け入れる考えはさらさらない」と言い切った。
民進党の合流に関し、細野豪志元環境相(46)は「三権の長を経験した方々はご遠慮いただく」と述べた。これに対し、野田佳彦前首相(60)は29日、「小池さんと前原さんが決めることだ。先に離党していった人の股をくぐる気は全くない」と意地を見せたが、対照的に菅直人元首相(70)は記者団の質問には終始無言を貫き、今後の方針を明言しなかったそうだ。諦めが悪いのがこの人らしい。
希望から衆院選に出馬する意向の中山成彬元文部科学相(74)は自身のツイッターに民進党合流について「私達の小池新党合流から始まった今回の騒ぎに前原代表は右往左往。言うだけ番長の面目躍如」とこきおろした。その上で「辻元(清美)氏(57)等と一緒なんて冗談じゃない」と名指しした。
小池氏は29日にも自らの衆院選出馬について、「出馬しない。何度も言っているじゃないですか」と改めて否定したが、菅義偉官房長官(68)の見立てはこうだ。
「多分、多くの皆さんは小池さんは出てくるんだろうと思ってるんじゃないですか。私は出てくるんじゃないかなと思っている」と会見で話した。
もし、東京五輪まで3年を切った状況で知事を投げ出せば「小池人気」は失墜するだろう。知事にとどまれば、希望の爆発的人気は得られまい。この判断が選挙の結果を大きく左右するだけに、小池氏の決断やいかに。
さらに菅長官は民進党合流については「たった一夜にして政策の協議も全くない中で、いつの間にか一つの政党になってしまっている。まさに選挙目当ての数合わせが進んでいる」と断じた。
河野太郎外相(54)も同日、「特定秘密保護法に反対し、平和安全法制に反対してきた野党の方が公認をもらうために『賛成です』とおっしゃって、また全員反対になるのか。非常に曖昧模糊としている」と批判した。
その上で衆院選について「日米同盟を基礎として戦後自民党、公明党政権が築き上げてきた安全保障体制をしっかりと維持するのか、曖昧な体制にするのか。それが問われている選挙戦だ」と述べ、安保政策が争点になるとの考えを示した。
緊迫し続けたままの「北朝鮮対応」が大義そのものだ。首相は消費税の使途について語ったが、真意を見極める必要がある。
それにしても語るに落ちたとはこの人だ。自由党の小沢一郎代表(75)は28日、同党と希望の合流を進める考えを示した。「政権交代を実現するため、野党は一つになって戦わないといけないというのが持論だ。私どももその方向で最終的に結論を出していきたい」と語ったが、安保関連法で舌鋒鋭く反対していたはずだ。政策よりも政局最優先の「壊し屋」も今は昔だ。
共産党の志位和夫委員長(63)は29日合流の動きについて「大きな政治的変節だ」と記者団に述べたが、われわれ国民は誰が「変節」したのか胸に刻みたい。
安倍晋三首相(63)は街頭演説で、「新党ブームからは決して希望は生まれない」と切り捨てたが、日本国民は「風」やら「ブーム」に乗ってどれだけ失敗し、「失われたとき」を積み重ねてきたか。
頭を冷やし、よく候補や政党の中身を精査して一票を投じたいものである。
(WEB編集チーム 黒沢通)
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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